冒険者編

第22話「勇者との出会い」

 死の谷を出て俺は街を彷徨い歩いていた。そうするととある街にたどり着いた。そこで冒険者登録を行う。動物たちによると学園都市が崩壊したことにより、それぞれの冒険者協会で冒険者になるための試験が設けられた。俺たちはそれをクリアすると言うわけだ。

 冒険者登録をするために並んで待っていると。チンピラどもがこっちを見てる。

「あいつ、ガキのくせに美人を3人も連れやがって。」

そう、神獣は全員女だった。そんなことを言われながら俺たちの番。

「冒険者登録を、したい」

「分かりました試験管がちょうど4人空いているので、それぞれ連れてってもらいます」

と受付が手を叩くと4人の試験官が来てそれぞれ案内してった。

「試験は簡単、俺と戦うこと。俺が合格と判断すればF級から、互角ならB級、圧倒できればA級からのスタートとなる。それじゃ、始めようか」

とりあえず瞬殺。バハムートたちも無事合格、全員A級スタート。そして、俺らでパーティを組んだ。パーティー名はアトミック。そして冒険者協会を出て宿を探そうとした時、なんかいい感じの装備をつけた四人組とすれ違った。鑑定で一瞬見えたのは勇者という文字。勇者も来ていたのか。なんて考えながら偽造した通貨で大体1週間分泊まることにした。

〜魔王城〜

「報告!死の谷より謎の人物が帰還、4人の獣人を連れています!」

「なに!?そいつらはどこへ向かった?」

「モドレーテ跡最寄の町、トンラです。」

「そうか」

「おそらくアズマトオルが神獣を味方にして死の谷より出てきた。」

「…」





      次回「初めての依頼、資金集め」

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