第26話「最後の駐屯地、魔族大陸」
ーーー魔族領最後の駐屯地
各駐屯地から集まった兵士が、外と中で防衛線を敷いている。それぞれいきなり何者かによって家族や、友人を失ったから士気も高くなっている。駐屯地以外の外では人間の国と戦争しているものやらがいる。そのおかげでここ一帯は草木が枯れ、赤く血で染まっている。
「全員!私はこの駐屯地の指揮官、ジェミニカだ!まず皆の者、集まってくれたことに感謝する。ここは魔族大陸への最後の砦、なんとしても死守せねば!」
あちこちから歓声が湧き上がる。それによりさらに士気が向上。全員が意気揚々と戦いを待っている。
ーーートオルたちの駐屯地
俺らは今最後の駐屯地に向かう準備をしている。銃の点検、刀を研ぎ、ロケット弾の誤射をしない工夫、これらを確認し、出陣。
「全員!いいか?これより先の駐屯地は今まで遭遇しなかった分がいると思え」
「まぁ蹴散らすだけよね」
「その通りだな。」
「血の気が多いわねぇでも、私も賛成よ」
*********************30分後**************************
「外にも兵士が居る。バハムート、蹴散らせ。」
「了解」
少しパニックになりつつある敵兵の元へ行き、ライフルやリボルバーを撃ちまくり制圧。外側は全滅、あとは何があるか。門は閉まっているが、俺がバレットで門を破壊。中には色々な攻撃手段を発射準備している兵隊たちがいる。
なかなか強そうな魔法もある。全部当たれば俺以外は重症になりかねない。
「バハムート、フェンリル、不死鳥!一旦引け!」
「はぁ?!」
俺以外口を揃えて言う。
「ここは俺が耐える!お前らは一旦引け!死ぬぞ!」
さすが魔族、魔法に長けているな。
「全員!目標は1人、全ての魔力を使ってもいい!殺せ!」
全く、全て薙ぎ払えるかな?
「こいよ、魔族ども!」
「放て!」
炎、水、雷、風、闇、全ての攻撃魔法が俺に来る。俺が拳を魔法に当てる。俺が25メートルほど飛ばされたとこで、一様相殺できた。
「相殺だと?!」
ほぼ全ての兵士が魔力を使い倒れている。
「まぁ、この俺に冷や汗を欠かせたことは褒めてやろう、全員、一気に落とせ」
俺の左右をバハムート、フェンリル、不死鳥が駆け抜けて最後の駐屯地に攻め入る。俺が歩いて駐屯地に入った頃には全ての兵士が死んでいた。
「これで、魔王を殺せるな」
ーーー駐屯地外
まだ息のあるものが1人いた。そして、謎の魔法陣を描いた後に詠唱を始める。
「我らの肉体を捧げ我が敵を撃て、冥界古より伝わる破壊の化け物よ、全てを殺し、全てを変えろ、イフリート」
その瞬間大きな爆発音と共に巨大でありえないほどの魔力を持ち近づくだけで灰すら残らぬほどに、燃え尽きてしまう。そんな存在が召喚された。
次回「イフリート」
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