2000年後
第37話「2000年後」
実は2000年間ここに居て気づいたことがある。魔力や、体力が回復しない。それからこの封印は簡単には破れなさそう。まぁでも、不死鳥たちが心配だから。出ないとね。それに外の様子も気になる。
ーーー旧ソリエスト王国、現トライアン帝国
街並みは綺麗で、学校などの養育施設のほか、医療施設なども充実している。この国では主に、アズマトオルという暴君を封印した魔術師トロドバーナが信仰されている。
「いやぁ、トロドバーナ様が暴君を封印したお陰で今日も平和だね。」
「もう、2000年も経ったんだ、暴君がこの世に現れる可能性はないね」
「いやぁ、全ての種族が争いなく共存できる時代が来て、僕たちは幸せ者だな!」
「なぁ、今度聖戦跡行ってみようぜ。」
「肝試しかぁ、俺行くかぁ」
「私も」
「俺も」
さぁ、肝試しだ。
ーーー封印内
本気で殴れば割れるな、この封印。まぁ、外の世界が平和から、戦争は起こす必要はないな。
ーーー聖戦跡
「うわすっげぇ、二千年前からここは新たなんだな。」
その瞬間だった。大きく地面が抉れ、激しい戦闘があったと思われる場所の空間に大きな打撃音とともに、ヒビが入った。またドンと音を立てると。時空が裂け割れたガラスの様に落ちていく。
「うわぁ!出たぁ!」
「全員立って!構えて!」
土煙の中から俺が出てくる。
「俺登場」
それにしてもここは変わらないねぇ、でも木々が生い茂ってる部分もある。
「やぁ、君たち、初めまして、アズマトオルです」
「あの暴君が復活したぁ?!」
「まぁとりあえず落ち着け…この世界は今平和か?全ての種族は仲良くやってるか?」
「ああ、もちろん」
「そうかぁ、ならいいか。」
ーーーヴォルノビッシュ
「彼が起きた」
「え?」
「マジ?」
「迎えに行ってくる」
「よろしく」
バハムートがアズマトオルの近くに来た。
「お帰りなさい我が主人よ」
「今の時代平和そうだし、俺たちはひっそりと生きていこうか」
完
魔法って筋肉でどうにかなるくね?〜ステータス筋肉極振りの異世界ライフ〜 おしゃけくん @osyakekunn
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