第13話 市に参加
「おはようございます」
「おはようございます」
約束の時間にアンさんはやってきた。
お互いに朝の挨拶を交わし、歩き出す。
「ミュー様、荷物はこれだけですか」
わたしの背には魔女の家から持ってきた荷物と、肩には昨日かった籠が六つぶらさがっている。
「ええ。そうですよ」
「……お持ちします。この籠を売るのですか?」
籠を持つというので渡すと、そんな事を言われた。
「まさか、違いますよ」
苦笑交じりに否定する。
商業ギルドに行き、貸し出し店舗の手続きを行う。
そして渡されたのは四角い形のリヤカー。中にはすでに色々入っている。
それをアンさんが引っ張ってくれた。
「このような貸し出し店舗もあるのですね」
「ですよね。わたしも初めて知りました」
食べ物でなければ、敷物を敷いて商品を並べるという手も取れるが、食品は流石にそれは嫌がられる。特に、そのまま食べるものは。
長く市でお店を出すなら自前で用意した方が安いけど、お祭りとかで一時的に出店を出したいとか言うお店には、こういうのを貸し出しするぐらいが丁度いいのだそうだ。
昨日二人で下見して来たので、指定された場所に迷う事なくたどり着く事が出来た。
両隣はすでに準備に入っている。
「今日はよろしくお願いします!」
両方のお店に挨拶をする。
アンさんもよろしく頼むと、騎士らしい挨拶をしてた。
店主さん達は前評判通り気の良い人のようで、二人ともよろしくな! って笑顔で返してくれた。
「えっと、この台車部分が商品設置とカウンターになるそうなんですよね」
台車のカバーを開け、歯止めを四つ出す。二つは車輪用。二つは車輪じゃない足用。
はめると台車が水平になった。
で、このポールは?
「天幕用なのでは?」
「え? 天幕?」
首を傾げるとアンさんは、向かいの屋台を指差した。
あ、屋根代わりのテントって事か。
確かに四本あるし、そうなのかも。
「もしかして、今回が出店初めてかい?」
手間取っていると左隣のお店の店主が声をかけてきてくれた。
「あ、はい。そうです」
「そうかそうか。じゃあ、今回はおっちゃん達がやってやるから、次回は自分達で出来る様に頑張れよ」
その店主は、右隣の店主に声をかけて、わたし達の代わりにテントを張り、台車を簡易店舗の形にしてくれた。
あの取っ手曲がるんだ!
わたしが貸し出し店舗の台車に感動しているうちに、ちゃちゃっと、それこそ十分もしないうちに準備が終わった。
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
「おう、がんばれよ」
「頑張れー」
そんな言葉一つで二人は自分達の店舗に戻っていった。
わたしはリュックから紙ナプキンを取り出し、買ってきた籠に敷く。
そこにオレンジ、イチゴ、リンゴのお菓子の家を各二種ずつ出す。
「お手伝いありがとうございました! これ、お礼に、うちの商品なんですけど、一個ずついかがですか!?」
籠の中身が見える様に差し出すと、おじさんは目を見開いた。
「なんだこれ、家か!? すげぇな! いいのか!?」
「はい! よければ!」
「いいのか!? 悪いな! ありがとうな!」
ナプキンに包み直してお渡しする。
受け取った後も、おじさんは、凄いな。拘ってんな。と喜ぶ声が聞こえてくる。
反対隣のおじさんにも同じようにお礼にと渡すとこちらも、声は聞こえていたのだろう。最初から何を持ってくるのかと、興味津々の様子だった。
そして、見て同じように驚くと、とても喜んでくれた。
良かった良かった。
お二人の反応だけで、今日は絶対上手く行くなっていう満足感があった。
店舗に戻り、今度は籠に一種類ずつ出して、カウンターとなった台車の上に置く。
「……ミュー様、こちらは?」
「今回売る商品だよ」
「……まさか、……魔女のスキルの」
「そう、お菓子の家」
答えると彼女は絶句していた。
その様子を見て、ああ、やっぱりって思った。
あの日から度々考えた。
魔女の瞳はまだ分かる。良い・悪いの二種類しか出なかった初期を知っているから。
でも、魔女の家を使えないスキルと判断した理由はなんだ、と。
答えはすぐに分かった。
魔女の家。お菓子であれ、『家』なのだ。
木造の家にも基本となる形の家が用意されていたようにお菓子の家も基本となる家が用意されていた。
そう。人が入れるタイプ。わたしが、森で初めて出したアレである。
わたしは、お菓子の家と言われて想像するのは、童話であったお菓子の家と、前世クリスマス時期になると、各社が出してくる一人で食べきれるお菓子の家から、皆で食べるお菓子の家と色々あった。
特に、クリスマス用に売られているものを自作しようと考えて調べた事がある身としては、童話サイズよりも、ケーキサイズの方が印象が強かった。
そこで差が生まれたのだろう。
実際、特大サイズのお菓子の家しか出せないとなったら……。
……まぁ、使えないと言いたくなる気持ちは分かるけど……。
あれはあれで、獲物をおびき寄せるという意味でなら使い勝手はあると思うけどねぇ。
そんな事を考えながら、商品とは別でわたしはお菓子の家を出す。
「商品の味、知ってなきゃ、売りにくいよね」
そう言って、わたしはオレンジのお菓子の家を半分に切ってアンさんに差し出す。
屋根に薄く切ったオレンジの砂糖漬けが飾られていて、窓は半月に切ったオレンジだ。
お家本体はオレンジピューレと紅茶のパウンドケーキ、かな? 違うかもしれないけど。
リンゴやイチゴも同じ感じで、砂糖たっぷりの贅沢な一品となっております。
お値段は前世でいう所の500円。こちらでは、500ゼニールとなっております。
……計算のしやすさ優先にしました。
この世界で一から作ったらこの値段では絶対に販売出来ないと思う。
「どうです? おいしいですか?」
「……はい。とても、とても、美味しいです……」
……なんか、泣きそうな顔で食べてる。
美味しくない……わけじゃないよね?
