開戦


── 開戦 ──



「御屋形様、真田が戻りました」



「良し、通せ!」



「どうだ判ったか?」



「はっ、敵の陣形は魚鱗に似た陣形です、ただ我らの魚鱗とは違い、先端が錐の隊形では無く横に広がり厚みがありそうです、見立てた処騎馬の者達が配置されそうです」



「凡そ予想した通りであるな、弓の家であり我らと同じ騎馬を操る戦であろうと・・・となると騎馬と騎馬の戦いになるが、簡単には思い通りにはさせん、こちらにも弓があるのだ、敵兵の数は?」



「我らの半数程かと!」



「ほう、舐められた者よ、戦に自信があるとは言え、無謀であるな、武田を相手に戦を仕掛けるとは、他に気づいた事はあるか?」



「それが申し上げにくいのですが、御屋形様を愚弄する高札が台地のいたる所にありまして・・・」



「なんだと儂を愚弄する高札だと・・・持って来たか、見せよ!」



「目が汚れますので、気になさらず・・」



「いいから見せよ!」



「では、高札をここへ!」



「何々~『天誅!』とな・・・悪辣な人外の者甲斐にあり、遠江今川が衰退し同盟者でありながら手を差し伸べず、数々の恩恵を仇で返し、それを諫めし義の息子を事もあろうに処断せしめ・・・・或いは父親を追放し・・・・敵兵3000首を城壁に並べたる悪行・・・・人の姿にて人に非ず・・・獣とて情はあり子を育てる・・・・・無辜の民を蹂躙す、我祖を人としての矜持を示した那須与一の末裔なり、義ある者を援け、苦しむ民に手を差し伸べる、ここに悪鬼餓狼の戦国の申し子『源 晴信 武田信玄』に天誅を下す者也! 下野国 那須資晴!! 」



「怒・・・・・怒・・・・・怒怒!!! この・・この・・この儂をここまで愚弄する輩がこの世にいたのか、儂は甲斐の武田信玄なるぞ、源氏の武田であるぞ!・・・・この那須資晴なる者の首を刎ね、胴体は磔とし、三方ヶ原台地のど真ん中に腐れ朽ち果てるまでかかげ、配下の者どもを根絶やしに致す、我の名、武田信玄の恐ろしさを台地に刻むであろう!! 」絶対に串刺しにして葬ってやる!!!!」



「進軍準備を整え、午後には出立致す!!」



「真田母衣衆に伝えろ!」



「はっ、急ぎ母衣衆に伝えます!」



1573年3月に入り、野田城の陥落目前に那須との戦いに舵を切った信玄、甲斐の国が乗っ取られ帰る国を失った状態では京を目指ている場合では無かった、史実では無かった大戦、相手は下野の那須、これまでに数々の妨害を受け、信玄が進む道を邪魔建てした事を考慮すれば那須の後ろには北条も潜んでいるであろうと読む信玄、信玄も相手が読めぬ手を打ち準備万端で整えている中、高札の事が告げられた。


資晴の高札は効果絶大であった、戦国の英雄と掲げられる武田信玄、信長も恐れ戦を避けていた猛将の中の猛将を愚弄し、あたかも信玄が戦いから逃げる事が出来ない様に挑発された事にどんな手を使ってでも那須の軍勢を根絶やしにする事しか考えられない信玄であった。


資晴は武田の軍勢が全力で那須に向かって来る事を態と挑発し、信玄の感情を逆上させ精神を疲れさせる為の高札を掲げた、感情の高ぶりによる興奮状態は一日保つだけでも大きい疲労を蓄積し、病を持つ信玄に取っては命取りに繋がる程危険な事である、その狙いは見事的中した高札と言えよう、いよいよ信玄は三方ヶ原台地に向け進軍を開始する。



── 資晴 ──



「若、武田が進軍を開始しました、台地に向け行軍しております、その数30000を超えております!」



「やっと動いたか、では十兵衛、戦いは明日ぞ、狼煙を見過ごすな、頼んだぞ!」



「若、行って参ります、では皆さま、若様を頼みましたぞ!」



別動隊、明智十兵衛率いる騎馬隊(弓槍混合)1500騎は資晴の隠し玉の一つとして別の動きをする為に戦場を後にした。



「半兵衛、義重も隠れる様に伝えてくれ、残りは夜襲に備え、陣固めを行う!」



「和田衆は予定通り一里以内の素破者を近づけぬように、それと小田様、北条様にも動いた事をお知らせするように!」



家康が生涯の中で大敗した戦の古戦場三方ヶ原台地は現在の三方ヶ原古戦場周辺と言えよう、地名として残っており、東西10キロ、南北15キロ、高低差80m前後、少し北側に向かえば200~400m程の小山があり大軍がぶつかるには適した場所と言える。


