🍓【ロリ巨乳の幼馴染み彼女が異世界からやって来たイケメン勇者に寝取られたと思ったら、実はイケメン勇者が男装した美少女で、しかも10年前に生き別れた血の繋がっていない妹だった話】
43話:妄想 ~ 美少女サンドイッチ(再) ~
43話:妄想 ~ 美少女サンドイッチ(再) ~
~ 就寝前 ~
「コレでよしっと」
リビングスペースに無理やり敷き詰められた4つの布団を前に、
ログハウスらしからぬこの光景のは理由は言わずもがな、幽霊が出るかも知れない中で、女性陣(3/4)が2階にあるゲストハウスでの就寝を怖がった為だ。
部屋数的には全員個室でも問題無いが、今夜ばかりは全員が同じ空間で夜を明かす事となる。
ちなみ5人全員がパジャマ姿で、就寝の準備は完璧だと言うのに布団は“4つ”。
コレはダークエルフの少女:エリスが
「……私、
「え?」
突然の誘惑にドキマギする
拒否する理由も無く、「それじゃあ……」と話を進めようとするも、
「
「駄目です、ウイ
言うな否や、今度はエリスが
「おいアカバネアヤト、同じ空間に居るからと言って調子に乗るなよ? 眠っているウイ
「こえーなオイ。そんな睨まなくても触らないって」
「え、完全無防備なボクに触らないの?
少し前屈みとなり、パジャマの襟元を大きく広げる
大胆にも胸元を見せてのアピールだったが、コレに怒ったエリスが
たまらず「ひゃッ!?」と
「何やってるのですか!! そんな男にウイ
「そ、そうだよッ、駄目だよ
図らずしも援護射撃を受けたエリスは、続けて
「ウイ
背後から、問答無用で両頬を押さえつけられたエリス。
力技で
「エリスお嬢様、戯言はそのくらいにしてそろそろ寝ましょう。私は大人なのでまだ眠くありませんが、全然これっぽっりも眠くはありませんが、夜更かしはお肌の敵――ふぁああ~~~~~~~~(大あくび)。……お肌の敵ですからね」
「「「(絶対に自分が眠いだけだ……)」」」
全員が内心でツッコんだものの、誰もそれ以上は言及はせずにこの話は終わり。
何だかんだで既に22時半を回っていおり、高校生の就寝には少し早いかも知れないが、この場には13歳の少女も居るし、そもそも夜更かしする様な状況下でもないいだろう。
「それじゃあ電気消すぞ」
壁のスイッチに
「真っ暗だとちょっと怖いから、小さな明かりは付けてて欲しいかも」
「あー、それならいっそのこと明るいままにするか?」
「私はそれでもいいけど、皆は?」
「アタシは明るいと寝れないのだ」エリスがすぐに反応。
この時点で明かりを付けたままの可能性は無くなり、続けての
「ボクも明るいと寝れないから、出来れば暗い方がいいかな。怖いのは怖いけど、今は皆と一緒に居るから心強いし。ビクトリアさんは――って、もう寝てるや」
余程疲れが溜まっていたのだろう。
布団に入って1分も経っていないというのに、エリスの世話係は両眼を閉じて「スー、ス―」と寝息を立てている。
(車運転して、色々と手配して、何だかんだで一番気苦労が多いんだろうな。明るくても暗くても関係無そうだけど、一応は小さな明かりにしておくか)
調光スイッチを回して一番弱い明かりに変更。
最初は暗くし過ぎたかと思ったものの、しばらくして目が慣れて来れば問題無し。
弱い月明かり程度の、何となく周囲の状況は把握出来るくらいの光量がリビングスペースを包み、
■
“この感覚”は二度目か。
一瞬とも、永遠とも思える時を超え。
――――――――
――――
――
―
白とも黒とも判断の付かない、境界の無い
それが夢だとわかっていたのは、現実ではあり得ない光景だった為だ。
あり得ない夢の光景、その登場人物は4人。
1人目は夢を見ている本人、
2人目は幼馴染みの彼女:
3人目は義理の妹:
そして4人目は――
(エリス……?)
まだ齢13歳のダークエルフ族の幼き少女。
そのエリスを含めた全員が一糸纏わぬ生まれたての姿で、“吹雪下の温泉に密着した状態で浸かっている”。
倫理的に色々と問題はありそうな状況だが、全て夢なので問題無し。
そもそも温泉の周囲にはお花畑が広がり、その向こうには
(ん~、何か前にも微妙に似たような夢を見た気がするが……思い出せん。しかし何だこの夢は? 俺も色々と溜まってるのか?)
思春期真っただ中の男子高校生が、大好きな彼女を含めた女性と同じ空間で眠りについたのだ。
彼の脳みそが勝手に暴走して、理想的で妄想的な夢を見せてくれたとしても何ら不思議ではない。
しかも、「シュール」の方が勝っているのはあくまでも風景の話。
そんなシュールな景色にも慣れて来ると、時間の経過と共に“より自分の身体に密着してくる”少女達の身体を意識せざるを得なくなる。
(い、
両サイドから美少女に挟まれ、
夢だとわかっていても自然と前屈みになる他なく、今すぐここから逃げ出したいような、だけど逃げるのは勿体ないし、逆に抱き締め返したいような――天国で地獄な時間が続く。
なお、最年少:エリスに関しては
(ふむ、コレはコレで素晴らしい光景だ……って、いやいやいや。この状況を楽しんでる場合じゃないだろ。マジで何なんだこの夢は? 俺の性欲はどうなってんだ?)
見ている夢が幸せ過ぎて、一周回って逆に怖くなってくる。
まるで「幸せの前借り」をしている気分で、この後に不幸が訪れやしないかとヒヤヒヤし始めるが、やはり全ては夢の話。
更に一周回ると「楽しまなきゃ損だよな」という気持ちになってきて、結局は流れに身を任せて、天国で地獄な温泉の時間を楽しんで――
―
――
――――
――――――――
パチリ。
目覚めると、
「わッ!?」
――――――――――――――――
*あとがき
続きに期待と思って頂けたら、本作の「フォロー」や「☆☆☆評価」を宜しくお願いします。
お時間ある方は筆者別作品「■黒ヘビ(ダークファンタジー*挿絵あり)/🦊1000階旅館(ほのぼの日常*挿絵あり)/🌏異世界アップデート(純愛物*挿絵あり)」も是非。
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