【合計１００万PV突破！】現実は難しいので、VTuberはじめました！ 〜陰キャから抜け出すために始めた配信活動だったけど、有名配信者たちからの人気がすごいです〜

閑話.え、ML３期生とマッチングしたんだけどぉ！？

　〜〜〜ただの１人の男子高校生視点〜〜〜

「暇だ……」

　俺はベッドに寝転びながら、誰もいない自室でつぶやく。

　配信は漁り終わったし、宿題も終わらせた（俺偉すぎ）。ゲームのログインも終わらせたので、本当に暇すぎる。

　何もすることがないので、なんとなくスマホを眺めている。と、１件の通知が画面上に表示された。

　俺の好きな切り抜き師の新着動画の通知だった。

　何もすることがなかった俺にとっては最高の知らせ。もちろんすぐに開く。

　それは、１ヶ月と少し前にデビューしたML３期生である零くんの切り抜きだった。内容は『視聴者が決めたカートだろうと１位をかっさらう零くん』というものだった。すげぇなおい。

　そうして切り抜きを眺めていると、ふと思う。同じような体験なら、おそらく誰もがあるんじゃないのか？

　あぁ、アニカーしてぇ……。

　暇すぎる俺にとっては神の一言だった。俺はすぐにゲーム機を起動＆アニカーを起動する。

　アニカー久々だなぁ。もうしなくなってから何ヶ月経つんだろう。

　久々だからめちゃくちゃ腕が鈍ってるだろうなぁ。前はうますぎとかよく言われてたけど。

　そんなことを考えながら、数ヶ月たっても覚えている慣れた動作でオンラインに潜る。零くんとか世界ランカーも俺みたいにこの動作に慣れてるんだろうなというしょうもないことを考えている。

　メンバーはすぐに集まり、そこにはさっき切り抜きで見た名前に加え、きゅいあ・そうら・RinaといったML推しならよく見る名前も連なる。

　それを横目に、ゲーム始めたら水分取るの忘れそうだし先に取っておくかと思い、お茶を飲む。

　……。

　…………。

　………………。

　俺はお茶を吹きかけた。

　いやいや、は？　えちょ……なんで！？

　いやいや待てよ？　こんな奇跡が俺に来るわけがないし、これは偽物だな？

　そうは思いつつも、それはそれで４人合わせるのすげぇなということで写真に収めておく。

　ま、まぁ、偽物かどうかなんていざ戦えばすぐに分かることだからな。

　　　　　☆

　俺は絶賛、今のレースのリザルトを写真撮影しています。プレイで本人たちと確信しました。

　とりあえず、この写真をリア友とあの掲示板に貼っとくか……。

　これにより、後日無事に３期生オフ会でもアニカーがバズることになることを、当然この頃の俺は知らなかった。

《あとがき》

明日のお話はかなーーーーーり特別です。

@asasinn0125　さんの小説である【高校受験に失敗したのでVtuberで才能を発揮します！】との作品の垣根を超えたコラボ回です！

なぜ今言うかというと、この小説を読んでいないと楽しめないかもだからです。ただ、URLをはるとカクヨムの規約違反になりそうなので、お手数おかけしますが検索していただけると幸いです。

※ご本人様公認です。なろうで確認するとわかります。

これ書くの楽しかったし、また他のVTuberもの小説書いてる方とコラボしてみたいなぁ……。