第3話 ウィ―クエンドの夜 その2

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恭平と真奈はバスル―ムで向かい合っていた。恭平は、緊張していた。

緊張していながらも真奈の胸が、意外に大きいことを見逃さなかった。

「もう、私の胸をじっと見ないで」

と、言いながらも、真奈は胸を隠そうとはしない。

恭平は、何度も夜に妄想した美少女のバストを目にした喜びを照れ隠しにからかった。

「"見ないで"と言いながら、隠さないんだな」

「せ、先生になら見られてもいいわ。見てほしい」

真奈は、頬を朱に染めながら、恭平に囁く。

恭平は、美少女のバストをしばらく凝視していた。

(なんてきれいなんだ)

憧れていた真奈の胸の白さにため息がでる。

恭平は、自制した。しかし、手が彼の意思に逆らって、真奈の胸に触れた。

「アン、や、優しくね、先生」

真奈は、逆らわない。美少女の吐息が、バス・ルームに谺した。

真奈の指が、男の証のモノを握ってきた。

「お、気持ちいいぞ」恭平は呻く。

「熱いし、太い。大人の男の人のここっていつもこうなっているの」

「いつもじゃないよ。好きな女の子を見ているとこうなるんだ」

真奈は、恭平の目を流し目で見つめる。

「ち、調子良いこと言わないで」

恭平は、こみあげてくる性の衝動に耐えつつ真奈に囁く。

「ま、真奈。握ったまま上下に手を動かしてくれ」

彼女は、不思議気に恭平を睨むが、言われた通りにする。

「いいぞ。そ、そのまま続けて…。ああ」

突然の白液が、真奈の胸を直撃した。

「キャー!」真奈は叫ぶが、恭平のモノから手を離さなかった。

残液が、真奈の手の甲を伝わり落ちる。

憧れていた細い指で、精液を射出するというシチュエーションに、恭平は夢を見ているかのような満足感を覚えた。


真奈は、呆然としながらも、愛する恭平を指による射精だけとはいえ恭平の顔から、彼が満足していることを感じていた。

「ま、真奈。悪かった。」

恭平は、頭を下げる。

「え!あ、私はいいの。先生が満足したなら」

真奈もしどろもどろになりながら答える。

少女の羞恥に染まる横顔に、恭平は彼女を抱き寄せキスした。

真奈も拒まなかった。

「真奈。一緒に寝よう」恭平は囁く。

「するの?」

真奈の顔には、性に対する不安と恭平を受容する心が混在していた。

恭平は首を振った。

「真奈に触れたい。そして、真奈に触って欲しい」

真奈は笑みを浮かべる。

「いいよ」





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