そしてもう一人の怒り狂う猛将の存在を資晴は忘れていた、怒り狂う猛将とは、勿論那須家20代当主、那須資胤であった、資晴が武田家と戦う事を最初から企み父親を騙し、絵を描いた事をぶっとばさずにはいられない、父親として、当主として、あ奴の性根をぶっとばすとの怒の塊となり一路那須から騎馬隊を率いて浜松に向け急行していた。


資胤の怒りとは別に行軍する中で、儂もそろそろ引退を考える時期かも知れん、初陣とは言え、戦を企み戦国の世を無くし、那須と言う家を残すために幼き5才の時より息子の資晴は走り続けている、親の立場で見ればこれ程孝行者の息子に巡り合うは、父親としての誇りであり、隠居してもなんら寂しくも無く役目を果たせた事を天に感謝する資胤、だからこそ資晴を感情のおもむくまま、男としてぶっとばす、という、役目を果たすとの思いで急行していた、その身体からは湯煙が立ち昇っていた『触ると危険』という俗に言われている中二病者の言葉である。



「御屋形様、お待ち下さい、後半日で到着しますが、馬が持ちませぬ、しっかり休ませねば戦となれば駒が動けませぬ、暫くあの河原で休ませて致しましょう!」



「判った、大田原の言う通りである、気だけ焦っても仕方無しじゃ、あそこであれば良いであろう、明日までここで休息と致す!」



── 顕如 ──



浄土真宗本願寺派第11世宗主・真宗大谷派第11代門主、大坂本願寺住職、織田信長と敵対した後は全国の本願寺門徒に信長打倒を呼びかけ信長包囲網の一角となって僧兵を集め門徒を参集させていた、顕如の妻、如春尼の実の姉は武田信玄の正室・三条夫人であり、信玄と顕如は義兄弟にあたる。


顕如は反信長の急先鋒となり10年以上にわたって激しい攻防を繰り広げたことで知られ上杉謙信も一向一揆との戦いに何年も費やす事になる、それほどの勢力であり石高にすれば数百万国に匹敵する大名と言えよう。



「坊官衆下間じゃ、戦上手の下間頼芸を呼べ!」



「門跡様お呼びでしょうか?」



「どうじゃ、僧徒どもは集まっておるか?」



「はい、今の所3000名程来ております、まだまだ集まりましょう!」




「それであればこの文を読んで見よ!」



「・・・これは一向の我らの敵が現れたとの事ですね、織田に味方する者が出た故退治すると、僧徒と門徒を寄こし、ここに書かれている那須という者達を退治した後に京に向かうと書かれております、僧徒と門徒を連れて来いという事でありますね!」



「そうじゃ、何でも甲斐の国を留守にしており、この那須の奴らに戦もせずに奪われたと使者の説明では言うており武田殿の怒りは相当なもので、那須の者共を根絶やしにすると、我らを欺くために北条の兵も現れるであろうと、そこで我らの門徒をよこして欲しいとの話じゃ、それも今から四日後に三方ヶ原に来て欲しいそうじゃ!」



「門跡様のご要請で義弟となる武田様が織田を成敗する為に立ち上がった以上、我らも協力するしかありませぬ、幸い手元には、織田との戦いで皆が集まっております、武田の敵は織田の敵であります、宜しければ某が先頭に立ち僧徒と門徒を連れ向かいますが、如何でしょうか?」



「流石、坊官衆の戦好きの下間じゃ、僧徒3000名、門徒15000名を引き連れ、武田殿を助けて来るが良い、敵を倒し、武田と共に京に上るのじゃ、浅井、朝倉も首を長くして待っている、武田が来れば1000人力となろう、織田も終わりじゃ、その前哨戦を飾って来るが良い!」



「はっ、判りました、では僧徒と門徒15000名を某預かり命を果たして参ります!!」



顕如は一向門徒、一揆に荒れ狂う宗徒を『仏敵』信長を倒すために各地から呼び集めていた、門徒は、生活が苦しい者達、頼る術が今生には何処にも無く、仏の為に命を差し出し仏敵と戦い、命を失う事で極楽浄土に行ける、幸せな来世が待っていると教えられ、仏敵と戦い命を失う=幸せな道と徹底して教えられている狂った信徒を手足の如く動かし、戦国の世を乱し、苦しい民の心を救済する筈の宗教が、民を騙し煽動し、養分を啜る顕如。


顕如が操る狂った門徒の数は10万以上と言われている、死を恐れず、死ぬために戦う人間兵器、顕如に従い、僧でありながら酒池肉林の快楽に浸る僧徒、衣の内側には鎧を身に付け薙刀、金砕棒を持ち、手あたり次第逆らう者を殺し殺略する支配層の僧徒3000名が15000の門徒を引き連れ三方ヶ原に向かう事になった。



