第2章 配信する?背信する?レイに迫る魔の手

第14話 人混みは嫌い〜

 ブンッ


「おお〜、ここは...広場、かな?凄い賑わってるなぁ」


 クッ、人が多すぎて自分の身長だとどこに何があるのかさっぱり見えないなぁ、、


「ん、そこのお嬢さん大丈夫かい?なんかめちゃくちゃ背伸びしてる割に周り見えてないけど」


 おっ声をかけてくれたお姉さんがいるし色々教えてもらおっと、あと見えてないは余計...


「あ~全然大丈夫じゃないです!お姉さん少し助けてくれませんか?私まだ始めたばっかりでよくわからないんです...(カワボ出してるけど元の声も高い)」


「え?ああ初心者の子ね、良し、じゃあ手握ってね」


「はい!これでいいですか?」


「うっ、可愛いボソッ...こっちの喫茶店に行こう、こっちの方だったら人通りは少ないだろう」


「ありがとうございます!お姉さん!(なんか騙してるみたいで罪悪感があるなぁ)」


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 カランコローン


「ふぅ、人が多くて少し疲れたな、、あー店員さんコーヒー1つで、あーお嬢さんは何か飲む?」


「え?このゲームって飲み物とかあるんですか?」


「あ〜まだこのゲーム始めたてだったよね、このゲームは五感全てを再現してるんだよ。だから普通のゲームより綺麗だし匂いもする、ものに触れた感覚だってあるし、もちろん味もするんだ」


「ほぇ~、凄いんですねぇ」


 正直こうゆう感じのゲームってポーション飲むぐらいだと思ってた、、、


「あはは、まぁあたしもこのゲームの開発者ではないから詳しくは知らないけどね、ところで何飲む?色々あるよ」


 喫茶店のメニューを見てみるけど美味しそうな料理ばっかりだ〜そして値段高‼自分今一文無しなんですけど〜、まぁここの喫茶店はいつかまた稼いでからこようってそうだ‼飲み物何頼むか決めないと、、、おっやっぱ喫茶店といえばこれだよねえ♪


「じゃあ私はオレンジジュースにします‼」


「おっけー、じゃあ頼んどくね」


「あ~そう言えば私今一文無しなんですけど...」


「そんな事気にしないでいいよ、あたしからの奢りだしさ」


「やった〜、ありがとうございます!」


 危な〜これでもし払ってくんなかったらやばかったぁ


「ところでお嬢さん、名前は?」


「私の名前はレイです!お姉さんは?」


「あぁ、そうかまだこのゲーム始めたてだから知らないかボソッ、あたしの名前は翡翠ひすいってゆうんだ、よろしく!」


「翡翠さんですね、オッケー覚えました!」


 へ〜翡翠さんって言うのか、、、そういえばどこかで翡翠って名前聞いた気がするな...どこだっけ?


「えーと、それでレイは今日始めたばっかりなの?」


「はい、さっき始めたんですけど周りの人が多くて...」


「あ~だからあんなに必死に周り見てたんだね、見えてなかったけど」


 一言余計だよ、、


「あの広場っていつもあんなに人が多いんですか?」


「いや、今日が偶々レイドボス戦でな...一気に全滅させられたんだよ」


「あ~だからリスポーンした人たちがあんなにいたんですねぇ」


 えっ⁉てかやばいだろ...あの多分100人以上いたであろう集団を全滅?レイドボス怖っ‼


「そうだ...あのレイドボスは絶対にウチのギルドが倒して見せる!」


「ん?ウチのギルド?」


「あぁそういえば言ってなかったな、あたしは一応〈深緑の狩人しんりょくのかりうど〉というギルドのトップをやっているんだ」


「え⁉深緑っていえば、あのの1つですよ‼まさかそんなギルドのトップに助けて貰えるなんて感激です‼」


 あ〜だから翡翠さんの事どこかで聞いたことがある気がしたんだ、、、四大ギルドはこのFWOが始まって1ヶ月たった今、このゲームの攻略最前線を突き進む現時点で最強ギルドの1つなんだけど...そんなすごい人にゲーム初めた初日に助けてもらえるなんてどんな確率なんだよ


「でもそんなに強いギルドの人達なのにレイドボスに負けてしまったんですか?」


「あぁ、アイツ...夜鬼やきって言ってな、見た目はアニメとかでよく見る悪魔っぽいんだが皮膚はまともな刃物通さないぐらい硬いしかけてくるしで負けちまったんだよ」


「はぁ〜悪魔ですか、怖そうですね...でも少し戦ってみたいですっ」


「へぇ〜、レイは少し戦闘狂なのか?」


「まぁ闘うのは好きですねぇ」


 格ゲーとかレースゲーとか基本闘う系のゲームは何でも好きだしなぁ


「あっそういえば私、翡翠さんに教えて欲しい事があって...」


「ん?なにを教えてほしんだ?」


「そもそもなんですけどFWOを始めたらまず何をしたら良いんですか?」


「あ〜そっか始めたばっかってことはまだ冒険者ギルドにも行ってないのか...よし、もしレイが嫌じゃなければだがあたしが手取り足取り教えて上げるよ」


「えっ⁉良いんですか?嬉しいですっ!ぜひよろしくおねがいします」


 やったぁ、地味にあの人混みの中に一人で入るのはきつかっただろうから嬉しいな〜


「なら早速移動するか」


「え?移動ってどこにですか?」


「まぁまぁ、ついたら分かると思うよ」


「わかりました!ついていきます」


 このときの僕はまだ知らなかった...この後待ち受ける地獄を...。


ーーーあとがきーーー

投稿遅れてごめんなさい‼

体調が悪すぎました

これからはがんばります‼(できたら)

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