「初恋」
涼
初恋
恋をする 前と後では こんなにも 違うのですね 胸の鼓動は
笑ってる顔も 泣いてる顔も 皆 愛しいのです 知りたいのです
コンビニの中で 流れるラブソング 思わず泣いてしまいそうです
「ありがとう」 おかしな顔になってない? だって泣きそう 最初の会話
苦しいの 話せたはずなのにも関わらず 遠くで見てた方が良かったの?
そんな顔 やだよ しないで 頭へと体中へと 溢れてゆくの
好きという 想いは何も 悪くない 悪いのはただ この
罪ですか? あなたの側に いるあの子 羨ましがる 汚い心
こんなにも 思いは募り 同じよに 募ってゆくは 言い出せぬ日々
夢の中 肩に触れた手 消えないで 触れた感触 貴方の匂い
首筋の 汗に惹かれた 暑い夏 夕立が来て 逃げてゆく恋
伝えたい でも伝えない 怖いから もう少しだけ 夢を見させて
少しだけ 覚えたんだよ お化粧を どうせあなたは 見てもないけど
私って 泣き虫だっけ? こんなにも あなたに会うまで 知らなかったよ
目を閉じて 耳も塞いで 口も閉じ あなたの事を 忘れられたら
ねぇ 私 少しだけれど 変われたの 弱音ばかりじゃ だめだと気付き
「好きです」と 卒業式に 言いました やっとあなたの 記憶になれた
あなたから そっと出て来た 「ありがとう」 一生ものの 宝物です
あーあもう… 終わっちゃね 初恋が 最後くらいは 困らせさせて
初恋は 叶わぬことが 多いけど けれど必ず 良き想い出に…
「初恋」 涼 @m-amiya
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