はなさんかじじい
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんとおばあさんは貧乏でしたが仲良く暮らしていました。
ある日、おじいさんが芝刈りをしていると、目がクリクリでしっぽがくるりと曲がって毛並みがもふもふのとても可愛い子犬がやってきました。あまりの可愛さにおじいさんは抱きつきました。そして、頬擦りをしました。
「あー、なんてふわふわでかわいい犬なんじゃ。」
すると子犬が一言。
「はなさんか、じじい。」
おっさんみたいな声で言い放ったのでした。
めでたし、めでたし。
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