第68話.たまには休憩も大事
作戦会議終了後、最上さんは深空を連れて港区に帰っていった。
残った僕と祐希、優菜とオンラインのりー。
2人も帰るかなと思って、僕は2人を見送るために立ち上がる。と、ほぼ同時に祐希が声を上げる。
「おいおい、凪よ。今ここにはりーちゃんはオンラインとはいえ、まだ3時という時間に3期生全員集まっているのだぞ? そうなったらすることは1つしかないんじゃないか?」
「ん。変態さんもたまには気が合う」
そう言って、2人はなぜか常備している自分のゲーム機を持ち上げる。
『おっ! アニカーならあたしも一旦曲作り中断して、一緒にする〜!』
そう言いながら、もう既に準備を始めている。
まぁそれもそうだね。たまには休憩も大事か!
「しょ、しょうがないな〜! みんながどうしても、って言うならしてもいいけど?」
「にっこにこで言っても説得力皆無で草」
「なんかりなっちだけ仲間外れみたいになっててごめんね?」
『も〜、そんなこと気にしなくていいって!』
「いや〜、3期生だけでアニカーっていつぶりだろうな」
「今日こそは祐希に勝つ……」
「変態さんには勝てませんけど、凪さんには勝ちたいです……」
『う〜ん、あたしは誰にも勝てそうにないけど、1人だけでも抜かしてみたいなぁ』
「は〜っはっはっは! 諸君、頑張りたまえ!」
「「『え、うざ』」」
「最近同期からのあたりが強い件」
そうして話しているうちに準備が整った。
久しぶりの配信関係なしの3期生全員とアニカー。楽しみでしかないっ!
゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜
789:豪運の主人
さっきめっちゃ久々にアニカーやったんだわ
790:名無しの主人
ここでその報告をするということはまさか……!
791:豪運の主人
>>790
そういうことだ!
792:名無しの主人
>>791
え、マジで? 俺零くんたちとマッチングするために数えきれないほどオンラインに潜ってるんだが、全くしなかったぞ?
793:名無しの主人
>>791
は? 許さんわ
794:名無しの主人
>>791
久々でマッチングはズルすぎる……
795:豪運の主人
もう既に俺に対するあたりが強いんだが、実はこの話には続きがある
796:名無しの主人
ほほう?
797:豪運の主人
俺は一言も零くんとマッチングしたとは言ってないだろ? そうじゃなくて俺がマッチングしたのは3期生全員なんだわ
798:名無しの主人
>>797
……は???
799:名無しの主人
>>797
マ???
800:名無しの主人
>>797
ヽ(`Д´#)ノ
801:零様の主人
>>797
ちょっと体育館裏集合してください
802:零様の主人
>>797
あれ、金属バットどこにあるっけ……
803:名無しの主人
羨ましいのもあるけど、その前に何の告知もなしに3期生でそういうことやってるのほっこりする……
804:名無しの主人
>>803
確かに
805:名無しの主人
仲良し3期生にてぇてぇ
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