DXリラックス綿棒

「新しい商品を思いついて、試作してきたから君で実験してもいい?」


「いいですけど、どんなのですか?」


「DXリラックス綿棒だよ。綿棒って気持ちいいでしょ?それで波の音って心地いいじゃん。だから海の音が聞こえる綿棒を作ってみました!というわけだから片耳貸して」


「わかりましたけど、音の大きさ気をつけてくださいよ」


「わかってるよ。商品化した時はちゃんと制限かかるようにするよ。じゃあいくよー」


「…今は制限掛かってないんですか?まあちゃんとしてくれればいいですけど。どうぞ」


「じゃあいくよ」


「はい」


「…」


「ひゃっ」


「⁉︎ どうしたの。音量大きかった?」


「いえ、あの」


「?」


「綿棒が音で振動して…めちゃくちゃくすぐったいです」

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