第7話 おばあさんの秘密
綾子が、おばあさんの家に毎日のように、学校の帰りに立ち寄るようになって、数か月が過ぎた。その間に車中死体遺棄事件が起こっていたが、事件のことはおばあさんはおろか、綾子も知らなかった。
「お兄ちゃん、最近忙しいんだな」
という程度で、なかなか相手してくれなかったので、おばあちゃんと知り合えてよかったと思った。
おばあちゃんは、本当に優しかった。両親のような裏表がハッキリ分かる人間ではない。長年生きていると、ここまで人間が丸くなるということなのか、それとも、これがあのおばあさんの持って生まれた性格なのか、そのどちらもであろうと、綾子は思った。
基本的に、
「おじいちゃん、おばあちゃんは優しい」
という先入観がある。
その思いが強く、大嫌いな母親に対して感じている思いが逆におばあちゃんに対して自分を解放的にしているのだろうと思った。
「このおばあちゃんになら、手放しで甘えられる」
と思った、
おばあちゃんは、よく昔の話をしてくれた。おばあちゃんの家は、昔からの家であるが、最近の猛烈な夏の暑さからか、さすがにエアコンは完備しているが、普段は、あまり使わず、縁側でのんびりしていることが多いという。
「もう少し若ければ、庭の手入れとか自分でするんだけどね」
と言って、腰をさすって見せた。
綾子もおばあちゃんの家に行けば、縁側に座るのが好きだった。学校が終わってから行くのだから、午後四時過ぎくらいになっている。今はまだまだ暑さが残っていて、その時間でも、三十三度くらい平気にあるくらいで、日差しの強さも西日の角度から、余計に暑さを演出している。
だが、九月の声が近づいてきても、まだまだ暑さが残っている、
「これで残暑っていうんだからね」
というほど、今は季節が完全にずれてしまっていて、季節が一か月くらい遅くやってくるのか、九月になってやっと夏が半分くらいという異常気象である。
おばあさんの話では、おじいさんは数年前に病気で死んだという。子供さんたちは仕事の関係で近くにはいない。そのため、お盆かお正月くらいに帰省してくるくらいで、孫ともその時に遭うくらいだそうだ。
「この歳で、自分から会いに行くのもね」
と言っている。
家族の方からも、
「無理して出てきて、帰れなくなったらどうするの」
と言われたそうである。
要するに無理して出てきて、体調を崩して入院なんてことになったら、自分たちの生活のリズムが狂うということであろう。おばあちゃんはそのことが分かっているのか、
「うんうん、子供たちの言う通り」
と言って、黙ってしたがっているようだ。
だが、本音としては、
「死ぬ時はおじいさんと同じところで死にたいからね」
ということのようだ。
それが孤独死であってもいいという覚悟のようだが、
――そういえばおばあさんは、以前に「人が死ぬ時期が分かる」と言っていたが、自分が死ぬのも分かるのだろうか?
考えてみれば、この理屈は実に滑稽な矛盾を孕んでいる。
滑稽と言ってしまうと失礼だが、自分が死ぬ時期が分かっているということは、死ななければその証明にはならない。しかし、死んでしまえばそれを誰が証明してくれるというのだろう。まるで、
「死ぬまで生きられる」
と言っているようなものである。
だが、ペットなどでも元々野生の動物は、自分の死期が分かるという。その根拠として、繋いでいないペットは、自分を死んでいる姿を見られたくないという気持ちがあるからなのか、最後には姿をくらますという。そして死んでいるペットを見つけて、
「やっぱり、自分が死ぬのを分かっていたのよね」
と言って、丁重に荼毘にふしてあげるのだそうだ。
そういう意味では人間にも本当に死を迎えた人は自分で分かるのかも知れない。
綾子のおばあちゃんが死んだ時のことを聞いたことがあったが、死ぬまで病気療養で苦しい毎日を送っていたが、死に目は実に爽やかな表情をしていたという。これはおばあちゃんだけに限らず、老衰で死ぬ人は結構そういう安らかな死に顔だという。それを思うとやはり自分の死期が分かるのだろう。
「天寿の全う」
