第28話:そういえば佐々木さんってどんな遊びをしてるの?

「まぁでもここ最近はずっとテスト勉強ばっかりだったから、そっちの方でだいぶ疲れちゃったわ。たまにはぱーっと思いっきり遊びたいわね」

「あぁ、その気持ちは凄くわかるよ。俺も最近は勉強ばかりで全然遊べてないなー……って、あ、そうだ。そういえば佐々木さんって普段はどんな遊びをしたりするの?」


 そんな話をしている時に、俺はちょっと前に気になってた事を佐々木さんに尋ねてみた。


「うーん、そうね……まぁ私は身体を動かすのが好きだから友達を誘ってアクティビティ系の施設に行く事が多いわね。だから友達と遊ぶ時はラウワンみたいな施設に行く事が多いかな。あそこはボーリングとかスポッチャとか色々と身体を動かせるのが揃ってるしね」

「あぁ、なるほど。確かに佐々木さんは運動神経抜群だからそういう所で遊ぶの大好きそうだよね」

「うん、まぁね。やっぱり身体を動かすのが楽しいしね。あ、まぁでも……一人だけの時は……プ、プラネタリウムとか水族館みたいな施設でノンビリと過ごすのも好きなんだけどね……」


 佐々木さんはちょっと恥ずかしそうにしながらそんな事を言ってきた。


 そして何だかその様子が凄く可愛らしかったので、俺は微笑みながらその佐々木さんの様子を見ていった。


「はは、そうなんだ?」

「ん……ちょ、ちょっと、何で笑ってるのよ? ふん、どうせ私にそういう施設は全然似合わないだろって思ったんでしょ?」

「そんな事ないよ。俺だって水族館とか普通に楽しいと思うしさ。……って、あ、そうだ! それじゃあさ、良かったら試験も終わった事だし、今度の休みとかに桜井さんとか夏江を誘って皆で一緒にラウワンに行ってみない?」

「えっ?」


 という事で俺は佐々木さんにそんな提案をしていってみた。仲の良い友達を誘って皆でラウワンに行ってみないかと提案をしてみた。


 すると佐々木さんは満面の笑みを浮かべながら顔を大きく頷いてきてくれた。


「うん、それはすっごく魅力的な提案ね! 最近はテスト勉強ばっかりで春香とも全然遊べてなかったし……うん、それは是非とも行きたいわ!」

「それなら良かったよ。それじゃあ佐々木さんは今度の土日は空いてるかな? あ、でもテスト明けだし佐々木さんはどっちも部活がある感じかな?」

「ううん、今週の土日なら部活はないから余裕で空いてるわよ。それじゃあ早速春香にも連絡してみるわね!」

「うん、わかった。それじゃあ俺も夏江に連絡してみるわね!」


 そういって俺はスマホのLIMEを開いて夏江に連絡をしてみた。するとすぐに夏江からオッケーと連絡が帰ってきた。


「夏江から連絡が返ってきたけどオッケーだってさ。土曜日に行けるって!」

「こっちも春香から連絡返ってきたわ。土曜日なら大丈夫だって!」

「うん、わかった! それじゃあ後で四人のグループLIME作るから、そこで待ち合わせ場所とか時間について決めていこうね。それと予約とか必要そうなのがあったら俺の方でやっておくからそこら辺は安心してね!」

「うん、わかったわ。色々と仕切ってくれてありがとね、山田。ふふ、それじゃあ土曜日も楽しみにしてるわね」

「うん、俺もだよ!」


 という事で今週の土曜日は佐々木さんと桜井さんと夏江と俺の四人でラウワンに行く事が決定した。これはもう今から土曜日になるのが凄く待ち遠しいな!

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