第79話 2024年4月10日 相生、「続き、書かないの?」と言われて ~星やフォローをどうかよろしくお願いします、というクレクレな話~


※このお話はダイジェスト版で近況ノートにもアップしております。





 まあ、結論から言いましょう。


 読者のみなさま。

 相生も、もちろん含めて、ですが、どなたの作品であったとしても、可能な限り、星(評価)やフォロー(ブックマーク)を入れて下さい。どうか、お願いします。


 ……と。そういう話です。






 この週末のことでした。旅行から帰って、友人にお土産を届けに行ったんですよ。


 そしたら、言われました。


「続き、書かないの?」


 この友人は、私が小説を相生蒼尉として書いていることを知っている、なおかつ相生蒼尉の作品を読んでいる、ごくごくまれな人物です。


 友人が言う「続き」とは、リアリア5のことですね。4/26に完結予定のリアリア4(限定では完結した上ですでに削除済)の「続き、書かないの?」という意味です。


 それでまあ、いろいろと話して、最後には……。


「なるほどねえ」


 ……と、納得してくれました。


 しかも……。


「そういえば僕も、フォローとか☆とか、入れてなかったなー」


 ……などと、あははと笑ってごまかすんですよ。まったく。


「いや、入れてくれよ!?」(切実、泣き顔で)

「悪い、悪い」


 一瞬、お土産を返せと言いそうになった私は……悪くない、ですよね……?






 どうも。

 ネクスト作家とはいえ、いまいちな評価(☆の数)で泣かず飛ばすのネット小説家、相生蒼尉です。

 ネクスト連載中の『RDW+RTA-H&M ~リアルダンジョンズワールド プラス リアルタイムアタック マイナス エイチ アンド エム~』をどうかよろしくお願いします。




 まずはじめに、いつもサポーターになってくださっているみなさまに感謝を申し上げます。

 リアリア5がいつまでたっても始まらないので、見捨てられてしまいそうですが、ぼちぼちがんばっております。

 ギフトを頂くことは、本当にありがたいことだと思っております。その応援に、期待に、応えられるように精進したいと思います。




 さて、友人との話です。いったいどんな話をしたのか、ということを説明します。

 実際には会話でしたから、詳細には違いがありますが、内容はほぼ同じだと思ってください。


 まず、相生の目標は自身の小説の「書籍化」です。これは、今までも述べてきたのでご存知ではないかと思います。


 現在、一般的な書籍化のルートは大きくふたつ、あります。


 ひとつは公募に応募して受賞すること。

 もうひとつは出版社に拾い上げてもらうこと。


 ……まあ、もはや、拾い上げが先で、公募の方がセーフティーネットのような状態になっていますけれどね。去年のネット小説大賞は、大賞の該当作品なし、ですから。大賞クラスの作品は既にどこかの出版社が拾い上げてしまった、とも考えられます。


 どちらのルートを目指すにしても、その作品の注目度は大きく影響します。つまり、星(評価)やフォロー(ブックマーク)が重要な意味を持つ。


 だから、冒頭に書きました。相生はもちろん、相生以外にも、「書籍化」を目標として書いてらっしゃる方は、カクヨムでも、なろうでも、たくさん、いるのです。


 読者のみなさま。

 相生も、もちろん含めて、ですが、どなたの作品であったとしても、可能な限り、星(評価)やフォロー(ブックマーク)を入れて下さい。どうか、お願いします(2回目)。




 なんだか、リアリアの続きを書く、書かないとは、関係ない話になってないか?


 そう思われるかもしれません。


 まあ、シンプルに、以前から説明していますが、まずはネクストのH&Mが最優先となります。

 そもそもネクストは「対価」を頂いてのお仕事ですから、当然、そうなる訳です。後回しにはできません。


 だから、リアリア5が書けない、というのがひとつあります。


 それに、『ネクストが今は一番「書籍化」に近いルートである』ということも関係しています。

 それはそうですよね。既に商業化しているので、可能性としては、ここがもっとも「書籍化」という相生の目標に近いのです。


 だからネクストが最優先なのです。




 では、どうして、相生は「書籍化」できないのか。


 まあ、言ってしまえば、「書籍化」できる作品を書いていない、ということになります。


 言い方を変えれば、「リアリアは書籍化できる作品ではない」ということになります。くやしいけれど、客観的な数値として、それが示されています。


 つい、先日、リアリアは公募の二次に落ちました。何度も経験してきた一次通過、二次落ちです。今回は123大賞でしたね。

 ここでは数値は不明ですが、少なくとも二次を通過して最終に残すには値しないとされたのは間違いありません。


 じゃあ、どこに、客観的な数値があるの? と。


 カクヨムで確認してみましょう。


 リアリア4の経営ゲーは、星3993(評価人数1407人)でフォローが5010です(2024/4/10の15時のデータ)。


 もっというなら、最近の調査で、6時の投稿から18時間後の翌日0時になるとだいたい最新話のPVが5000くらいで、そこから数日かけて1話あたりのPVがだいたい10000になる状態です(土日にまとめ読みする読者がいるためだと推測)。


 この数値が、出版社の方からどう見えるのか、という話になります。


 まず1話あたりのPV10000は、読者が約1万人いる、と考えられます(正確には、読者ではないPVが存在する可能性も考えられますがそこはスルーしますね)。


 じゃあ「書籍化」すれば、1万冊は売れるかもしれない? いえいえ、そうではありません。


 1話あたりのPVは1万あるのに、フォローは5千です。

 フォローがない読者は、二通り。カクヨムにログインせずに読んでいるか、ログインしてもフォローせずに読んでいるか。

 いずれにせよ、約5千人の読者は「読むけどフォローするほどの価値はない」と考えられる訳です。


 出版社は営利企業です。利益を上げなければなりません。だから、とりあえず「書籍化」してみようか、とはなりません。「書籍化」して利益が出るかどうかを考えなければならないのです。


