実は父親の実家が同じような有様でした。
リフォームした場所と昔のままのところが混在していて。
そして当然ながら家の裏手がリフォームされていない場所で、やはりこのお話に出てくるようなちょっと足を踏み入れ難い、なんというか見知らぬ者の立ち入りを拒絶するような場所がありまして、子供の頃はそこに何か得体の知れないものが潜んでいるような気がしてずいぶん恐ろしかった記憶があります。
大人になってみると全くそんな嫌な雰囲気はしない、ただ古いだけの場所なのですが、このお話を読んで、もしかするとそれは自分の感性が鈍くなっただけでやはり何かがいるのかも知れないなどと少し背筋が寒くなるような気がいたしました。
作者からの返信
>那智風太郎さん
ご丁寧なコメントと評価をありがとうございます。
リフォームしても、やっぱりどこか古いところは残りますよね。
その場所にまつわる空気や記憶も……。
バラバラのお題からのまとめ方が秀逸ですね。裏庭のドアというのも不気味な想像を掻き立てます。
面白く読ませていただきました。
作者からの返信
>神崎あきらさん
コメントとご評価、ありがとうございます。
三題噺は、このまとめ方でいいのかと考えたり、他の方のまとめ方を見てなるほどと思わされたりしますね。