第6話 この頃はまだTwitterだったの。

「はぁ、ご飯とご飯の合間のTwitterだけが、おれの安らぎさ……。お? ちゃんとふぁぼもRTもできるようになってる。昨夜なぜだかハートを押しても反映されない感じになったんだよな」


 その謎はすぐにわかった。どうやらAPI制限なるものがかかっちゃったようで、昨日からTwitterの不具合が連発しているようで。ひとによってはツイートすらできないという状況らしく、今日になってほかのSNSに引っ越しを検討するひとが一気に増えてしまった様子。


「マジか~。API制限……バッチ認証がない奴だと? 600? くらいのツイートだかなんだかを見た瞬間に制限がかかっちゃうの?」


 いや、一日中ノートPCを着けっぱなしにして、一日中Twitter画面を開いて、一日中タイムラインを表示させているツイ廃のわたし、制限まったなしでは……?


「さすがにTwitterを去るときがやってきたということか? 青い鳥を掲げる泥船とともに沈む覚悟はあるけれど、それはそれとして救助船を用意しておいたほうがいいかもしれんなぁ……」


 ということでこの日は一日引っ越し先を探す日々。象さんアイコンのSNSとか、ミスキーなるものだとか、リットリンクも作っておこうかなどと思い立ったら、一日ではとても終わらない感じになってしまった。


「それに引っ越し人数が多いからか、どこも重くて全然動いてくれない。ああ、やめやめ、また明日やろうっと」


 ということで1日は適当なところで切り上げることに。

 そしてそこそこ書き溜まったエッセイを本日正午からはじめることに。


「『夫がコロナになりまして。』というタイトルで投稿します、と。一日三話ずつとかやりたい気もするんだけど、どうせわたしのことだからすぐ息切れしそう。無理なく一日一話ずつやっていこうっと」


 7月中には終わるべ~、とにこにこしながら投稿ボタンをぽちっ。

(まさか8月半ばになっても終わらないとは思わなかったよ)

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