「御屋形様、戻りまして御座います!」



「義弟はどうであった、首尾はどうであった?」



「はっ、門跡様は御屋形様のご要望通り三日後には僧徒が門徒を引き連れやって参ります」



「ふっははははは、これが戦略というものよ、ではもう一つ念の為に手を打っておくか、これで済めば一番簡単ではあるがな! あっははははは、笑いが止まらぬ!」





── 戦前日 ──





「若様、武田の軍勢が、三方ヶ原に入りました、ここより一里先で陣を構築しております」



「ついに来たか、いざ来たという報告を聞くと身震いするのう、初めての戦で武田信玄と対峙する事になろうとは、正直大げさな事になったと反省しておる、逃げ出したい気持ちもしっかりある、後は銀ピカの忠義に任せ帰りたい気分じゃ!」



「何を今更、若が勝手にここまで大きく風呂敷を広げたのです、戸惑っているのは我らの方であります、若様をここに留め置き帰りたいのは我らの方であります!」



「言うようになったのう忠義も、さすが銀ピカじゃ、最悪我ら二人が残るしかあるまいな!!」



「若様じゃれ合っている場合ではありませぬ、何やら馬が一騎来ます、用心しましょう!」



「判った、梅には敵わん、冗談はここまでしゃ!」



武田側から馬が一騎、身なりは兵装ではなく使者としての装いであった、使者が現れ、資晴に信玄からの文が渡され、書かれている内容の返事を頂きたいと控えていた。



「使者殿よ、武田殿は戦の前に明日正午に信玄殿と私で談合し、戦を回避出来ぬかを話したいと書かれているが、これは信玄殿の策では無いのか、一体何を話すという事なのだ?」



「某は使者ゆえ、御屋形様のお考えは判りませぬが、これほどの大戦であります、お互い敵を知りたいとの事では無いでしょうか、それと大きい犠牲が伴います、回避出来ればとの素直な気持ちが書かれておるかと思われます、如何するとお伝え致しましょうか?」



「では明日正午、お互いの中間地点、半里の所にて、供は3名まで、床几はそれぞれで用意という事でお伝え願いたい!」



「判りました、正午、ここより半里先の中間、床几は各自、供は三名でありますね、承りました!!」



「忠義、小太郎、太郎殿、飯富殿、信虎殿、半兵衛を至急集まる様に!」




「・・・という訳なのだ、如何に思う?」




「某が知る限り戦を前に談合を望む話などこれまでありませぬ、きな臭い話であろうと思われます」




「儂もそう思う、しかし、今更なんの為の談合を信玄は行おうとしているのだ?」



「まあー息子信玄ながら用心深い奴じゃ、理由がある筈じゃ、戦を避ける為の話などあ奴にはありえん!」



「宜しければ私もお供します、本物の親父が出て来るかも怪しいです、影武者を寄こすかも知れませぬ」



「確かにそれはあります、影武者を必ず用意しております!」



「太郎が出ては拙い、誰か信玄の顔を判別出来る者はおらぬか?」



「それなら申であれば、暫く甲斐におり『しおや』の店主をしておりましたから何度も顔を見ておりましょう、申であれば宜しいかと!」



「良し、一人は申で後の二人は如何する?」



「私、小太郎が行きます、向こうが襲って来る事も考えられまする!」



「もっともな事じゃ、あと一人はどうする?」




「某忠義が行きます!!」



「忠義はダメじゃ、儂が倒れた後はお主が差配するのだ、二人が倒れればとんでもない被害を被る、忠義は副将ぞ!」




「ではどなたを?」



「・・・・私、半兵衛が・・」



「半兵衛もダメじゃ、誰が指揮を執るのだ?」




「一豊ではどうでしょうか? 腕は確かです、矢が飛んで来ても弾きます、若の身を守る盾となりましょうぞ、如何ですか?」



「良し、一豊と致そう、忠義、一豊に伝えてくれ、それと信玄の目的は何であろうか?」



「暗殺や騙し以外であれば、態と時間稼ぎかと、準備が整うまでの時間ではありませぬか?」



「ふ~む~なんの時間が欲しいのか、野田城で戦をしており、そのまま此方に来た訳だ、何かが揃うまでの時間稼ぎか? 半兵衛どうじゃ」



「今までの戦で負けぬ為に用意周到に整え戦をするのが信玄であります、それは我らも同じです、敵から那須を見た場合、兵数はほぼ半分、半分の兵数で戦いを挑むなど、きっと裏がある、その裏とは北条家の軍勢が必ず参戦すると読んでいると思われます、それへの備えをしているのでは?」



