性愛、それは美しき欲が咲かした一輪の花

 ネフュラがかねてより、思案していたことが一つ。彼女は人間の脳というか、欲というか、心というか、魂そのものをずっと考えていた。


 形而上学は考えるに値しないのか。カントが否定したものが、大好きなプレゼントであった。


 否、君はそれ故自死を選んだのか?


 ネフュラよ、君はそれで満足したか?


 還ったろうに、天空の雲の上の、宇宙の上の宇宙の上へ。そこは、花の星と葉っぱの星と、ロボットが笑っていて、君はそこで呆然と時間もないのに、次の日を待ち望む。


 その始まりは、永遠でいて。あぁ、永遠でいい。永遠がいい。


 だから愛は、欲は生きる。


 欲を満たすために今を消化しよう!そうすれば、時はまた動き出す。


 デザイア・ブレイク・オア・ノット


 こうしてまた君は世界を、人間の本来の姿を知っていく。

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