第三部までの登場人物 ②/②






★ 西の森



◆ ナズールド


 西の森は『月の集落』の長。わりかし正しいことを選択出来るタイプのエルフ。


 余談ではあるが、エルフの名前は『ザ行』の文字が入っているのが特徴らしい。



◆ ニーゼ


 西の森は『月の集落』のエルフ。


 慣れてない街へのお使いに行ったところ、人身売買グループに跡をつけられ攫われたが、莉奈達の手によって救出される。その時から莉奈大好き。


 剣の腕前に関してはレザリア以上。とっておきとして『姿を溶け込ませる魔法』も扱える。


 無理して大人の振る舞いをするレザリアを放っておけず、何かと彼女にちょっかいを出すという、優しい(?)一面も持つ。


 度々莉奈から「返して、私の初プロポーズ」と思われているが、エルフのしきたり上、先に初プロポーズを奪ったのは莉奈の方である。



◆ マッカライ


『魔女の家』の裏手の山に住んでいるドワーフの一人。


 彼らの手により、『魔女の家』は造られた。その縁もあり、ことあるごとにエリス、セイジは彼らに建造物や武器などの依頼をしていたようだ。


 炭鉱に倒れていたレザリアを助けたことにより、なぜか彼女の恨みを買うことに。莉奈のおかげで誤解は解け、良好な関係へと戻った。



◆ ヴァナルガンド


 戦闘狂狼。フェンリルのこちらの世界での呼び名である。


 その昔、誠司達と戦ったことがあるらしく、それ以来誠司とは「旧友」と呼べる程の仲になっている。


 人の姿になることが出来る。性別問わずなれるが、その女性の姿は莉奈曰く「理想の女性像」。


 現在は月の光を喰らうことが出来る息子「ハティ」を迎えに大陸の方へと出向いている。



◆ 妖精王アルフレード


 イタリアからの『転移者』。元の世界では建築家。


 まだまだ謎多き人物。千年程昔に、この世界に転移してきたらしいが——。


 望んだ姿は『不老不死の自分』。


 能力は『作る』に関係したもの。作中では明言されていないが、とあるものと引き換えに、色々と作り出せる。


 彼が物語の根幹部分に大きく関わっているのは間違いないでしょう。彼が勿体ぶらない日は、果たして訪れるのでしょうか。




★ サランディアの皆様



◆ ノクス【ノクスウェル】


 サランディア王国元騎士団長。今は騎士団相談役の地位にいる。


 誠司の友人。過去に何かがあったらしく、誠司とエリスに恩義を感じている。


 武器は大剣。その力から繰り出される強烈な一撃で、火竜戦の終盤において活躍した。


 週一で『魔女の家』に生活物資を運んでくれている。



◆ ミラ【ミランダ】


 ノクスの妻。


 過去にサランディア王国の騎士団副団長を務めていた女性。


 ヴァナルガンドの口ぶりだと、過去に誠司とノクスと共に彼と戦ったらしい。


 週四でクレープを食べているとは娘の談だが、実際は週に三度である。



◆ アナ


 ノクスの娘。


『妖精の宿木』で自称看板娘として働いている。


 自分の住んでいる街が大好き。ライラを案内したことで、彼女と仲良くなった。


 彼女が年齢を気にするのは、立派である親の若い頃に比べて、自身は変わり映えのしない日常を浪費してしまっているという自己嫌悪感に起因する。だが両親は、娘の平和で幸せな日常を願っているのだ。



◆ アレン


 サランディア王国、現騎士団長。


 作者にもその存在を忘れられ、これを投稿直前に急遽思い出して急いで付け足されたというぐらい影の薄い人物。


 彼の名誉の為に先に言っておくが、決して使い捨てのキャラなどではなく、普通に第四部に登場する。なのに忘れさられていた人物。


 作者の想像では、人身売買事件の時、黒幕と怪しんだ読者の方もいたのではないでしょうか。不憫。


 そんな彼は、ノクスの後釜としての責務を果たす為、日々、努力を怠らない。ノクスからの信頼が厚い人物である。



◆ クロッサ


 冒険者ギルド・サランディア支部の受付嬢。


 丸眼鏡が特徴の女性で、日中は大抵受付の仕事をしている。


 リョウカにお願いされ、何やら莉奈関連でごにょごにょしている様子だが——それも時が来れば、明かされることでしょう。



◆ サイモン


 冒険者ギルド・サランディア支部のギルド長。


 誠司とは顔馴染み。表面上は厳格ではあるが、それも冒険者を思ってのこと。


 ちなみに作者の想像よりも登場回数が多くなりそうな予感のする人物でもある。権力大事。



◆ レティ


『妖精の宿木』の店主を務める女性。


 彼女には誰も頭が上がらない。が、別に能力者というわけではない。


 なんだかんだで信頼されている彼女の元には色々な所から情報が集まってくるので、彼女を頼る者は多い。


 現在は恰幅のよい容姿ではあるが、若い頃はボンキュボン。誠司も『魂』のスキルを使っていなかったら、彼女が誰だか理解するのに時間がかかっていたことだろう。



◆ ヤント


 レティの一人息子。夜から早朝まで受付に座っていることが多い。


 名前を持った人物には大抵役割が与えられている本作だが、悲しいかな、サインをねだる役割しか与えられていない男性。


 誰か突然告白してこないかなぁ……などと考えながら、暇な深夜帯を一人寂しく切り盛りしている。



◆ ビラーゴ


 一つ星冒険者。


 なぜ冒険者のカテゴリーに入っていないかというと、錚々たる面子の中に彼を放り込むのはかわいそうだったから。


 以前、酒に酔い莉奈に絡んだことがあるが、ライラとの模擬戦を通じて目が覚める。


 彼が今後出てくるのかは不明だが、実は裏でかなり重要な役割をこなしている。


 彼がいる限り、『白い燕』の名声が落ちることはないだろう。



◆ ザラン


 人身売買グループの幹部。手段は選ばないタイプ。


 彼の実力は二つ星冒険者に匹敵する。


 相手を自分のペースに引き込む、表情という名の仮面を使いこなす。その件を千文字ほど深掘りして書いたが、冗長になるのでボツに。


 実は仲間になるルートもあったが、彼らの行ったことを考えると、まあ、無しだろうと。


 という訳で、レザリアとヘザーの手により絶命。




★『厄災』



◆ ルネディ


 影の力を操る『厄災』。


 二十年ほど前、魔法国の実験により『厄災』となる。


 黒いゴシックドレスを身にまとった、実は楽しい人。


 少し怖いけど、優しい。



◆ マルテディ


 砂の力を操る『厄災』。


 ルネディと同じく、魔法国の実験により『厄災』となる。


 白いアラビア風の衣装を身にまとった、活発そうに見えて実はインドアタイプな人。


 臆病だけど、優しい。



◆ メルコレディ【シャーロン】


 氷の力を操る『厄災』。


 二人と同じく、魔法国の実験により『厄災』となる。


 フード付きのケープを身にまとった、おとなしそうに見えて実は活発な人。


 とことん、優しい。



◆ ジョヴェディ


 土の力を操る『厄災』。



◆ ヴェネルディ


 ???



◆ サーバト


 ???



◆ ドメーニカ


 全ての『厄災』の母と呼ばれているが……。





★ 所属不明



◆ ヘクトール


『厄災ドメーニカ』の復活を企む、謎の人物。



◆ ニサ


 ヘクトールの研究を手伝っている。




★ その他



◆ もう一人の転移者


 名前も明かされていない、誠司の知り合いの転移者。


 望んだ姿は『就職した頃の自分』。


 別に忘れ去られた訳では、ない。



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