第15話 洸太からの電話
昨日の営みはというと、もう具体的には説明しない。
ただ一つだけ言えることがある。
それは朱莉の全てがエロすぎた、ということ。
以上、昨日の報告でした。
俺が朝、目覚めると、時計は9時を回っていた。
昨日は盛大に営みを嗜み、ロクに食事も取らずに寝てしまった為、お腹が空いている。
俺は昨日のことが脳裏によぎりながらも、朝ごはんを食べようと思いキッチンに向かおうとした。
しかしそんな気力も湧かない。
俺は朝ごはんも作るのも面倒くさいなと思い、出前を取ろうとスマホを手にした。
そして俺がベットに座りながら、出前を取るための操作をしていると、朱莉がちょうど目を覚ましたのか、こちらを見つめている。
俺も見つめ返すために、朱莉の横に寝っ転がる。
「おはよう。朱莉。」
「おはよう。海斗君。」
「朝ごはん、出前を取ろうと思うんだけど、何か食べたいものある?」
「ん〜。サラダプレートがいいなぁ。」
「わかった。サラダプレートね。頼んでおくね。」
俺はサラダプレートを注文した。二つ。
俺が細かい注文の操作をしていると、朱莉が抱きついてくる。
「朝ごはん届くまで、少しだけぎゅーさせて?」
「いいよ。」
んー!俺の彼女、可愛すぎます!
俺は注文を終え、スマホを置き、朱莉に抱きつき返す。
「んー。海斗君にぎゅーされてる。」
「俺も朱莉にされてる。」
「海斗君さぁ、昨日のこと覚えてる?」
忘れるわけないだろ。あんなに乱れまくってたのに。
「忘れてないよ。あんなに二人して盛大に楽しんでたのに。」
「私、あんな海斗君にやられちゃって…。だいぶ恥ずかしいなぁ。」
「朱莉がどんな姿であっても可愛いよ。」
「ありがと。海斗君、昨日はかっこよかったよ。格好良すぎた。」
「そう?」
「うん。あんなお互いはじめてで何も分からいのに。私のことリードしてくれて。」
なんとも言えない気分。そういう系の動画ばっか見て、ある程度の所作はわかってたなんて言えたものじゃない。
「ま、まぁ。」
「海斗君のも、立派だったし…///」
「朝からやめてよ。そんなに誘惑してくるの。流石にまた襲う体力ないよ?」
「でも昨日の海斗君、すごい動いてた。」
「恥ずかしいんですけど?」
「私のこと、壊しにきてたよ。」
「今度からは優しくします。」
「いいんだよ。海斗君は気持ちよくなってくれて。海斗くんが気持ちよくなるためなら、私の体なんか安いものだよ?しかも私、嬉しいから。海斗君にあんなふうに激しくしてもらって。」
「朝から朱莉は元気だね。」
「なんなら朝ごはん食べたら、また始める?」
「絶対にしませーん!」
「私はいつでも歓迎だから。海斗君がしたくなったら、言ってね?」
「わかったよ。」
ベットの上で抱きつきながら、昨日のことを話す。
俺の恥ずかしくてしょうがないことばっか朱莉は話すから。
これは今度、盛大にやり返しをしてやらねば。
俺らがああだこうだ話しているうちに、時間も過ぎており、注文したサラダプレートが届いた。
たわいもない話をしながら、あっという間に時間は流れて、お昼頃。
俺たちはお昼ご飯、外食でも行こうかな?と話している時だった。
ピロロロン🎵ピロロロン🎵
俺のスマホが鳴った。
かけてきた相手は洸太だった。俺はかかってきた電話をとる。
「もしもし?洸太?どうした?」
「おっ、海斗、今急ぎで伝えたいことがあるんだけど。お前の家、行っていいか?」
「ど、どうした?急に。」
「いいから。会って話す。これからお前の家に向かうからさ。それじゃ、また。」
洸太はそう言って電話を切った。
俺は朱莉さんに言う。
「あの、どうやらこれから洸太が来るみたいで…。」
「あー!海斗君の親友の?」
「よくご存知で。」
「なんでも知ってるよ!」
「それはいいんですけど。これから家来るみたいなんですけど、大丈夫ですか?会っても。」
「私は全然構わないよー。」
「なんか急ぎのお知らせがあるらしくて。」
「なんだろ?ちょっとワクワクするかも!」
結局、これから洸太が来るので外食はまた今度になった。なので今日のお昼ご飯はまた出前で取り寄せることにした。
そして俺らは出前と洸太が来るのを待った。
あとがき
どうも。マリウスです。
投稿間隔に少し間が空いてしまって申し訳ありません!
これからはちゃんと投稿していければなと思います。
さて、現作ではここから海斗と朱莉さんの逆転劇人生の幕が開こうとしています!
ここから始まる逆転劇をぜひ目にしていってください。
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