第12話お市の方は泰一の兄貴
脅迫性障害は、実際にはあり得ない事柄、状況に不安感を抱きそれが空疎な事といえ否めない性格と、察する淀は今朝、水槽に沈んだ水中花を見た途端にパニックを起こしその場から逃げ去る行為をした。
医療従事者でもない淀には不確定要素ではあるが、高市のしようとする事を初めて賛同出来そうな気がしていた。
泰一の引きこもりが治れば、水口家はどんよりと曇った雰囲気の家相が改善される様な気がして、弾んだ心にコーヒーとロールケーキを一切れご褒美として淀に与えた。
淀と泰一は帝塚山理学大学の同窓生だった。
淀は大学で理学を噛ったが、理学療法への道は進まなかった。
「淀君、彼がお市の方だよ僕の兄貴さ高市(こういち)だ。」
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