第12話「学生武道大会、魔術師学園」
今日も優雅な1日が始まる。ザワザワしたクラス、まだ先生が来ない教室で僕は外を見ていた。数分後
「全員!席につけ!これから学生武道大会の説明を始める!例年より変わった点があるからよく聞くように!」
「せんせー何が変わったんすか?」
「レオナルド君!発言をするときは挙手しなさい!とりあえず今回の武道大会は隣国の魔術師学園と共同で行うことになりました。それでは武道大会の説明に入ります。今回は、剣士、弓士、拳士、魔術士がランダムに戦い誰が最強かを決まる大会です。優勝者には2年生でいろんな待遇があるので各自頑張れ、それから参加するのは一年のみエントリー制だ。エントリーするには3年生徒会室前にある箱に名前を入れろ。」
すごーく大雑把だったが、待遇があるなら本気でやるしかないな。エントリーしてこよう。
えっと、名前が、アズマトオル、職業は複数選択可なのか、なら剣士と拳士だな。おっし入れよ。
「ふーん貴方も参加するのね。トオル」
「アリスじゃないかぁ、君も参加するのかい?」
「当たり前でしょ?ボッコボコにしてあげるから覚悟しなさい?」
「あらあら、王女殿下も見知らぬ男に張り合うようになるとは落ちたものねぇ」
「マヤ…」
「知り合い?」
「武道に長けた騎士隊長の娘で嫌なやつよ」
「まぁせいぜい頑張れぇ」
とりあえず、いろんないざこざがあったが、1週間後の大会に備えて今日は寮に戻ろう。あと、決闘以来仲良くなったトムと同じ寮になった。
寮に帰ってきたのでトムに色々と聞こうと思う。
「なぁトム、魔術師学園の奴らってどんなの?」
「うーん、隣国のこの学園とは違い宮廷に仕えさせるために育てられる人がほとんどってことくらいしか。それが嫌な人がモドレーテに来るんだけどね。ちなみに僕は参加しないよ、君に賭けて大儲けするためにね。」
「安心しろがっぽり稼がせてやる。」
笑い合ってこの日は寝た。
次の日廊下に行くと参加者とトーナメントの図が出てた。最初の相手は。
「シアトン?誰だそれ」
「私よ」
おそらく魔術師学園の、生徒だろうが確認を
「誰?」
相手はため息をつき続ける。
「私は魔術師学園の、生徒よ、知らないのは当たり前ね、貴方のような貧乏人が私と戦えるだけ感謝しろ。」
まぁ、戦い始めると俺もこんな感じになるし許してやるか。それにしても会場はめちゃくちゃ広いなぁ結構暴れられそうだ。
次回「シアトンvsトオル、魔術師学園の力」
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