まさにその通りなのだろう。
綾子は、おばあちゃんとあれから、死についての話をしたことはなかったが、この間、別の話になり、そちらの方はどうにも説得力を感じなかったが、それは他で聞いたことがなかったというだけのことであろう。
「私はね。人が生まれる時も分かるんだよ。ただ生まれるというだけではなく、生まれ変わるというべきかな?」
とまた不思議なことを言い始めたと思った。
「どういうこと?」
「人は死んでは生れてくるだろう? もちろん、同じ人間ではないのは当たり前のことだけどね。でも、誰かが死んだ瞬間に生まれてくる人というのもたくさんいると思うのよ。まったく同じ瞬間であれば、それはもはや生まれ変わりなんじゃないかっていうことも思ったりするんだ」
綾子は昔読んだ本で、違うことを思っていた。
「でも、死んだ人間は一度は死後の世界というところに行って、それから天国に行くか、地獄にいくか決まるって聞いたよ。しかも、天国に行った人でないち生まれ変わることはできない。それもいつになるか分からないんだって」
というと、
「そういう考えもあるかも知れないね。でもおばあちゃんは、それ以外の世界もあると思っているんだ。死んだ人間が、絶対に死後の世界にいくわけではなく、そのまま生き返るという考え方ね」
「どっちが本当なのかしら?」
「どっちが本当という感覚ではないんだよ。どっちも本当で、どちらかがもしウソだとするなら、もう一つもウソなんじゃないかしら?」
とおばあちゃんがいうと、綾子は少し違う考えを示した。
「人間って、性格はいくつもあるんじゃないかしら? 二重人格だと言われる人もいるでしょう? だから、一方は死後の世界に行って。もう一方は生まれ変わると考えるのはどうなのしから?」
と言って、微笑んだ、
さすがにこの考えはおばあちゃんをビックリさせたようで、まるで鳩が豆鉄砲を食らったような表情だった。
綾子の不思議な力は、超能力だけではない。彼女の潜在している能力の中には、その頭を支配する脳をコントロールする力もあるらしい。しかもその力は、いわゆる、
「天才的」
という言われるもので、時々ではあるが、天才的な発想をすることで、周囲を驚かせることになる。
予知能力などはひょっとすると、これと同じ能力からの派生ではないかとも思える。綾子は本当に素晴らしい力を持っているのだが、その力を利用しようとしている連中が浅はかなのだ。
低能なくせに高等な頭を利用しようなどとする方がおこがましい。そんな連中の犠牲になったのは綾子の方で、綾子の悲劇は、
「この能力を持ったことではなく、この能力を分かっていない人間が私利私欲のために利用しようと安易に考えたことが、綾子を不幸にしたのだ」
というものであったのではないだろうか。
そう考えてくれる人はこの世にいるだろうか? なかなかいないだろうが、それでもおばあちゃんや武彦のように、少なくとも綾子の理解者は二人はいるのだ。それがどれほど綾子に勇気を与えるか、綾子は二人のことを思うと、有頂天になっていくのだった。
綾子は、自分の能力を悲観するのではなく、
「自分が使いたいと思った時、使いたい相手、あるいは使わなければいけない時に使えばいいのだ」
と思うようになっていた。
綾子は最近、おばあちゃんを見ていると、何か憂慮に耐えないものがあることを感じていた。その思いがどこから来るものなのか、自分でもよく分からなかったが、何かおばあちゃんには秘密があるような気がしていた。
以前は、夜遅くまでおばあちゃんの家にいても、別に何も言わなかったのに、最近では、
「もう遅くなったので、おかえりなさい」
と言って、追い返すことが多くなった。
確かに、高校生の恩の子が夜一人で帰るのだから、危険といえば危険である。遊びに行っている手前、それを断るということはありえない。それにしても、何がおばあちゃんの気持ちに変化を与えたのか、勘が鋭い綾子であったが、理由までは分からなかった。
ただおばあちゃんの様子を見ていると、何かソワソワしているのを感じた。
――どうしたんだろう?
