アウトロー/ライブドア用心棒

僕はどんな相手にも恐怖心を抱いた事はない。

狂気の人物と聞いていても初対面でその一部を突然やられた事はない。

嘘つき、はったりこれを見抜くのに経験値は必要。

だけど簡単に分かる。

誰しも信じたい気持ちを前に出し、嘘かもしれないとわかりながら一縷の望みに賭ける。

所謂儲け話である。


僕は今からアウトローについて話します、周りに居てると思います。

アウトローの定義は置いといてイメージだけでいけば、暴力で解決し、暴力性が強ければカリスマになれる、ルールは自分、絶対的な強者。

僕はそう思っている、アウトローが1人の男に惚れ、1匹狼が群、組織、になると暴力団。とも思ってる。

僕は朝倉未来さんを凄いと思っていた、表現力と嘘偽りない人生にカリスマ性を感じていた、あの後藤真希の弟との試合まで。

あの人は路上のカリスマでしたよね?路上にルールありましたっけ?体重制限とか格闘技経験を聞いてから喧嘩をするか決めてきたのでしょうか。

あの試合を見て僕は後藤裕樹選手を応援したくなった。

絶対怖かったし、あんなオファー受けないといけない窮地に陥っていたと感じた。

後に知ったが、あのオファーは自分を変える為だと。

眼窩低骨折、これは目の周りにある細い骨が折れてその結果血が流出し、吐き気も起きる。

素人相手に酷すぎる。

僕は人生で一度同じ怪我をした事がある。

彼のキャッチコピーは路地のカリスマなら、見た目で逃げるのはいいとして、経験者を不採用にするのは違う。僕は彼をハッタリ番長だと思う。

格闘技経験者と素人の違いは一言で言えば殴る時に100%で殴れるか殴れないか。以上。

僕は朝倉未来とやり合ってルール無しなら勝てると断言する、路上でも勝って自慢できるか、できないか、美学がある、だから武器は使わないが、プロと素人だから僕は金的、噛みつき、足掻いてみる、壊すつもりでやる。無様かもしれないが。

彼も路上で無様なシーンを経験してるはず。

本物は知らない人が多いが金持ち、経営者は本物を知っている。エンターテイメントとは違う、本物。

ライブドアの用心棒手塚さん。

僕が1番やばいと思った人、オーラと言うよりか、やれば5体欠損を覚悟しなければならないと思った。

この話は表には出てない話、だから話していいかわからない、そもそも用心棒として雇われた訳じゃ無い。

手塚さんについて、見た目は185センチ程度体格は空手家。ハンガーに掛かっている様な肩幅。

初めて知り合ったのは建築の仕事で紹介を受けた、手塚さんとは何回も打ち合わせをしたが、仕事の話は10分程度格闘の話が120分位。

初めて紹介を受けた時の話をします、手塚さんが格闘家、用心棒そんな話を全く知らずに会った話。

初めて会った時に僕の拳を見て、そっち系の話にずれた。

君の拳は喧嘩屋さんの拳だね、喧嘩よくしてたの?

はい。

ならさ、打ってみてよ喧嘩が始まる時みたいに。

僕は軽くこうですかね?みたいにパンチをした、違うね君はサウスポーのはずだよ、両手の拳を見たらわかるから、いいよ本気で打ってみて。手塚さんがポーズを構え、目つきが変わった。

この時僕は全身にさぶいぼ、ないし悪寒を感じた。

はい。といいサウスポーでのスイッチで、フェイクの右を入れた時に僕の右手はガードされ、次のシーンで僕は手塚さんの拳が顔の横スレスレで通ったあとだった。ヘビー級の体格のパンチが見えない、それよりか自分が二歩程度下がっていて、パンチが通り過ぎたあとに両手で顔をガードした事が段々恥ずかしくなった。

