端午の節句の巻

鼻の奥は 詰まりにけりな いたづらに 草香(くさか)過ぎゆく 湯浴みせし間に

鼻の奥は 詰まりにけりな いたづらに

 草香くさか過ぎゆく 湯浴みせし間に



 言わずと知れたかの有名な美女の和歌のオマージュ。

 本歌取りと言えれば格好いいのですが、その作法にはのっとっていないので。


 今年のこどもの日、どうにか忘れず菖蒲を用意し、お風呂に浮かべました。

 ……が、花粉症なのか何なのか、鼻が詰まっていてついに最後まで香りが分からず……という悲しみの歌です。

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