第3話

俺は学校の廊下で華未来千佳に問い詰められている。

「ほんとに見てないんだね?」

「ああ、本当だ嘘だったらなんかしてやる覚悟がある」

俺はそう言った、その方が食い下がると思ったからだ。


「ふーん、そこまで言うなら見てないんでしょね」

「誤解が解けたなら俺はもう行く」

そう言って立ち去り自分のクラスに戻った。


お昼「海斗お前華未来千佳って人知ってるか?」

「あー知ってるよめっちゃ美人で成績優秀男子の理想って感じの人で、

うちの学校な有名じゃないか?」

俺はそれを聞いて少し驚いた。


「そうなのか。」

「お前はどうせ興味なくて知らないだろ」

「当たり前だろ」

知ってるかと思い聞いたが興味はわかなかった。

「何でそんなこと聞くんだ?」

「昨日お前が来る前に1人座っているのを見たから」


「へー珍しいなお前が人の事聞くなんて」

海斗にそう言われ俺は確かに今までそういう事は聞いたことないと

思った。「気まぐれだ」海斗にそう言い返した。


お昼を食べ終え放課後...

「なんでいるんですか」

「あら、心当たりあるんじゃないの?」教室に彼女が来ていた。

海斗の話通り人気らしく人が集まってきたので俺は場所を

変えようと伝えた。


「 で、何の用ですか?」俺はめんどくさくなりそうなのですぐに聞いた。

「しらを切るつもり?」俺は華未来さんに疑われてるようだ。

「僕にはなんのことかさっぱり」

「あなた本当は生徒手帳の中身見たでしょ?」

「証拠はあるんですか?」

「ええ、カードが表裏逆になってたの私は基本裏にして挟んでる、でも

あなたから貰った時は思ってだったどういう事かな?」


なるほどなそれは誤算だった俺はそう思いながら口を開けた

「見ましたよ」

「なんで嘘つくの?」

「めんどくさく言われそうだったので」

「私そんなんじゃないし」

「要はそれだけですか?、もう無いなら帰りたいんですけど」

俺は話を終わらせようとした。


「あともう1つ君が言ったこと覚えてる?嘘だったら何でもするっていう」

「確かに言いましたね。」

「君今度私の暇つぶし付き合ってよ」

それが君と居始めた事の始まりだった。

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