喧嘩屋さんと言われて分かる人やなって思っていた自分が恥ずかしかった。

手塚さんの取り巻きが、当たったらどーすんの、危ないよ。と言って手塚さんがフェイント入れて来たからスイッチ入っちゃったよ。あはは。

僕が手塚さんと向き合って、約4秒で僕は2度と起き上がる事ができなかったと思った。

本当に恥ずかしかったし、足が震えた。

これは本当の話で、手塚さんを知る人ならわかる。フェイントに気付いた手塚さんの解説に入ったが頭には入ってこない、再現で手塚さんがパンチをする素振りをすると、思わず両手でガードをしてしまう。今は再現だから大丈夫的な事を言われたが、やめてくれと思った。

手塚さんの親方、師匠はグラップラー刃牙に出てくるドラム缶を素足で蹴り、穴を開ける人と聞いた。漫画に出てくるような怪物だと知った。手塚さんは千葉出身、中学から拳を鍛えるために電信柱をフルスイングで殴り、骨折しても毎日殴ったと笑顔で語り、格闘技が好きな人だと思った。

格闘技の話をする手塚さんは無邪気な少年、顔も温厚そう、狂気の人間には見えない。

それから、手塚さんに稽古をお願いしに来た現役選手とのスパーリングDVDを見せてくれた、枚数は30枚〜50枚。

常に持ち歩き、格闘技について熱く語る。

その中でも印象的だったのが、ヘビー級選手とのスパ、手塚さんは受ける、避ける、流すの繰り返しで、選手に1ラウンド終わるたびに、アドバイスをする。

3ラウンド目で、僕も軽く攻撃してもいいかな?と手塚さんが言うと、うっす。みたいな返事が来て、ゆっくりだが、パンチとキックをしていた。

正直僕は退屈で、横に居てる手塚さんの顔を見たり、よそ見をしていた。

あーーと悲鳴に近い声と倒れている選手。 

ここ凄いいいとこなんだよ、見えた?

はい。ほんと?何回蹴り入れたか見えた?

一回だと思います。

じゃー巻き戻すね、ほら見て2回だよ。

え?見えないです。

スローにするね、ほら、2回。

見えないよねーこの選手も見えなかったからしかたないよね。

結論、靭帯が切れ選手生命が絶たれた。

手塚さんは事故だからしかたない、僕は軽くしか蹴ってないし、相手にも了解得てした事だからさ。

ヘビー級選手が、操り人形の紐が切れた様に倒れ、痛みで転げ叫ぶ。

その後、手塚さんは僕の名前をいい、いいよな、⚪︎君は人を叩けて、僕が人を殴ったら死んじゃうから、加減してもどうなるかなんてわからないよね。と無邪気に言っていた。

狂気である。

手塚さんは2000万以上のベンツに乗っていた、Sクラス。

そんな金額するんですか?と聞いた理由は高くても1500万くらいだと思っていたし、ベンツに偽物とか本物とかあるの知らなかったから。

手塚さんのベンツはAMGの本物、日本にも数台でエンジンから違うらしい。

昔ライブドアで働いてて、役員になる時の契約金で買ったと言っていた。

契約金は一億、そういう話はしないが格闘技については話す。

僕はライブドアの話が聞きたかった。

これは約12年から13年前の話、ライブドアがほぼ解散した辺り。手塚さんはライブドア全盛期の時に契約している。

別の話で、柔道の金メダリスト、石井選手がk1に挑んだ時セコンドについていたとも聞いた。

漫画の人だけあって、内容も漫画みたいな話を最後に、終わります。

息を吸う音、吐く音、吸う時にボディーにダメージを与え、慌てて吐く時に脳にダメージを与える、これは格闘技では当たり前。でもね、筋肉も血液を通して息をするんだよ、その音を聞いて壊すんだよ。

手塚さんは現在60歳手前、朝倉未来と是非して欲しい、弱い者イジメのカリスマが一撃で終わるかもしれない。






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