「備えとは?」



「兵の増援かと、更に兵数を増やし、有利に運ぶために増援を待っているのでは!!」



「増援か・・・どこからか来る? 宛があるのか?」



「来るとすれば一つだけあります、それも大きい兵数を用意出来る所が!!」



「その様な家があるのか、何処じゃ!」



「家でありませぬ、一向の門徒であれば来る事可能となります!!!」



「門徒・・・それは拙い・・拙いです、母上である三条のお方の妹は顕如の奥方です、顕如と父信玄は義兄弟の関係であります・・・」



「なんと、太郎殿それは本当か、あの一向と関係があったのか!!」



「若、一向の者達は織田と敵対しております、武田は織田を倒すために京に向かっていたのです、そこへ我ら那須という敵に出くわしたのです、であれば武田の敵は一向の敵でもあります、那須は一向の敵として援軍が来るという事です」



「それと明日の談合にも策があっても大丈夫なように和田衆を使います、これより某が策を労します、和田衆には・・・をお願い致します」



「良し、それと高い櫓を作らせよ、アウン、イアンに遠眼鏡を持たせ半径一里以上を警戒させよ、既に合戦は始まったのじゃ!!」



「陣幕は明日夜半に予定通りに行い、今の陣幕はこのままとする、敵に見抜かれてはならん、相手は信玄ぞ!! では準備に掛かれ!!」



「御屋形様、相手が誘いに乗って来ました、これで又もや罠にかかりましたな、明後日には下間が沢山の死兵を連れて来ます、狙い通りとなりました、奴らは死兵の怖さを知りませぬ、面白い物が見れそうです」



「ふっふっふっ~知らぬが仏であるな、上杉も今頃は死兵に苦労しておろう、何せ相手は死を恐れずに自ら死地に飛び込む奴らであり、これ以上の兵はおらん、何人も道連れして行ってもらうだけよ、我らの出番がないかも知れぬ、実に愉快じゃ、あっはははは! それと明日の談合は抜かり無いであろうな、これで終わればそれまでの奴らであったという事よ!」



翌日の正午、お互い指定された場に床几を置き中央に信玄と資晴が座った!



「お主が下野の那須資晴であるか、儂が甲斐の武田信玄である、良くも儂を誑かし舐めた真似をしたもんだ、褒めて使わす、大いに喜ぶが良い、天下の武田信玄を何度も諮りにかけ欺いたのじゃ、お主は若いが天下の諮り者じゃ! 折角ゆえ、聞きたい事あれば教えて進ぜよう!」



「お褒め頂きましたが、特に感謝をしてはおりませぬ、某の名は那須資晴であります、祖を与一様からなる末裔であり、資とは受け継ぐ資格ある者に付けられる字であり、晴れとは、天が晴れるが如く、人として恥じぬ矜持を持つ名を与えられ、天命の儘に命を軽んずる者を退治する役目でそなた信玄殿にまみえる事になったのです、聞きたいことあればと申して頂きましたので、一つお聞きします」



「某の資晴の字であります、晴とは武田殿の名であります、晴信とは字こそ同じ晴が使われておりますが、意味は同じでありましょうや? よろしければご教授下さい!!」



「その方この場にても儂を恐れず、怯えずに言葉でも勝負を仕掛けて来るとは大した度胸であるな、儂の晴とは、儂の信ずる道を何処までも進む事が己に対して晴という事である、それ程の意味であり大それた物でもない、これで良いか!」



「そうでしたか、それ故、血が通う者を簡単に手放し出来た訳で御座いますね、我欲の方が強いと言う事でありましたか、納得致しました、ではそろそろ本題に入りましょう、此度の戦で負けた際は如何致しますか? 既に甲斐の国は抑えております」



「儂が負ける事などあり得ん、那須の者どもを根絶やしにして帰るだけよ、それとも尻尾を巻いて帰るなら一度は許しても良いぞ! 儂を相手にここまでやったのだ威風を得たであろう!」



「ご安心なされ、既に甲斐には新しい武田家を起こす手筈となっております、武田家は存続致します、当主が変わり、民も五公五民となり村をあげて歓迎をしております、その様な所へ戻られたら民から恨まれるだけであります、民はそなたの石垣ではなく、城では無いのです、勝手な理由で民を虐げ搾取するだけの当主に戻られては民が嘆くだけであります!!」



「さっきから大人しく聞いておれば儂を苔にするとは八つ裂きにするしか無い様であるな!!」



「良いか小僧、儂の手を見ておれ、この手が上がると・・・・! 」





一手一手の読みあい、どちらが深く読み切るか、信玄を相手に一歩も引かぬ資晴、大詰めの場面に。 次章「死兵」になります。

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