不安は消えないけれど前を向いて生きたい
今回の不安は、同業者が次々に廃業に追い込まれていったことから始まった。それを書き忘れていた。
「どうにかなるでしょ」と言いながら、自身にも危機が迫ってきて、少しずつ不安が積み重なっていった。そして、将来のことを考え、不安の沼に沈んだ。
このエッセイを書き始めて、心が少し軽くなった。誰に話せばいいのか分からず、私の中に溜め込んでいたものを外に出したからだ。
そのおかげか、贅沢だと考えて食べなくなったスイーツを食べることができた。ナッツ入りのワッフルだ。まだ少し抵抗はあったが「今日は絶対に食べる」と決めて買った。おいしいと思えた。こういう感覚を戻していきたい。
次は日帰り旅行が目標だ。ゆったりと時間を使って景色を楽しむ。そんな日があっていいのだと私自身に思わせたい。
頻発する災害、終わらない争い、止まらない値上げ、続く悲劇的なニュース・・・・・・。この先も不安にならないということはない。どこで何をしていても。
ならば、少しでも安心できる場所で生きていこう。再び強い不安に襲われても対処できる力を得よう。
書くために生き、生きるために書く。これは小説家を目指そうということではない。上半期のつらい時期を乗り越えられたのはカクヨムの存在があったから。これはエッセイの一話に記した。
「良いことも悪いことも作品のネタにしてやる!」
そんな勢いで前を向けたらいい。後ろ向きな性格は変わらないが、だからこそ書けるものがあると信じて。
読んでくださった皆さまに感謝を申し上げ、このエッセイを終わります。ありがとうございます。
紗久間のアタマンナカ 紗久間 馨 @sakuma_kaoru
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