🍓【ロリ巨乳の幼馴染み彼女が異世界からやって来たイケメン勇者に寝取られたと思ったら、実はイケメン勇者が男装した美少女で、しかも10年前に生き別れた血の繋がっていない妹だった話】
24話:交換 ~ 『トラブルメーカー』 ~
24話:交換 ~ 『トラブルメーカー』 ~
「あー吃驚した。何だったんださっきの光は?」
ダークエルフの少女:エリスを持ち上げた瞬間に、彼女の胸が不思議な光を放ったのだ。
それは炎の様な揺らぎと共にメラメラと燃え上がり、閃光の如く眩い光を放ったのが、僅か数秒前の出来事。
堪らず目を瞑った
そして、パチパチと瞬きしながら開いたその瞳に映るのは――
「……へ?」
どういう訳か、
当然の様に「は?」と状況が理解出来ない
そんな彼の前で、“
「え? どうしてボクが目の前にいるんだ……?」
■
結論から述べると、“二人の魂が入れ替わった”。
入れ替わったのは、ソファーに並んで座る「
対面に座る幼馴染み彼女:
憮然とする
「くッ、何たる誤算。まさかウイ姉様とアカバネアヤトの魂が入れ替わるとは……ッ!! すみませんウイ姉様、こんな筈では……」
「あー、うん。まぁボクは事情を知っているからいいけど、この二人は知らないから教えてあげて」
「くッ、アカバネアヤトの姿・そして声で言われると、中身がウイ姉様だとわかっていても怒りが込み上げてきそうです。……耐えろ、耐えるんだアタシ!!」
何だか一人でドラマッチックな展開を繰り広げているが、
「ねぇエリスちゃん、これは一体どういうこと?
「あぁ、その通りだ。アタシの“
「おい、その茶番はもういいから詳しい説明をくれ。“
直後に「はッ!?」と表情を変え、悔しそうに口を歪める。
「ちくしょうッ!! こんなに美しいご尊顔なのにッ、中身はアカバネアヤトだった!! 最悪だ!! アタシ史上一生の不覚……ッ!!」
「………………」
話にならない、ので。
「『トラブルメーカー』――それがエリスの“
「え? 何だよそれ。面白いというか……使いどころに困り過ぎるだろ。そんな能力いつ使うんだ?」
「そりゃあまぁ……エリスが使いたい時とか?」
「いや、そりゃそうなんだけど……ん? ってことは、さっきはエリスが使おうとして使ったってことか」
「フハハハハ!! そこに気付いたかアカバネアヤト!!」
急にソファーに立ち上がり、エリスが仁王立ち。
そこからビシッと
「貴様にトラブルを振り撒いてやろうと、アタシが咄嗟に使ってやったのだ!! 決して脇を触られて吃驚したから、意図せずして発動した訳ではないぞ!! 全てアタシの計画通りだ!!」
「そ、そうか……(どっちが本当だ?)」
多分きっと後者な気がしなくもないが、今はそこは後回しでいい。
「とにかく、お前の企みはわかったよ。もう十分吃驚したし満足もしただろう? さっさと元に戻してくれ」
「ふんッ、何を偉そうに。ウイ
「別に怯むとは思ってないけど、とりあえず元に戻してくれ。エリスだって、いつまでも俺が
「当たり前だ。貴様がウイ
「なら、怒りで俺を投げ捨てる前にさっさと元に戻してくれ。ぶっちゃけ、ちょっと
いくら何でも、この姿のままでトイレには行けない。
物理的に可能か不可能の話ではなく、倫理的にアウトかセーフかという話だ。
それは
(ん? 何故視線を逸らす?)
まさか、もう漏らしたとでも言うのだろうか?
――いや、流石にそれは無い。
それからまだ水分を補給していないし、出すよりもむしろ取り入れるべきで、だからこそ
(まぁいい、とにかくエリスだ)
エリスが“
それは幼馴染み彼女である
「エリスちゃん、早く元に戻してあげてよ。ほら、二人共困ってるみたいだし……」
「二人が困っている? それがどうした? もっと困っているのはこのアタシだぞ」
「へ? それは……どういうこと?」
「どうもこうも、アタシの『トラブルメーカー』で起きた
「「……へ?」」
その二人に向け、エリスが今一度「現実」を突きつける。
「ウイ
「「えぇええええ~~ッ!!??」」
――――――――――――――――
*あとがき
王道/ベタな展開ですが、その中にアレコレ書きたいシーンがあったので入れ替わって貰いました。
続きに期待と思って頂けたら、本作の「フォロー」や「☆☆☆評価」を宜しくお願いします。1つでも「フォロー」や「☆」が増えると大変励みになりますので。
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