世界観、能力の設定、描写力など、ハッキリ言ってプロレベルです。
特に能力の設定辺りは秀逸で、そこらにありふれてる最強主人公が全属性の魔法を最上級で使えます、みたいな鼻くそほじりながら五秒で考えたようなものとは比べ物になりません。
能力の内容に関しては小難しい理屈が出てくることもありますが、そこまで考えなくても何となくこの属性でこういう性質ならこういうことも出来るよなーと読んでて納得感があります。
主人公の演算力に関してはちょっとメタいというか、天才キャラクターを描くに当たって主人公が言ったことに当てはまるように次のストーリーを描いてる感が時折見えてちょっと気になりますが、それを活かした頭脳戦なんかも面白いので、ちょっと気になるけど面白いしまあいいか、と受け流せる程度です。
この作品ではHunter×Hunterのような系統7つと属性5つが存在していて各キャラにそれぞれ1つずつ系統と属性を宿しています。そのためこの世界ではありきたりな俺TUEEEや万能が存在せずキャラ1人1人が固有の力と役割を持っているため、主人公以外のキャラも霞むことなく学園での青春やバトルを楽しめる作品になっています。
もちろん主人公は最強で頭も良いので実力を隠しての暗躍もお手のものですし安易に正体を明かしたりしないのも評価点です。
先行は小説家になろうですので続きが気になった人はなろうを見にいきましょう。そしてなろうでもカクヨムでも評価をして両方追っかけましょう!!!