「あの……」
「あ、すみません。ちょっと感動したもので」
「そう、ですか?」
本当かどうか分からないけど、深く聞くのも不味いだろうし、とそれ以上聞くのはやめた。
それからわたしはお菓子の家をナイフで切り分け、こっちも魔女の家から持ってきた爪楊枝を刺していく。
「他の二つも味わっててくださいね」
オレンジを半分食べたら残りの二つも半分食べ切るのはお腹がいっぱいになりすぎる事に気付きました。
ので、イチゴとリンゴは試食用からつまみ食い。
こっちも美味しい。
ある程度準備が終わる頃には、お店側ではない人の往来が増えてきた。
「らっしゃい! 肉巻きはどうだい!」
「兄さん、新鮮な野菜はどうだい」
両隣の店主が通りの人達に声をかけ始めた。
「いらっしゃいませー。甘いお菓子はいかがですかー」
わたしも負けずと声を出す。
「試食はいかがですか?」
そう言って差し出すも。
「え、良いよ。食べたら金払わなきゃいけないんだろ?」
「ただですよ!」
うわっ! マジかよ! うさんくせえ!
って、顔ですぐさま立ち去っていった。
そうやって失敗する事、三度。
方法を変えました。
試食をさらに山盛り準備し、二つの籠に入れ、左右のお店に購入者のオマケにと渡して貰う事をお願いする。
その場合は多分、嫌がられないはず!
お二人は笑いながら請け負ってくれた。
本当にありがとうございます!!
それからは順調だった。二人のお店からの客が流れてきて、列が出来始めると、逆に、純粋に気になる人も出てくるようで。
「隣のお店の味が気になるならウチで商品買わないか? 隣の店の味見が出来るぜ」
「なんだそれ」
「新規の店だからな。味が分からないと買ってもらえないってことで、購入者にはオマケとして配ってくださいって、ちょっと商品わけてもらってるんだよ」
「へぇ。なら、肉巻き一つ」
「あいよ」
なんて感じで、隣の売り上げにもちょっと貢献したっぽい。
わたしはその頃、一生懸命売り子さんをしてたり、商品の補充を後ろから持ってくる、みたいな感じで行った来たりとかしてた。
売り始めて、一時間か二時間は経っただろうか。
ガタイの良い男性達の団体が来た時にはちょっと驚いたけど。
「三種類一個、いや、二個ずつくれ」
「俺はリンゴを二つ。オレンジ二つ」
「イチゴを三つ……いや、六つくれ」
甘党さんが多いらしい。
前世の様に甘い物が溢れているわけでは無いからね。
食べられる時に食べよう! という気持ちは分かる。
差し出された籠に言われた通りの数を入れていく。
紙袋もお高いので、わりとみんな商品を淹れる籠を持っていて、人によっては籠の中に木皿とかも入っている。
でも、こんなごつい人達がピクニックにでも持っていくようなかわいらしいバスケットを持っていると、なんかギャップが凄い。
あと、それなりの大きさなんだけど、小さく見える。
「よっ! 来てやったぞ、アン」
「アンが売り子とか、似合わねぇな!」
ガタイの良い団体さんは、アンさんの知り合いだったらしい。
アンさんが揶揄われてるなぁ、って思いながら見てたのだけど。
「ならお前もやってみろ!」っていう話の流れで、何人か一時的に売り子さんというか呼び込みが増えた。
折角なので、遠慮無く使う事に。
まず籠を四つ買ってきて貰い、二つは商品用。もう二つは試食用にして、彼らに試食用を持たせた。
わたしは試食用の提供に失敗したけど、お兄さん達ならどうだ!? と。
……もし上手く行ったら次回参考にしようかな、っとかちょっとだけしか思ってないよ。
試食用に無料で配るというのを聞いて初めは不思議そうにしてたけど、店主がいうのなら、といまいち理解していなくても配ることに同意し、出動。
わたしは全然手に取って貰えなかったけど、彼らは果たしてどうだ!?
