第一話【物語の夜が明ける】
その1
GM:それじゃあ、導入から行こうか
GM:そうだね……カイは移籍してきたって言っているし、もう少し後に登場してもらおうか
カイ:了解
GM:それじゃあ、アインス、リヴィ、ホーンの3人はギルドで話し合いをしている。君たちはパーティーを組んでいるけど、一緒に冒険していた戦士が実家の都合で引退してしまったから、メンバーを探したい、とかそんな感じかな
アインス:なるほど
リヴィ:「うぅ~……。前衛がいなくちゃ依頼が受けられないよぉ……何処かにいないかな、イケメンの前衛くん……」
ホーン:「前衛が欲しいのは分かるが、お主はイケメンであることにこだわるのう……」
アインス:「まあ、待っていればきっと来るよ。……それまでにお金が尽きなきゃ良いんだけど」
GM:じゃあ、そこでカイが入ってくることにしようか。
カイ:わかった。
カイ:「……失礼する。ギルドの移籍に来たカイ・イージスだ」
GM:そう言えば、ギルドの職員が対応してくれるだろう。書類を書き上げれば移籍が完了する。
カイ:「……とは言っても、戦ってくれる仲間がいないt」
リヴィ:じゃあそこでたったったっとカイくんの元に駆け寄って、
リヴィ:「イケメン君だーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
リヴィ:と抱きつく!
カイ:「うぉっ!? ……あ、アルヴ?」
リヴィ:「あなたかっこいい! 私に釣り合うくらいかっこいい! 剣持ってるってことは前衛だよね? ちょうど私達のパーティー前衛が足りてないの!」
リヴィ:カイくんの肩を掴んでブンブン!
カイ:「……???」
カイ:まあ、困惑して固まってるだろうな……。
アインス:じゃあ、リヴィちゃんを止めに入ろうか。
ホーン:そうじゃな。
アインス:「ちょ、ちょっとリヴィ……。その人困ってるから一旦落ち着こうか」
ホーン:「そうじゃ。まずはちゃんと話し合ったほうが良かろう?」
リヴィ:「あ……ご、ごめんなさい!」
カイ:今妹の名前決めていいか? リヴィと妹を重ね合わせたい。
GM:問題ないよ。
カイ:……じゃあ、レーラで。で、レーラのことを思い出しつつ、
カイ:「いや、大丈夫だ。緊張を解してくれてありがとう。俺で良ければ、共に冒険する仲間にさせて欲しい」
カイ:とリヴィの頭を撫でよう。
リヴィ:「やたー!」
アインス:「えと、いいんですか?」
カイ:「こっちも一人で移籍してきたからな。一緒に戦ってくれるメンバーは欲しかった。これもなにかの縁だと思ったしな」
ホーン:「ま、ええんじゃなかろうか。とりあえずはお試しだとかなんだとかで入ってもらうっちゅうことで」
リヴィ:「それじゃ、イケメン君の自己紹介お願いします! あ、私はリヴィ・ネルケ! 巷で話題の美少女だよ!」
ホーン:「自己肯定感が高いのう……」
カイ:「良いことじゃないか。俺はカイ。カイ・イージスだ。できることとしては
アインス:「あ、じゃあ俺も。アインス・オーロールです。キルヒア様の神官剣士をやらせていただいています」
ホーン:「わしはホーン・キンダー。銃手をやらせてもらっとるぞ」
リヴィ:「ということでカイくん、これからよろしくね!」
カイ:「ああ、よろしく」
GM:じゃあそんなところで、君たちはパーティーのバランスを確認するためにも、近くにある未攻略の魔剣の迷宮に向かおうという話になった。魔剣の迷宮についてはルルブⅠに書いてあるから参照してくれ。ちょうど新しい階層が発見されて、その探索の依頼もでていたから、といったところだ。
リヴィ:りょうかーい。
GM:ということで、少し時間を飛ばして魔剣の迷宮だ。目的の階層より上には魔物はおらず、石レンガ造りの壁がどこまでも続いている。そうして、探索するべき階層にたどり着いた。マップを公開するよ。
ホーン:ひろいのう……。
GM:中は3×3の部屋で仕切られていて、君たちは中央の部屋にいる。もしかしたら隠し部屋があるかもしれないし、無いかもしれない。
GM:そして、ここで追加情報だ。どうやら、一足先に探索に向かったパーティーが音信不通になっているらしい。遺体だったとしても、見かけて回収したら追加報酬が出るとのことだ。
アインス:死んでないと良いなぁ……。
GM:それじゃあ、探索開始だよ。今は上下左右4つのマスに行ける。何処から探索するかい?
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