第13話「シアトンvsトオル、魔術師学園の力」
ついに武道大会当日だ、一回戦からまさかの戦うことになるとは、まぁ早く舞台に行くか。
武道大会のフィールドは力の差が出ないように森のような作りになっている。そのため正面勝負だと100%負ける弓士にも優しいわけだ。早速審判が出てきて合図の準備を始めた。
「これより!魔術師学園アテレン生徒シアトン対冒険者養成学校モドレーテ生徒アズマトオル試合!始め!」
さてととりあえず、千里眼で見つけるか。右向いて左向いて上向いて下向いて。1時の方向300メートル先って感じか、とりあえずリミッターは少しづつ外していこう。まずは1%、距離を詰める。
シアトンは森の中で彷徨っていた。アズマトオルが見つからないことに腹を立ててたのだ。
「いないわね、あいつ」
その瞬間風を斬るような音共に何かがシアトンに向かってきているのが分かった。シアトンはすかさず防御魔法を展開するが衝撃で後ろに飛ばされてしまった。
俺はあの反応速度に少し驚きながらも、戦闘に入っていたので、性格が、
「何だ?この程度か?」
変わっていた。
「そんなわけないわよ!私は一年生で唯一!上級魔法が操れるもの!あんたなんてけちょんけちょんにしてやるわ!」
「はぁ、やれるもんならやってみろよ、『自称』魔法使いさん?」
その瞬間シアトンの表情が変わり何やら杖を構えた。
「お前のようなやつは絶対に許さない。上級魔法、ストーンヘッジ!」
その瞬間俺の真下より石が飛び出てきた。
「無駄よ!この石はどこまでも伸び続ける。やめて欲しいなら謝りなさい?」
しかし、石を蹴って砕き散らし地面に帰ってきた。
「この程度で上級なんだ。へぇー」
「舐めないでよ!上級魔法ファイヤーソード!
貴方も剣を抜きなさい?私も剣で戦ってやる。」
俺はそのまま抜刀と共に瞬く間にシアトンの懐に忍び込み。峰打ちで切り飛ばした。シアトンは上空に飛ばされたので。俺も上からさらにもう一撃し地面に叩きつけ剣を突きつけ。
「チェックメイト」
決まった。
「勝者!アズマトオル!」
歓声が湧き上がった。俺は第2回戦に進めることになった。とりあえず観客席に戻ると、リアスとトムが労ってくれた。
「トオルくんすごかったねぇ!」
「いやぁほんとにそれは思うよ。出なくてよかった〜、まぁ稼ぎもできたしありがとうな」
「感謝するなら2割くれよぉ〜」
「トオルくんは腹黒いですよ?」
と3人で笑い合った。
「そういえば次って誰の試合だ?」
「次はアリステレアとマヤ?って人の試合だぜ?」
うわぁあの2人か〜
「フィールド壊さないようにして欲しいな、」
その後2人揃って
「お前が1番壊してるよ!」
だってさ。アリスは大丈夫だろうか。
次回「アリスvsマヤ、王女の過去」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます