いけいけ勇者様14

最上司叉

第1話

そして俺と魔王と婚約者が少し気まづいまま数日がたった。


俺と魔王と婚約者が何も喋らないまま食事をしていると魔法使いが言った。


「なんなの!何かあったわけ!」


「何も無い」


俺は答えた。


「何も無いなら何この雰囲気!」


「…」


俺達3人は答えられずにいた。


するとそこに女が料理を持ってきて言った。


「これを食べてまたいつも通りになりましょ」


その料理は皆で好きな物を巻いて食べる料理だった。


皆が食べ始めた。


「食べないと無くなりますよ」


女が言った。


俺達も食べ始めた。


そして魔王が言った。


「それとって」


婚約者は答えた。


「はい!すぐに」


「ありがとう…」


そして俺も言った。


「魔王、それとってくれないか?」


「分かった」


「ありがとう魔王」


「うん」


そして魔王と俺は食事を終えていつもの魔物退治に向かう。


「魔王様気をつけて」


婚約者は言った。


「うん、ありがとう」


そして弁当を受け取り家をでる。


魔物退治に向かう途中俺は聞いてしまった。


「魔王は婚約者のこと好きなのか?」


「分からない」


「そうか…」


俺はいずれは魔王と婚約者が結婚して家を出ていく日がくるのかと思った。


少しショックを受けた自分に驚きつつ俺はこの気持ちは墓場まで持っていこうと決めた。

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