 じゃあ、前向きに加点方式で「ここがいいから売れるだろう」と評価するのか、というと、それは逆ですよね。「この点から売れないと思われる」という減点方式になって、減点が少なければそれだけ売れ残りも少ない、と考えると思います。


 1話あたりのPVは1万なのに、フォローは5000人だという事実は、読んでる人の半分くらいが「フォローを付けるに値しない」と考えている、と「みなされる」のです。

 読者一人ひとりが本当にどう考え、どう感じているかに関係なく、「みなされる」ということを理解して頂きたいです。

 数値は、個人の思いを反映してはくれませんので。


 つまり、1万人の読者のうち、買ってくれそうなのは5千人かもね、となる訳ですね。




 さらに、他の数値も考えていきましょう。


 リアリア4は星3993(評価人数1407人)でフォローが5010ですから、5010人のフォロワーのうち、1407人が評価している可能性があります(フォロワーでなくとも評価はできますが、そこはスルーします)。

 逆に言えば「約3500人のフォロワーは、リアリア4は評価に値しない(☆0の作品)と考えている」ということになります。そう「みなされる」ということです。

 さっきも述べましたが、読者一人ひとりが本当にどう考えているかは関係ないのです。数値は、個人の思いを反映してくれませんので(2回目)。


 そうすると、5千人のフォローしている読者のうち、買ってくれそうなのは1400人くらい、ということになる訳ですね。そう「見えてしまう」のです。


 もしも、5千人のフォロワーが☆3の評価を入れたら、リアリア4は☆1万5千になる訳です。でも、そうなっていない作品です。

 むしろ、多くのフォロワーが評価する価値がないと考えている、と「みなされる」のです。


 書籍となって1万冊発行したとして、1400冊しか売れなかったら、大失敗です。残念ながら。

 そりゃ、「書籍化」を考える出版社はないはずです。ぐすん。泣きたい。


 だから、言います。


 読者のみなさま。

 相生も、もちろん含めて、ですが、どなたの作品であったとしても、可能な限り、星(評価)やフォロー(ブックマーク)を入れて下さい。どうか、お願いします(3回目)。




 こういうのを「クレクレ」と呼んで、否定される方もたくさんいらっしゃいます。


 私も「アインの伝説」をなろうで公開している時は必死で「クレクレ」をやっていました。その時には何度もご批判を頂きました。

 ところが、結果として、なろうでの私の最高ポイントの作品は「アインの伝説」ですし、唯一の公募での「佳作」が「アインの伝説」なのです。


 そもそも「クレクレ」を否定しているあなたは、「クレクレ」をしなかったら、私たち、ネット小説家が書いている作品を「書籍化」して下さるのでしょうか?

 たぶん、そういう方はいらっしゃらないと思います。




 リアリアについては、他にも客観的な数値の課題がございます。


 カクヨムでのリアリアは、1作目のリアリア1&2、2作目のリアリア3育てゲー、3作目のリアリア4経営ゲーという、3つに分割されております。


 ……で、もっとも星とフォローが多いのがリアリア4の経営ゲーで、しかも1作目や2作目の2倍くらいの数値になっている訳です。


 つまり、「読んでいけば後半、面白くなる作品」と「みなされる」ことになります。


 これも、ある意味では致命的ですよね。「書籍化」できたとして、1冊目が売れない、と考えられる訳ですから。


 いろいろと、そこに明示されている「数値」によって、どのように「減点」されてしまうのか、ご理解頂けたでしょうか?




 正直なところ、公募で「佳作」を頂いたり、ネクストの執筆陣に加えて頂いたりしておりますので、相生もかなり書籍化に近い位置へと近づいてきているとは思います。


 ですが、まだ「書籍化」は実現しておりません。


 想像してみたことはございますでしょうか?


 リアリアは1から4まで合わせると、約120万字です。文庫本にして12冊分の文字数がございます。


 ……100万字以上書いても、書籍化される気配、なし。


 目標が「書籍化」なのに、それでも続きを書こうというモチベーションは保てると思いますか?


 100万字を書き続けるために、どれだけ自分の時間を使っているのでしょうか。


 今はH&Mの執筆がありますが……こちらも、星285(評価人数103人)でフォローが704、という状態です。いつ、打ち切られるか、ビクビクしております。


 じゃあ、リアリア5、書けばいいじゃん、と。そう思われるかもしれませんね。


 私のネタノートである黒歴史ノートには、何冊分も作品の種が詰まっています。この中のどれが大当たりするのか、分からないんです。


 100万字書いても、書籍化の気配が感じられないのに、続きを書く、と?

 新たな可能性を求めて新作を書く方が、私の目標のためではないでしょうか?

 100万字書いて書籍化できないのは「内容の問題」という可能性があるのでは?


 ……まあ、こういう話をしたところ、友人は「なるほどねえ」と言ったのです。




 繰り返し、これは言わせて下さい。(あまりにも切実)




 読者のみなさま。

 相生も、もちろん含めて、ですが、どなたの作品であったとしても、可能な限り、星(評価)やフォロー(ブックマーク)を入れて下さい。どうか、お願いします(4回目)。




 星やフォローをどうするかは、読者側の権利であり、読者側の自由です。だからこそ、ひとりの作者として、このことを伝えたいのです。


 星やフォローが入れば、ランキングにつながります。ランキングに載ると、さらに読者が増える可能性があります。


 星やフォローを入れれば多くの好循環を生み出します。


 どうか、ご理解いただきたいと思っております。(非常に切実)





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