第28話「魔王城、ラスボス」

 イフリートを倒し、魔王城へ直行。ほとんどの兵士が駐屯地に行っていたおかげでこちらはガラ空き。四天王と魔王シーハルマーサのみ。

「ぉっと、ここは通さないわよ?、アンドラちゃんを倒したのは認めるけど、敵地に少人数で挑むとかバカよねぇ。それ…」

俺はやつの話を聞く前に素早くバレットで頭を飛ばした。

「まったく。主人あるじも酷いぜ、話くらい最後まで聞いてやれよ。」

「いや、敵の話に時間を割く理由はない」

ようやくだ、トムを殺し、リアスを重症に追い込んだ諸悪の根源を殺せるんだ。速く、絶対に許さないからな。


ーーー次の四天王の部屋

「久しぶりだな、トオル」

「トリテラスか、生きてたんだな。」

「ええ、まぁ。次は容赦しませ…」

「お前の勝負への心意気などどうだっていい」

先程同様、バレットを使って頭を飛ばした。


ーーー最後の四天王の部屋

「まぁ、これはこれは、貴方が噂の、アズマトオルですか、よくここまで来れましたね、しか…」

「邪魔」

この奥に、魔王がいるのか。


ーーー魔王の間

「ふーん、やはりこうなったか。貴様と言えど、我を殺せるとは思話ないことね」

「ウルセェ、死ね」

俺は刀を取ってやつの首を跳ねようとした、しかし、さすが魔王剣で受け止める。

「おや?銃は使わないのですか?」

「あぁ、お前はしっかりと、直で殺してやる。」

「いいですねぇ、その怒りに満ちた顔。」

俺は何も返さず腹に蹴りを入れた、魔王が壁に打ち付けられ、大きな音と共に煙を上げた。

「いつになったらその仮面を外すんだ?」

「我を殺して剥ぎ取ってみたら?」

「そうか」

俺はすかさずやつの心臓に剣を突き、倒した。

「ありがとう、トオルくん」

「その声!まさか…そんな、なんで、リアスが魔王なんだよ!」

「あのね、私も貴方と同じ転生者なの。元々は人間として生まれたけど、魔力が多くて放つオーラによってどこの種族も受け入れてくれなかった。特にエルフなんかは自分たちより魔力が多いからって理由で殺され掛けたわ。だから魔王になって全人類に復讐しようとしたの。でも私じゃできなかった。」

「は?そんなの意味わかんねぇよ、何でトムを殺したんだ。」

「そうでも…しない…と、貴方、おこ…らない…じゃん…ねぇ…トオ…ル…くん…ワタ…しの…意志…ついでくれ…」

「リアス?!おい!しっかりしろよ!なぁ。お前まで死んだら俺、ぼっちじゃん、リアス…」

「主、どうして泣いているのでしょう」

「バハムート、そっとしてあげなさい」

「そうだな、俺も流石に同情するよ」

「なぁ、これってつまり、全人類と俺らで戦争始めるってことでいいのか?」

「彼女の意志を継ぐならば」

「継ぐよ、そしてお前らは来るか?」

「えぇ、一緒に醜い人の皮を被った化け物を」

「全人類を、殺しましょう。」



ーーーソリエスト

「なんと!魔王が倒された!?勇者か?」

「いえ、ただ、獣人の国より北に100キロ離れたとこに、謎の建造物ができたとのことです。獣人族は、王国騎士団の精鋭を連れてその城の調査に乗り切った様です。」


ーーー謎の建造物

「ねね、どう?俺の作ったジャパニーズな城は!」

「今までにみない美しい建造物です。」隣の国とは陸続きじゃないから海軍も作らないとね、魔族全員分の魂があるから、空軍も、陸軍は作り終えたよね、俺が魂込めて作ったから。

「そう言えば主、あの陸海空軍とは何なんですか?」

「安心しろ、それもジャパニーズので作ったる」




       次回「謎の調査団、不法侵入」

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