第7話 朝起きたらバズってたぞ



「おい、瑓。お前のスマホがうるさいぞ。」


俺は朝六時に師匠にたたき起こされた。その後ろにはエルも控えていたようで俺は腹にクリーンヒットをくらい気絶した、起きかけのところを…


「すまんのじゃ。」


二度目の起床?のとき俺はエルに介抱されていた、後に師匠に理由を聞くと責任が取りたかったんだとか。


「で、師匠、なんだって?」

「いや、朝起きてリビングに来たら瑓のスマホがうるさくてな、瑓の部屋に侵入してたたき起こしたというわけ。まぁ、その後に普通に起きてきた鏡花に聞いたら何とかしてくれた。」

「師匠、本当にダンジョン関係の事しか能がないですよね、主に俺や鏡花がこの家に住み始める前の家の中の惨状、あれどういうことですか、どうなったらそうなるんですか。」


俺は過去の事を思い出しながら師匠に向けて声を荒げてそう言った、少しエルが驚いていたのでこれからは急に声を荒げるのは自重しよう。

にしても、炎上か、それともバズったのか。炎上はしていないでほしい、この前鏡花に炎上とはどれほど恐ろしいものか聞いたばかりだ。


「エル、介抱してくれてありがとな。」

「えへへ、なのじゃ。」


やはり、エルは可愛い、ロリコンじゃないぞロリコンじゃ。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 


俺はベットから立って鏡花が作っておいたであろう朝飯を食べてから昨日寝るときにおいた位置から位置がだいぶ変わっているスマホを起動させるすると鏡花が登録したであろうツブヤイターの通知がえらいことになってた。


あれ?これやばないか?炎上だったらただじゃすまないな。って、フォロー通知ばかりじゃないかどうなっているんだ。まさか、炎上じゃなくてバズの方なのか。


ツブヤイターは、まぁ、少し怖いので鏡花がいるときにするとして。ツブヤイターの通知を消しているときにルインの三千世界universeのグループの通知があった、直近の通知が三分前?こりゃ、俺に関することだろうな。まぁいい、因みにまだ俺は誰かとコラボするつもりは毛頭ない、何故かってまだエルと配信してないからだよ、それ以降なら問題ない。


【すまん、まだやりたいことがあるからコラボはまだ遠慮しておく。】


そう言って、断っておくすると一気に既読が付き了解やらOKやらの返事があった。


のだが、我らがマスターのシャルロット・エリュンが


【今度日本で会合を開けたらいいね。】


と言っていた、おいおいおいおい。日本でかー、世界的に有名な人たちもいるから報道されないかな大丈夫かなぁ。いやだよそんなところで有名人になるのは。


「そうだ、エル。俺の配信に出るつもりはない?」

「童が主の配信にか?別にいいのじゃが大丈夫かのう?」

「大丈夫じゃないか。」

「分かったのじゃ。なら主が前に潜ったダンジョンでなのじゃ、梓が強権で童を上級探索者にしたからの童もそこに潜れるのじゃ。」

「分かった。そういう風に鏡花に伝えておく。」


そのあと、用事から帰ってきた鏡花にツブヤイターの使い方を聞くついでにエルが配信に出ていいかと聞くと二つ返事で許可をもらえた、が流石にすぐは無理なので春休みの前日ということになった。

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