夏を楽しまされる

 もはや、モイラとは普通に付き合っていると言ってもいい関係になっていた。


「女子小学生と大人の恋愛自体は合法だからね♥ 禁止されてたらしないなら、愛より法律の方が大事なざこなんだ~て軽蔑しちゃうかもだけど♥」


 夏。そんなモイラと海水浴に来ていた。

 彼女は小学生にしては大胆なビキニ水着で、海ではしゃぐ。


「ざこ大人さんってば、あたしの水着にばっかみとれてないで遊ぼうよ♥ いやん、波すっごっ~い。冷た~い♥ きゃー、楽しいけどちょっと磯くっさっ~いよね♥ はぁびしょびしょ~。いっぱい濡れちゃったよぉ♥ なにざこ大人さんってばまた変なこと考えちゃった?♥」


 暗くなってきてからは、近くの夏祭りも楽しむ。

 モイラは浴衣ドレスに着替えていた。


「浴衣なのにミニスカでいいでしょこれ♥ 女子小学生のナマ足にみとれちゃってるとこ悪いけど、祭りも楽しも♥」


 それからはいろいろな屋台を見て回る。

 例えば金魚すくいでは。


「あ~ん、これじゃすくえな~い♥ あたしの膜破れちゃった~。女子小学生の大事な膜なのに~♥ ポイの言い方がおかしいって?♥ なに、また変なこと連想しちゃってるのざこ大人さんってば♥」


 例えば輪投げでは。


「あのぶっとい棒を、女子小学生のあたしのきつきつの穴に入れればいいんだよね♥ 逆? 棒に入るように輪を投げるって?♥ 知ってるに決まってるじゃ~ん。なぁに、また変なこと考えちゃったのざこ大人さんってば♥ ……よぉしいくよ。えい、えい。やった~入った~。気ぃ持ちいい~♥」


 例えばチョコバナナを買えば。


「じゃあ、この黒光りするぶっといの。いっただきまぁす♥ あむ、うむ。ちゅぱちゅぱ。ぷは~。おっきくて太くて固いね♥ うふふ、あたしおしゃぶり上手でしょ♥ じゅぽっ、じゅっぽ。うん、おいしい♥ 今度はなぁに。食べ方がおかしいって?♥ もう、何回変なこと考えたら気が済むのざこ大人さんってばホントざこだよね。ざぁこざぁこ♥」


 そんなこんなで、祭りの夜は過ぎていった。

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