第4話
本当は1日1話にしようかと思ったんですけど、忘れそうなので全部一気に公開しようと思います笑
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「で、いつ告白するの?」
「……ゑ?」
そこまでは全然考えてなかった…
確かに好きだって自覚したけど、でももう言うの!?
心の準備ができてないよ!
「ここまで来たらもういけよ、南野さんの気持ち、もうわかってんだろ?」
自信はないけど、僕が考えた行動と同じことをしてる光は、多分僕のことを好いてくれてるんだろう
「、、でも僕なんかでいいの?」
「お前がいいから好きになったんじゃねーの?南野さんを昔から支えてきたんだろ?
支えてくれた人に惚れないのは阿呆だけだ」
「そうだけど…」
「あぁもうぐだぐだうるせーな。お前たちは両思いなんだから安心して言ってこいよ。
俺はこんな真面目キャラじゃないんだから、早くおちゃらけさせてくれよ。
流石にもう耐えられない…」
確かにいつもの俊太のキャラじゃないけどそこまで言う?
でもしてもらってる側だしなぁ
俊太の言ってることもまぁ分かるし…頑張るか
「分かった、頑張ってくる。相談乗ってくれてありがとな!」
「やっと固まったか。万が一粉砕した時はしょうがねぇから慰めてやるよ。だから結果は教えてな笑」
じゃあ覚悟が固まった今のうちに言っておくか
「わかったけど、粉砕した時の話はしなくていい!笑笑…じゃあ行ってくるわ!」
「え、今から!?そんなに早いと思わなかったんだけど!?南野さん病院だよね!?」
「?そうだけど?」
「いやお前病室の場所知ってんの?」
あ、確かに、聞いてないや
「いや、知らない」
「ほらやっぱり、今行くなら聞いときな」
「わかった」
―――チャットにて
颯斗:突然で悪いんだけどさ、ちょっと光んとこ行
っていい?
光:急にどうしたの?笑
今日はもう来てもいいけどそんなに時間取れな
いよ?
颯斗:全然大丈夫!すぐ終わるはずだから!
光:じゃあ病室は5階の518号室だから間違えないよ
うに来てね笑
颯斗:流石に迷子にはならないと思いたい…
光:笑笑
頑張って〜笑
―――
「分かったか?」
「うん、分かった。5階の518号室らしい」
「そこは言わなくていい笑 まぁいい、じゃあ行ってこい」
俊太は真面目なことはあまり考えてない人だって勝手ながらに思ってたんだけど、全然そんなこと無かったな
本当に申し訳ないことした
これからも相談しよ
「ほんとに相談乗ってくれてありがとな!これからも宜しくな! じゃあ行ってくる!」
「もう相談なんて受けねぇからな!頑張れよ!」
光を待たせてるんだから早く行かなきゃ!
でも安全第一でね!
今日も自転車で来てるし、病院も自転車で行こう
まぁ急いで15分ぐらいだからそれ位は待ってもらおう。ちょっと申し訳ないけど
―――学校の駐輪場にて
今日はいつもより早く学校に着いたから自転車を手前に置けたのがラッキーだった
じゃ、行くか
「あ!颯斗じゃないの!ちょっと言いたいことがあるの!」
え〜、今結構波に乗れてたんだけど〜
ここで声かける〜?
「ちょっ、
「なによ
「ん?光がどうしたんだ?」
最初に話しかけてきた空気の読めない人は
次の空気が読める素晴らしい人が
2人ともいつも光と一緒にいる人たちで面識があった
どうやら光についての話らしい
それを聞いたら行くに行けない
「あんたさ、流石にもう光を待たせないでよ!光が何年待ってると思ってんの?可哀想じゃん!」
「彩華ちゃんそれは強引すぎるよぉ」
「これくらいがこいつには丁度いいの!早く告白して貰わないとこっちが色々持たないの!……あっ、言っちゃった…」
なんかこの人たち自爆してんですけど…
…というか
「僕今から病院行って告るつもりだったんだけど…」
「「……え」」
「いや、さっき自覚して決意したから自転車に乗って漕ぎ始めようとしてたんだよね…」
「…て、てことは、私今邪魔してたってこと…?」
「ま、まあ、はっきり言っちゃえばね…はは」
「ちょ、ちょっと!早く言ってよ!ほんとに申し訳ないことしたじゃん!」
「私忙しそうだから明日にしよって言ったじゃん…岡野くんごめんね!頑張ってね!」
…なんか逆に申し訳なくなってきた
なんかごめんな…
「じゃ、じゃあ行ってくる」
「マジでどうしよ!ねぇ茜これって恋のスパイスみたいのになったりしない??それか後の酒のつまみとかになったりしない??」
「いや彩華ちゃん何歳?笑 多分どっちにもなるから大丈夫だよ笑、多分…」
「お願いだから多分2回言わないでぇ〜!」
…神咲さん一旦落ち着いたほうがいいんじゃ?笑
まぁ、気を取り直して行きますか!
―――病院にて
多分受付前にきた
ここの病院はわりと大きめだからか、どこに行けばいいのかよく分からない
……どこ??
「あら、颯斗くんじゃない。久しぶりね」
え?
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