第238話 ミステリー研究部 新入部員歓迎会
その日は珍しく、
二人はなぜか手を
「
美少女3人が
「ひなちゃん!」負けじと神崎陽葵(ひまり)さんが
ここで美少女4人が
「よっ!薫子。」
さっき俺を
手下の海斗と空斗は
見事なサル団子ならぬ
まるでアニメの
俺がそのままスマホ
「薫子、部室のほうに顔を出すなんて珍しいね、いつもは僕が迎えにいくまで
「まあね、でも新入部員がこんなに増えたなら良かったじゃない、蒼、美女に囲まれて嬉しかったでしょ?」
俺は全力で否定しようとしたのだが、薫子に抱きついているエマ・藤原さんがすごい形相で
「うん、まるでハーレムみたいで嬉しいなあ、楽しいなあ、あはは。」
薫子の
「部長、ハーレム発言はヤバいっすよ。」
「部長、ハーレム発言はキモいっすよ。」
****
先の世界大戦でプ連や北東ヨーロッパ諸国の
蒼は
校庭で学生無料のタクシー(乗用ドローン、スカイアーク)を捕まえてJR明石駅にあるピオレ明石に買い物に行く。
焼きたてピザはLサイズで一箱24000円、ドーナツ各種はそれぞれ1個3000円から5000円もする高級品である。
小麦を使ったお菓子や食品は総じてそのくらいの価格になっていて
ミステリー研究部の活動費なので新入部員歓迎会に使うなら問題ないだろう。
蒼はざっと10万円分の飲み物やお菓子、食べものを仕入れて部室に向かった。
****
「みんなー!新入部員歓迎会の買い出し行ってきたよー。」
山のようなお菓子と食べ物をテーブルに置くと周りから
「わあー!ピザ久しぶり!チュロッキーもある!部長!大好き!」
それまで女子トークで盛り上がっていたようだが、お菓子の
蒼はこっそりと印紙の貼られた領収書を会計担当になってくれた山王あさひさんに手渡す。
彼女は一瞬眉がピクリと動いたが。
「部長、今回だけですよ。」
と領収書を帳簿のチャック袋に収めてドーナツ争奪戦に参戦した。
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