と、しばらく様子をちらちら盗み見しながら確認をしていると、やがて、一人二人、と集まって食べていた。
……本人達が、食べながら通行人に振る舞ってた。
なるほど、確かにあれだけ目の前でつまみ食いされたら、無料っていうのにも納得出来そうだ。
効果は認めるけど。
スキルじゃなかったらバイト代さっ引かれてそうだなって思うくらい食べるのはどうよ?
あと、ほぼお店の前から移動できないわたし達のために、飲み物とお昼ご飯を差し入れてくれたのは、本当にありがたかった。その辺は、頭からすっぽり抜けてたので。
アンさんと二人だったらお昼休憩も取れたかどうか怪しかったかも。
また、途中で、魔女の家のレベルが上がったのか、消費する魔力が減った。
おかげで、最後まで乗り切れた。
たぶん、レベルが上がらなかったら、品切れって形で幕引きとなっただろう。
それはそれで嬉しい事だけど、スキルで出してる身としては、悔しい思いをしたと思うんだよね。
がっぽり稼げる機会を逃したってわけだから。
夕方、多くの人達が仕事納めの合図にしている鐘が鳴る。
わたし達も残りの人達を捌ききり、やっと一息が吐けた。
「お疲れ様でした」
「お疲れ様です」
「おつかれさまー」
「おつかれー」
アンさんのお友達は、本日は休みだから、と言うお二人が最後まで残ってくれた。
ありがとうございます。バイト代弾みます。
両隣のお店にも、お疲れ様でした。と挨拶を行う。
「なんか後半凄かったですね。おかげで助かりました」
初めは人がまばらだったのだけど、なんかお昼過ぎてからくらいから妙に人が多くなってきていた。
そのため、お二人は買い取りという形で商品を買い、そして、自分達の商品を買った人のみに転売してた。
前世では転売っていうと凄く嫌なイメージだったけど、今回に限っては凄く助かった。
お二人は、おかげでこっちの商品も売れたし。と笑ってくれたけど。
特に肉巻きのお店は最後の一時間は、品切れだからっていって、商品を買い取った後、うちの店舗としてお客さんを受け持ってくれた。
じゃなきゃ、もう一時間くらいは人が並んでたかも。
「そりゃ、仕方ないさ。今日出店した後はしばらく出ないって言われたらな」
「そうそう。あまーいクリームもそうだけど、砂糖に漬け込まれた果物も美味しくて」
「今まで食べてたやつと全然違うもんな!」
和気藹々としながら片付けの手を動かす。
わたしは気付かなかったけど、夕方ぐらいに並んでたお客さんの中には、二度目の人も居たらしい。
そういえば、何度か「来週も出るの?」とか「次はいつお店出すの?」って、わたしもアンさん達も聞かれてたね……。
クリームはともかく砂糖漬けにされてる果物は日持ちしそうだもんね。
それから商業ギルドへと移動し、台車の返却とバイト代とを払った後、受付のお姉さんと年会費の話を行う。
「え!? そんなに売れたんですか!?」
ギルドのお姉さんがとっても驚いている。
年会費とは基本、市などで出店するお店ではなく、店舗を持つお店が払う金だそうだ。
今回のわたしみたいに、週一回しかお店をだしていないお店が払うようなものじゃないし、そういうお店には、そういうお店で、週会費とでもいうか、店を出した週を対象にいくら払うという仕組みがあるそうで、本来ならわたしが払うお金はこっちなのだ。
「実はお願いがありまして」
年会費は今日の売り上げの半分近くになる。
それをわたしの名前で後日領主様に渡して欲しいのだ。
もちろんわたしという魔女見習いのために使ったお金は、それ以上なのだろうけど、一日の売り上げとしては十分でしょう。という意思表示もある。
アンさんに渡せば早いかもしれないけど、それだと早すぎる。
うちの子達は、「徹底的に!」と言ってたので、もうちょっと時間が欲しいらしい。
何をどう徹底的にするのかよく分かってないけど、すでに「うちの子の言う事に間違いはない」という親馬鹿気分なので、従っている。
「え? 何か面倒事ですか?」
「面倒……って事は無いと思うのですが、面と向かっては返しにくいというか、受け取ってくれなさそうというか」
警戒しているお姉さんに上手い説明はないだろうか。と考えて思いついた。
「わたし、まだ子供じゃないですか」
「ええ、そうですね」
「恩返しをしたくても子供を理由に受け取ってくれなさそうなんですよ」