と思っていると、その日も午後九時前くらいになって、
「そろそろ九時だわね。危ないから、早くおかえり」
と言ってくれたので、綾子はいつものように、おばあちゃんの家を出て、帰宅していた。
すると、ちょうどその時、警ら中の武彦をみつけた。
「あら? お兄ちゃんじゃない」
と綾子は暗闇の中、街灯だけの道を歩いていると、自転車で警ら中の武彦に出会った。
綾子との出会い頭は、武彦をビックリさせたようだ。
「ああ、綾子ちゃん。どうしたんだい? こんな時間に」
と少ししどろもどろの様子に何か違和感を抱いた綾子だったが、何はともあれ、一番安心な相手と出会ったのは、心強かった。
「見回り中なんだけど、ちょうどよかった。近くまで送っていくよ」
と言ってくれたので、
「うん!」
と力強くいうと、武彦は苦笑いではない普通の笑顔で頷いてくれた。
最近は武彦も忙しいようで、なかなか相手をしてもらえない。でも今はおばあちゃんがいるので、話し相手に困ることはないし、何よりも相手が綾子と会うのを何よりも楽しみにしてくれているのが嬉しかった。
「思い切り甘えさせてくれる相手」
それがあのおばあちゃんだったのだ。
「ところで、こんな時間までどこに行っていたんだい?」
と武彦に言われて、
「この先のおばあちゃんの家に行っていたの。以前、お金を失くしたということで困っていたんだけど、私がいろいろ考えてアドバイスしたところから見つかった縁で、仲良くしてもらっているのよ」
とあどけない表情を武彦に向けながら話した。
「それはいいことをしたね。甘えさせてくれる人ができたのはよかったよね。綾子ちゃんは今まで一人が多かったんだから、本当はもっといろいろな人に頼れるくらいになってほしいって思って言うんだよ」
と武彦がいうと、
「ええ、でも今の私にはお兄ちゃんもいれば、おばあちゃんもいる。それだけ十分なのよ」
というと、
「うん、そうだね。綾子ちゃんもだいぶ大人になってきたんだろうね」
「あら、私大人になんかなりたくないわ。いつまでも子供でいたいもん」
と、あどけない表情を見せたが、その奥にふいに大人の女性の雰囲気をにじませたのを、武彦は見逃さなかった。
――何て言えばいいのか、この子はもう大人の色香を出せるだけの魅力が備わっているんだ――
と武彦は感じた。
武彦は、綾子の話をしたおばあちゃんを知っていた。綾子は知らなかったが、以前武彦はおばあちゃんを助けたことがあった。電車から降りてきて、駅から表に出た時、腰の具合が悪くなり、そのまましゃがみ込んでしまったおばあちゃんを警ら中の彼が助けて、家まで送り届けたことがあった。それから、
「恩人だから」
と言って、体調のいい時はよく交番に差し入れを持って行ったりしたが、最近はそこまで体調がよくないので、控えていたが、警ら中にたまにおばあちゃんの様子を見に行くことはあった。それで今日もこのあたりを見回っていたということだ。
武彦はおばあちゃんの言うことなら何でも聞く。おばあちゃんはその性格から、まるで聖人君子のように見えたが、綾子はそんなおばあちゃんに、
――何か私たちの知らない秘密を持っているのかも知れない――
と感じるようになった。
その秘密というのがどういうものなのか、綾子には分からなかったが、何かを企んでいるように思えたのだ。
綾子を夜の九時前には帰して、そこからそのまま大人しく寝てしまうようなそんな雰囲気には見えなかった。ただ、何でもいうことを聞く武彦だったが、武彦とおばあちゃんの間に誰かが介在しているように思えたのだ。それがおばあちゃんの秘密であり、武彦が抱える悩みなのではないかとも思えた。
綾子が帰ってから、二十分もした頃であったが、おばあちゃんの家の近くで犬が吠えた。おばあちゃんは一瞬ビクッとなったが、その犬の吠え方で、誰が来たのか分かった気がしたおばあちゃんは、ホッと胸を撫でおろした。その犬は番犬であったが、吠え方によって、どこまで慣れている人間なのかということがおばあちゃんには分かっていた。その人が通った時、初めて見た相手に対して吠えたという雰囲気ではない。どちらかというと吠えることで、構ってほしいというある種の甘えのように聞こえるのは、その人が犬に好かれる性格だということの表れだろう。
おばあちゃんは、
「イヌが好きになる人間に悪い人はいない」
と思っていた。
おばあちゃんもその犬とはよく散歩しているところで遭遇することが多いが、いつも甘えてくるその様子に、
――この子が人間だったら、孫のようなものなのだろうな――
と思っていた。
夜のその時の吠え方も同じような吠え方をする。その犬はシェパードで、正式名称は、
「ジャーマン・シェパード・ドッグ」
というらしい。
このイヌ派、知的で忠誠心と服従心が豊富で、訓練を好む犬種である。そのため、警察犬、軍用犬、麻薬捜査犬として活用され、ゴールデンレトリバーのような盲導犬などとしても活躍している。
そんな犬が懐くのだから、悪い人でないことは確かだろう。
おばあちゃんには分かっているのだ。
その人の気配は犬の声で最初の予感となるが、次に歩き方にも特徴があり、片方の足を引きずって歩いているような感じがする。
姿が見えると安心したのか、急に顔を崩すその男は、おばあちゃんに雪崩れるように倒れこむことが最近多くなった。
「おばあちゃん」
というと、
「大丈夫かい? 顔色が悪いよ」
と言いながら、その男の顔をタオルで拭ってあげる。
