まず、俳句を読むと、その美しいことば遣いに染み入ります。そのあと、目を閉じるのです。すると、音が聞こえてきます。色々な音が。その音の感じは、古きよき日本人が愛した微かな音色のよう。もちろん、現代の音もあります。でも、それは俳句を通して密やかで静かなひっそりとした音となるんです。