第15話 思ったよりいい人?

 翡翠さんに手を引かれ歩くこと約15分


「お、やっとついたな、ここが目的地だしさっさと入ろうか」


「えーと、この建物ですか?」


 僕の目の前にあるのは看板にめちゃくちゃわかりやすく〈ヘルメス商会〉と書かれているレンガ造りの建物だ。

 普通こうゆうのって最初は冒険者ギルドとかに行くんじゃないの?


「先に冒険者ギルドとかに行くものじゃないんですか?」


「あぁ、普通だったら最初は金を稼ぐために冒険者に成りに行ったりするね、でもレイにはあたしが居るから大丈夫!欲しいものは何でも買ってあげよう‼」


「ええ⁉そんなの悪いですよ!」


「いいよいいよ気にしないで、一応ここの商会はあたしのフレンドがやってて仲いいし...あとレイの見た目だったら大分優遇されるはずだからね」


 え〜...どうしよう?まぁ貰えるものは貰っておこうかな


「わかりました、、なら行きましょう」


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 カランコローン


「おーい、若葉わかば好みの子連れてきたよ〜」


「え?翡翠さん何言ってるんですか?」


「あぁ気にしないくれ、ただこの商会のトップを呼んだだけだから」


「え〜いやその言ってる内容が「ガッタンゴットングシャベチャ」ってなんの音です⁉!」


「いや、気にしないくれただの移動してる音だし」


 え〜なんか嫌な予感するな、、、もし翡翠さんが最初に言ってた僕の見た目だったら優遇されるってゆうのも気になるし、、、


 ダダダダッ


「本当に大丈夫なんですか?」


 ドンドンドンッ


「いやぁ、多分平気だよ多分」


 グシャベチャバーンッ


「おーい!久しぶり翡翠〜」バターンッ


「いきなり飛びついてくるなよ、びっくりするじゃんか」


「ひどいなぁ、私はただ久しぶりに会った親友に助走付きジャンプハグをしようとしただけなのに、、、」


「いや、出会い頭に助走付きジャンプハグしてくるほうがおかしいだろ」


 この人がさっき翡翠さんが言ってた若葉さんってゆう人かな?

 なんかいきなりハグとかしてくるのは変だとは思うけど思ったより普通の人かな?

 だってシンプルに見た目可愛いし、なんかドジっ子属性とかありそうなヒロインみたいな顔してるし、、、あと何より胸がでかいね!多分だけどD...いやEはあるんじゃないかな?この前学校で煌太に見せられたグラビア写真よりも大きそうだし、、、いや僕が見たくてみてたわけじゃないからね!

 誤解しないでよって僕は誰に言い訳してるんだろう、、、


「ん?おやおや君が翡翠の言ってた子か、へぇ〜」バッ


「うわッ⁉いきなり抱きついてびっくりするじゃないですか、えーと若葉さんであってますか?」


 おっおぉいきなり抱きつかれて変な声出そうになったし、近いって、、顔もよく見たら滅茶苦茶可愛いし何より胸がぁ〜


「フフッ、少しどんな反応するか気になってね、あと名前教えてくれるかい?」


 うわぁ微笑み顔も可愛いなぁ!顔赤くなってないよね?ワンチャン今までの仕様を考えるとなってる可能性もあるんだよなぁ


「レイって言います、もうそろそろ離れませんか?」


「へぇ?レイ君って言うのか、、、これからよろしくね」


「はいっこちらこそ、、、あともうそろそろ離れません?」


「いや、こちらも離れれたいんだけどさっき色んなものふんずけて走ってきたから麻痺ポーション割っちゃってね、、、さっき効いてきたんだ」


「え⁉でも飛びついてきましたよね?」


「そうそう、飛びつくとゆう激しい動きをしたから麻痺毒が全身に回りやすくなって効いたみたいだよ、ふふふ」


「いや笑い事じゃないですよ〜助けてください翡翠さん!」


「あ~無理だなぁ、若葉の自家製ポーション類は絶対に解毒できないんだよ、なんか複合毒?みたいなの使ってるって」


「え?そうなんですか?」


「うん、私の作ったもの作品は大体人気だからね〜、無理やり奪われないよう絶対に逃げられないようにしたのさ」


「え〜!すごいですねぇって今はそれっどころじゃないでしょ!早く離れましょうよ」


「あははっせっかくだから楽しんだらいいじゃないか、ねぇ〜若葉」


「あぁ、そんなに私と離れたいのか?」


 クッそんな目で僕を見ないでくれっ僕は男なんだっ


「っでも私一応男ですよ」


「「え⁉」」


 ほら思った通りの反応だよ、ハハハッこれで離れたいと思うはず...


「「神か?」」


 ん?


「本当に男のなのか?レイ」


「え?はいそうですけど」


「おお〜‼本物の男の娘だ〜このゲームって体格とか性別変えられないから本当に男の娘なんだなぁ〜」


「まじか、、、これで男とかまじでどストライクだ、、、」


 え〜なんか思ってた反応と違うな、若葉さんの言う男の子ってなんかニュアンスが違いそうだし、翡翠さんは僕が男って言ってからなんか笑顔でブツブツ言い始めたし、

 あっ思い出した、この反応どこかで見たことあるなって思ってたけどこれアレだ、クラスの腐女子達の反応に似てるわ

 けどあれって煌太と一緒に遊んでたときになってたけど今は一人なんだよなぁ


「デュフフフ、、はっついトリップしてしまった、ふうレイ君」


「はいっなんですか?」


 圧が強いし怖いなぁ


「後で装備してほしいものがあるんだよ」


「へ?そんなことですか、とゆうか元々僕達は装備を買いに来たので文句は全然ないですよ」


「言質は取ったからね?ふふふ」


 え?なんかいきなり悪寒がしてきたんだけど...まさかさっきの選択間違った?いやでも結局装備品買いに来たんだから変わんないでしょ


「ん、そういえば一人称僕に変えたんだ」


「まあ元々僕が僕の一人称なんで」


「へぇ〜他にも色々お話しようじゃないか、この麻痺が解けるまで暇だからね」


「ぜんぜんいいですよ!とゆうか若葉さんの事も教えて下さいね!」


「ん〜そうだなぁ、、、」


 僕と若葉さんは麻痺が解けるまでお互いの話を楽しみました。

 正直めちゃくちゃ楽しかったなぁ、あとめちゃくちゃ仲良くなった気がするなぁ

 ちなみに翡翠さんはずっと考え事してた、ブツブツ言ってたし多分レイドボスを倒す方法でも考えてたのかな?



 と、こうして楽しかった時間は過ぎ去って行ったのでした。








〜〜あとがき〜〜〜〜〜〜〜〜

いやぁ滅茶苦茶投稿するペース下がってますよねぇ

どうにかしてあげたいです

あと、この物語って戦闘メインにしようって思ってたんですけど、、、思ってたより人間関係が描かれていきそうです

この後どうしよう、、、、、、

次はがんばります!〈多分〉

それでは~

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