おばあちゃんの家にやってきた時のその男は、いつも額から汗が流れていて、それをおばあちゃんがタオルで拭ってあげるのである。
「ありがとう、おばあちゃん。俺はおばあちゃんに助けてもらわなかったら、どうなっていたか」
と言いながら、家に上がり込んでおばあちゃんに正対する。
そして、おもむろに仏壇に向かうと、ろうそくと線香に火をつけて、手を合わすのだった。その表情は俯いているのでハッキリとは分からないが、真剣そのものであろう。口元から囁いて聞こえる念仏が、かしこまって聞こえるからだ。
「おじいさん、お久しぶりです。おばあちゃんは元気にしていますよ。ご安心くださいね」
と、彼は心の底でそう呟いていたのだ。
仏壇でのお参りが終わると、男はまたおばあちゃんと正対し、やっとニッコリと笑った。その笑顔を見るのがおばあちゃんは一番好きだった。綾子が遊びに来てくれて、あどけない雰囲気を癒しとして与えてくれるが、それ以上の癒しだと彼の笑顔を見るとそう思う。しかし出会った時は最悪だった。今から思えば、自分でもどうして今もこうしてこの男と一緒にいるのだろうと思うのだ。
あれは三年前のことだった。
まだおじいさんが生きている頃で、おじいさんが元気に近所の老人たちと釣りに出かけた時のことだった。おばあさんが一人でいると、その男が闖入してくる。とっさのことにおばあさんはまるで腰を抜かしそうになり、
「騒ぐんじゃない。大人しくしていれば何もしないから」
というマスクにサングラス。鳥打帽と言った、いかにも不審者であることを証明するかのような格好に、おばあさんは縮み上がってしまった。
老人が一人家にいるところにこの闖入者の存在は、死を意識したに違いない。成人男性であっても、この状況になれば、誰でも委縮してしまうだろう。
しかし、彼がいうことは本当であった。静かにしていれば、手荒なことはしなかった。むしろ、おばあさんの身体をいたわってくれる優しさがあったくらいだ。
「あんた、どうしたんだい? そんなにボロボロになって、そこに今日の昼食の残りがあるから、お食べ」
と言って、勧めてくれた。
さすがに最初は躊躇した男だったが、
「それはすまない。食べさせてもらうよ」
と言って、相当お腹が空いていたのか、がっつくように食べていた。
その時、男の頬を一筋の涙が流れた。その男はそれを隠そうともせず、急いでがっついていたが、次第にその涙が止まらなくなってきたようだ。
「ゆっくり食べればいいからね」
と言われて、その言葉が強烈に彼の心を揺さぶった。
その時、彼は食事が済むと、何もせずにおばあちゃんの家を後にした。おばあちゃんは直感で。
――この人は、誰かに追われているという雰囲気ではないわ。何かから逃げているというイメージなんだけど、それが一体何なのかしら?
と思った。
ただ、追われているわけではないと思ったのは、相手が警察であったり、悪の組織のような集団から逃げているわけではないという意味であったが、ただ、それが人間からなのか、自分が置かれている状況からなのかまでは分からなかったのだ。
その頃のおばあちゃんには、まだ自分の中に備わることになる不思議な力があるという自覚はなかった。
その男が去ってから、少し拍子抜けしているところへ、おじいさんが帰ってきた。その間の時間をあっという間だったような気がすると思っていたが、時計を見ると、彼が出て行ってから、数時間が経っていた。拍子抜けはしていたが、時間の経過は正直なもので、おじいさんが帰ってきてから我に返ると、もうすでにいつものおばあさんに戻っていた。
「おじいさん、夕飯は食べてこられましたか?」
と聞くと、
「うん、食べてきた」
という返事が返ってきた。
おばあさんとしては、さっきまで拍子抜けしていたこともあって、夕飯の準備をしていなかった。おじいさんが食事をしてきてくれたのは、幸いだったのだ。
だが、自分が拍子抜けしていたこともあってか、その日のおじいさんも、どこかおかしかったことをおばあさんはすぐには分からなかった。考えてみれば、釣りに仲間と出かけたといえども、今までほとんど外で食事をしてくることなどなかった。それなのに、今日は食事をしてきたという。
――一体。どうした風の吹き回しだろう?
と思ったが、自分もその日はどうにも正常な判断力を持てそうな気がしなかったので、余計なことを考えないようにした。
おじいさんは、その日、
「もう、疲れたわい」
と言って、風呂から上がるとすぐに寝床に入り込んだ。
普段なら、おばあさんに対し、何もなくても、少しくらい話をする時間を持ってくれるのがおじいさんだった。それなのに、その日はまったくそんなこともなかった。
――ひょっとして、私の異変に気付いたのかしら?
と感じたが、どうもそうではないようだ。
おじいさんがおばあさんの気を遣っているという時は、その雰囲気を感じるのに、その時はまったく気を遣われているというイメージはなく、逆に、おじいさんの方が自分のことで精いっぱいなんだという意識の方が強かったのだ。
おばあさんが、その日の闖入者が誰であったのかというのを知ったのは、それから数日が経ってからのことだった。
それは、交番の前などで見かけた指名手配の写真を見たからだった。
罪名としては、
「ひき逃げ」
そして、その男の名前は「和田貢」となっていたのだ……。
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