第8話 2度目の配信とエルの実力 ①


俺とエルは再び浜松第三上級ダンジョンに来ていた、勿論配信のためであるがもう一つの理由はエルの実力を確かめるためでもある。


筈なのだが何で当たり前かのように一階層から四十三階層までの直通のところに落ちて当たり前かのようにあのドラゴンを瞬殺するのかな、あれ?最低でも準特級、俺たちクラスの強さじゃん。

はぁ、マジかよ、こんなの報告したら会長日本の三人目の特級探索者のあの人に胃薬を送らないといけないじゃん。


まぁ、あの人は師匠以上に忙しいし連絡してもなかなか返信が来ないからな、何なら三千世界のグループには全然浮上しないからね、いやーその割にはよくテレビで見るけどなー、おかしいな一応最後の同居人のはずなのに仕事が忙しすぎてずっと東京にいるからね。

そりゃまぁねぇ、国際探索者協会の下部組織の日本探索者協会(国営である)の会長だからね。


それに、実際は同居しているけどしていないようなものだし、彼だけ五十代だもん、ダンジョン災害などと呼ばれるこの世界にダンジョンができるようになったときに起こったあの悲劇を二十代の時に体験した人だもん。


でも当時から強かったらしいね、様々な格闘技などでまぁまぁな結果残していたらしいし。


「でだ、エルも俺みたいに仮面をつけるか?」

「うーん、するのじゃ。」

「じゃあどういう仮面がいい?」

「お主がつけている仮面の衣装が変わらないやつなのじゃ。」

「わかった。」


俺がエルに俺がつけている『月夜ノ現身』と色と形が全く同じのやつを渡すもちろん壊れないやつを。


よし、じゃあ始めるぞ。


「鏡花、配信を始める。」

『了解。』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る