第3話 6月がコロナで終わる。

 というか今日で6月も終わりじゃん、ということは上半期の終わり? ということに絶望しつつ。

 思わずTwitterでつぶやくと現実を見たくないフォロー様方が「実は6月は31日まであります」とか大真面目にやばいことをリプしてくださったりした。みんな考えることは一緒よのう……。


 結局上半期は商業作品がみっつしか出せなかった……新しいコミカライズが来週からはじまるとはいえ……と宣伝記事を書きながら少々しんみり。

 そして原稿もちっとも進んでいなかったことを思い出してげんなり。夏休みに入る前に原稿を終わらせたいんだけど、難しいかなぁ。


「というかあと二十日もしたら夏休みじゃあん……死ぬやん。暑いやん。原稿終わらないやん。なのに子供たちも宿題めっちゃ持ち帰るやん。息子は観察日記とかポスターとかつきっきりでやらなきゃいけないし、娘は普段から授業も受けていないからドリルからしてつきっきりやん。もういやだぁああぁぁ~」


 夏休みに入る前から夏休みがいやでしかたないこの頃。みんなこんなもんよね。


 そして30時間は一人でいたいと思いつつ、普通に下校時間を迎えてしまう。

 息子は今日は算数塾。夫の療養期間が金曜までだったら塾も休ませたほうがいいかなと思っていただけに、ひとまず5日間を抜けたし、夫以外の家族は全員元気なので行かせることに。


 娘を迎えに行くついでに息子は塾にぽいっと置いてきて、娘を連れて帰宅し、急いで洗濯物を取り込んだり、また新たに干したり。

 雨だと全然乾かないから本当に困るわ。夫の洗濯物とは別に洗ったりなんだりしているだけに、よけいに。


「あ、夫氏に着替えは廊下において置くようにLIMEしておこう」


 会社でシャワーは浴びられるとはいえ、洗濯はさすがにできないからね。


 コインランドリーとか使うにしても、最近は子供の感染症がはやっているだけに、逆に菌とかもらってくるのが怖い。

 吐瀉物とか、病気によっては次亜塩素酸で消毒してからじゃないと、ただ洗っただけじゃ菌が死ななかったりするしね。


 合間にTwitterを見ていると、今日は公募の結果があちこちで出る日だったのか、受賞しました~! とか何次選考を通過しました~! みたいな報告が目立つ。


「わたしももっと公募出してがんばらないとなぁ……。コロナにかまけてサボりまくっているけど、まずは原稿をどうにかしないと。それが終わらないと公募もなにもないしなぁ……」


 商業作品を書きながらWebにも小説を投稿し、さらには公募にも応募しちゃう先生方ってどういう生活を送っていらっしゃるんだろう? 専業作家ならまだしも兼業だったりされる方も多いし。もう化け物としか言いようがない気がする。


「わたしも化け物と呼ばれるほうに行きたい……」


 でも現状、家族の世話と商業誌だけで手一杯だし。はぁ、体力が欲しい。


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