第294話 一挙紹介
『デスメンタル (眷属)
名前 オロフリン
【異能】
聖域守護(封印中)
【魔物能力】
空間魔法
結界魔法
生気吸収
岩土魔法
鎌術
錬金術 』
『名前 ゲイル (眷属)
人種 ハイドラゴニュート・ヴァンパイア・ファイター
Lv 124
【ユニークスキル】
武芸百般
【スキル】
身体剛化Lv2
剣術Lv7
盾術Lv5
体術Lv6
槍術Lv4
弓術Lv4
気術Lv5
斧術Lv4
槌術Lv4
騎乗Lv3
火魔法Lv1
風魔法Lv1
短剣術Lv1
銃術Lv1 』
『名前 ミネリ (眷属)
人種 ハイダークエルフ・ヴァンパイア・アサシン
Lv 100
【ユニークスキル】
超自然体
【スキル】
身体強化Lv9
弓術Lv3
精霊魔法Lv6
気配察知Lv8
短剣術Lv8
隠密Lv7
指揮Lv3
交渉Lv3 』
ミネリが超越者になったって事で、最近進化した奴らを一挙に紹介。
眷属のみんなが着々と力を蓄えてくれて、俺は嬉しいですよ。
オロフリンはレベル上げと並行して、研究をやってるせいか、【錬金術】を覚えていた。生前も覚えてたらしくこれで更に研究が捗ると、鼻息荒く言ってた。テレサも最近それに付きっきりである。
好々爺ムーブしてたアギャインが蟲領域で寂しそうにしてましたよ。時間がある時に構ってあげて下さい。
ゲイルは順調に器用貧乏の道を歩んでる気がする。【武芸百般】で武器系のスキルは簡単に覚えられるから、とりあえず手当たり次第って感じらしい。
そのうち色モノ武器のスキルも覚えるんだろうな。全部極めるには途方もない時間が掛かりそうだが、時間は死ななければ無限にあるんだ。頑張ってくれたまえ。
ミネリはね。学校で『RSG』の人員の勧誘をしつつ、自分も勉強しつつ、レベル上げしつつだから超越者になるまで時間がかかった。
『レト・スパイ・ごっこ』である『RSG』は、皇帝直属の組織って事でそれなりに人気なんだよね。それをミネリが適性を見ながら勧誘しつつ、教育もしつつと、かなり激務を押し付けている。今のミネリはノックス魔帝国でグレース並みに忙しい。
わしはもう歳なんじゃがとか言いながらも、そつなくこなしてくれてますよ。
「みんなが進化してるのに、俺はようやく折り返し地点を迎えたところときた」
今日はも今日とて一人で蝉狩りをしながら、ため息を吐く。とにかく必要経験値量が多すぎるんだよ。これで最終進化じゃなかったら、次の進化は一体どうなっちゃうんだよ。
「もうちょい先に進んで、更に経験値効率が良い蟲の魔物を探すべきかなぁ」
俺が次に蝉の場所から更に進むのに躊躇してるのには理由がある。次に待ち受けてる魔物と戦いたくないからだ。
「ミミズとかワーム程嫌いって訳じゃないんだけど、流石にあれだけの量がわさわさしてるのは気持ち悪い」
次に待ち受けてるるのは黒い悪魔である。
わさわさと、万は間違いなく超える量がいるんだよね。しかも大きさが1mぐらいある。
流石にじょーじみたいに二足歩行はしてないが。
一応何回か手を出した事はある。
魔法でちょっかいかけた時は、狂ったように襲いかかってして、それはもうキモかった。
想像してみてほしい。1m級の大きさの黒い悪魔が、視界を覆うなんて表現が生温いレベルで群がってくるんだぜ。日本に住んでた時は見かけても、そこまで嫌悪感はなかったんだけどね。流石にこの数はキモい。
しかも殺した瞬間に卵を産み落としてすぐに新個体が生まれてくる。黒い悪魔の永久機関である。放っておいても増えるし。
あの時は撤退するまで5時間ぐらい掛かったなぁ。一緒に妲己が着いてきてなかったらもっと掛かってたかも。
最近は犯罪を犯した奴の罰として、ここに放り込む事にしてる。生き残れたら罪は許してやるという事で。残念ながら生き残った奴はまだ居ないけどね。
経験値効率も悪くないんだけど、とにかくキモい。こいつらと戦った後は3日ぐらい狩りをお休みしたしね。モチベーション的にこいつらは無しである。
「でも先に進もうと思ったらこいつらの縄張りを抜けないといけないんだよなぁ」
飛んでいこうにも、こいつらも普通に飛ぶから。地球にいるやつはあんまり飛ばないのにね。
なんか自分が飛べる事を知らないとかなんとか聞いた事がある。命の危機に瀕すると、そこで初めて飛ぶとか。
ガセネタだったかな? まあ、どうでも良いけど、飛んで行く事も出来ないから、これ以上先に進むのに躊躇してるってことよ。
影を伝って移動するしかないかなぁ。テレサにこの話をしたら、絶対に来ないって言われたから転移もアテに出来ないし。
蟲のボスとやらも拝んでみたいけど、いつになることやら。まだまだ先の話ですかね。
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