side ー ファンクラブ 2

《sideファンクラブ》(一部、第三者視点)


 これはあまりにも尊い人物を語るファンの集いである。

 ここに集まる者たちには固い約束が結ばれている。


・一つ、推しをを愛でるための会であるため、推しに迷惑をかけてはいけない。

・一つ、情報共有は求めるが、会員同士でも情報の強制はしてはいけない。

・一つ、この会話の中には上位や下位などの貴族の位を言わない。出さない。出した者はファンとしての活動を禁止する。

・一つ、選ばれた女性がいても、誹謗中傷、暴力などを行わない。

・一つ、抜け駆けはしない。(男性から求められれば応じてもよし)

・一つ、尊き存在の行動を邪魔しない。

・一つ、もしも、誓いを破る者は全員からギルティされる。

・一つ、全ては推しのために!


 入会する条件として、特定の人物から許可を取る必要があります。

 許可をとり、ログインパスワードを取得しなければファンクラブに入ることはできない。



 new図書館の妖精

 new献身の騎士


 ブラッククリスタルファンクラブ掲示板スレ 21


 1:名誉会長

 皆様ご機嫌よう、此度はブラッククリスタル様が英雄として一歩を踏み出されたため緊急でスレを立ち上げさせていただきました。


 2:最強の騎士

 ブラッククリスタル様、凄い! 男なのに一人でビッグベアーを倒した!


 3:最上の従者

 ブラッククリスタル様は至高の存在なのです!見た目、雰囲気、心、強さ、賢さ、全てが完璧


 4:献身の騎士

 初めまして、皆様、これからよろしくお願いします。


 5:図書館の妖精

 ヤッホー! 初めまして、みんなよろしくね。


 6:賢者老兵

 ほほほ、ブラッククリスタル様の体は男性とは思えないほど引き締まっており、固く、たくましかったですねよ


 7:守護の騎士

 なっ! なんと逞しく、引き締まった体!! ゴクッ!


 8:名誉会長

 ふふふ、私は側で戦いを見ておりました。

 邪魔なワンコロを排除しながら、必死に戦うブラッククリスタルの姿は至高とだけお伝えしておきましょう


 9:最強の騎士。

 名誉会長、凄い!


 10:名誉会長

 名誉会長として、推しの戦いを見逃すわけには行きませんから。

 

 11:才媛の学士

 ズルい! ズルい!! ズルい!!!

 私だって、本当はブラッククリスタル様に捧げたかったのに。

 

 12:名誉会長

 これは個人プレイが許された私だけの特権です。


 13:正統なる傍観者

 ぐっ、やるな。まぁ私は私で遠巻きから愛でるだけだが。


 14:賢者老兵

 やりますね。名誉会長には負けていられませんね。


 15:守護の騎士

 むむむ、本当は私がつかず離れずいるはずなのに


 16:図書館の妖精

 そうだ。ブラッククリスタル様が魔物娘に興味を持ったようだよ。

 

 17:名誉会長

 なんと! ブラッククリスタル様は、男性として強いだけでなく、異種族交流までお考えになっているというのですか? 研究者の血が騒ぎますね。


 18:才媛の学士

 ええ〜!! 男性って、家で引きこもって傲慢にしているものばかりだと思っていた。強いだけでもカッコ良いのに、異種族交流までするって豪気すぎだよ。


 19:最強の騎士

 油断できない。私も負けてられない。


 20:最上の従者

 ふふふ、私はどこに行かれようとブラッククリスタル様のおそばにいるだけです。

 

 21:名誉会長

 それぞれの立場がありますからね。皆さんもご無理はされないように。

 ブラッククリスタル様は、一人の女性では収まる器ではなかった。

 一体どれだけの女性を手中に収めるのか……。


 22:正統なる傍観者

 一人の女では収まらないか……。


 23:献身の騎士

 身分違いの女性たちにもお優しい方ですからね。

 異種族であろうと受け入れそうです。


 24:図書館の妖精

 ふふ、私はキスしちゃった!

 あまりにも可愛くてかっこいいから。


 25:最上の従者

 なっ! それはファンとしてルール違反では?


 26:名誉会長

 ルール違反ではありませんが、あまり自慢は良くないですね。

 図書館の妖精さん、警告1です。

 警告が溜まった場合は脱退してもらう恐れもあります。


 27:図書館の妖精

 は〜い。ごめんなさい。

 だけど、彼はまだまだ男性として赤ん坊のような物だよ。

 周りの女性たちで育ててあげないとね。


 28:賢者老兵

 それはおおいに賛成ですね。

 手取り足取り指導してあげたいです。

 あの逞しい体を隅から隅まで!!!


 29:名誉会長

 皆さん、脱線しておりますよ。

 ブラッククリスタル様の愛でる会であって、自分の欲望を伝える会ではありません。


 30:最上の従者

 私は全ての一番ですけどね

 

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あとがき


どうも作者のイコです。


サポーター様、読者様に感謝です。

新作のプロットを書き始めたので、近いうちに投稿を1話ごとにすると思います。

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

好評をいただいておりますので、完結までは書き切りたいと思っていますので、どうぞお付き合いくださいませ(๑>◡<๑)


他に作品もよろしくお願いします。


「あくまで怠惰な悪役貴族」

「道にスライムが捨てられていたので連れて帰りました」

「貞操逆転世界なのに思ってのと違う」


なども執筆しております(๑>◡<๑)


宣伝でしたw

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