「……ああ……」
お姉さんは一瞬きょとんとしたけど、なるほどっという顔をちょっとした。
この線なら説得も可能そうだ。
ここだけの話、と顔を近づける。
「実は、今後ろにいるお姉さん、騎士の方で」
「はい。存じてます」
そうなんだ。有名なんだな。
「親元を離れて修行に来たんですが」
ふんふん。とお姉さんは頷く。
喧嘩は不味いよね、流石に……。
「その過程で色々と行き違いになりまして、援助は不要としてもらうはずが……」
わたしは言葉を切った。それからため息を吐く。
「大人と子供を理由に、あれこれ……助けて頂いてまして」
「あー……」
察したぞ。という声がお姉さんから出る。
それから、んー……。と悩んだ様子だったが、ちょっとお待ちくださいね、と席を外した。
たぶん、確認を取りに行ったのだろう。
「何かありましたか?」
だからこそ、アンさんが様子を聞きにやってきた。
「いえ、ちょっと面倒な事を頼んだので、その確認をして貰ってます。何か問題が発生したとかじゃないから大丈夫ですよ」
そう告げると、アンさんはまた戻っていった。
それからもうしばらくしてまた受付のお姉さんが戻ってきた。
「許可は下りたのですが、かわりに、手紙を書くように、となりました」
「手紙、ですか?」
「はい。その方が領主様もお喜びになるだろう、という事で」
「分かりました」
受け取ってペンを取ったはいいけど、何をどう書けばいいかしら?
と、ちょっと悩んでしまった。
このたびはお世話になりました。
あれほどのことをしてもらったのに、何も返せず仕舞いでは心苦しいので、
今回の事をギルドに頼んでみました。
全てをお返しするにはまだまだ全然たりないとは思います。
またいつかわたしなりに、ご恩を返せたらなと思います。
これでいいかな?
最後に名前を入れて、乾かした後に折り曲げてお姉さんにお渡しする。
それから年会費分のお金も渡した。
よし、これで少しは気分もすっきりだ!
「ありがとうございました!」
笑顔でわたしは席を立つ。
それから四人で夕食を食べに行く。
今回はわたしの奢りだ。
子供がどうのとは言わせない。
ただし、お酒は一杯だけ。それ以降は自分で払え、とした。
地元民がオススメするだけあって、お値段もそこそこで、美味しかったです。
お腹もいっぱいになって、懐もちょっと温かくなって、幸せいっぱいの帰り道。
危険だから、とそのまま皆が宿まで送ってくれるそうで。
「今度お店開く時、呼んでくださいね! 俺、絶対に買いにいくので!」
などと言うので、お土産にいくつか渡そうか、としていると、男女の言い争う声が聞こえた。
暗くてあまりよく見えないが、女性が男性に対して何かを非難してるっぽい?
それから女性が、走り去り、男性が、怒鳴りながら戻って来い!! と言っているのは聞こえた。
それからため息が三つ。わたしの周りの、騎士と、たぶん騎士の二人、から出たものだ。
「念のため、俺、ちょっと行ってきます」
「ああ、そうしてくれ」
一人が女性の方を追いかけた。
わたしが疑問を投げる前に、「こんな時間ですからね」と答えてくれた。
確かに。もう日もとっくに落ちて、基本的に女性が出歩く時間ではない。
こんな時間に一人で出歩く女性は、そういう商売をしている人が多いだろう。
「痴情のもつれって面倒なんですよねぇ」
「まぁ、たしか、に……」
アンさんが後輩君に同意したところで、わたしと目が合った。
そして、イタッ! という後輩君の悲鳴が上がり、アンさんが慌てたように言葉を換えた。
「恋人同士の喧嘩は色々大変なんですよ。その、のろけが入ったり。話を聞くと、なんでそんな事で喧嘩してるんだ? って馬鹿馬鹿しい時もあったりして。ナァ?」
「っす!」
アンさんの迫力のある相づちを打ての声に、後輩君は思いっきり頭を上下に振った。
……うん、わたしは精神面はもう十分大人だから、「ちじょうのもつれってなーに?」っては聞かないから安心して。
それからは何事もなかったように話を変えて、わたし達は歩き、宿に戻った。
そして翌朝。
夜も開けて間もない時間帯。
街の外で、わたしはその『お姉さん』と出会う事となる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます