私的な創作への騙り ～相生の毒白～

第76話 2024年3月28日 相生、読まれないって悩みについて考える ～ネット小説は基本、読んでもらえないから、どうするのかって話～（1）

　どうも。

　ネクスト作家はプロだと、つい最近、いろいろな方から指摘を受けて、ようやく理解した、ネット小説家の相生蒼尉です。

　まずはじめに、サポーターになってくださっているみなさまに感謝を申し上げます。

　ネクスト開始前から比べると、グンっとサポーター数が増えました。また、カクヨムへの引っ越しからずっと、10カ月以上もサポートし続けてくれている方もいらっしゃいます。

　本当にありがたいことだと思っております。その応援に、期待に、応えられるように精進したいと思います。

　さて、カクヨムネクストによる読者還流効果も、そろそろ頭打ちで、リアリア4のPVも落ち着いてきました。

　まあ、20話まで無料という、ネクストでの無料部分を使い切ってしまったので、そうなるのも自然なことです。

　それでも、リアリア4の1日のPVは基本、1万以上、ある訳です。

　この数値が、高いか低いかは、意見があるかもしれませんが、おそらく多い方になります。

　そして、「読んでもらえない」という悩みを持つ人が多いのは、最近、交流が少し増えた関係で、よく分かりました。

　だから、どうすればPVが増えるのか、という話をしておきたいと考えました。ただし、私にできるのは、1日1万PVくらいまでの話ですね。そこまでしか、私にはできていませんので。

　参考になるといいけれど、とりあえず、徒然に書いてみます。

　まず、私の場合のネクストからの還流効果、ですね。

　これは公開作品が「スピンオフ」という形の「過去編」であることが大きいと思います。

　同一世界観、異時間、別キャラ（同一キャラだが年齢違い）ですね。

　じゃあ、なんで、増えるのって、基本的なところ。

　それは「圧倒的な露出の増加」ですねー。

　カクヨムネクストはカクヨム運営が……つまりカドカワが力を入れてます。

　だから、私が何もしなくても、カクヨム運営がいろいろなところで宣伝してくれている訳です。

　そして、有料のサブスクなんだけれど、２０話までは無料でお試しできるから、そこで気になったら、「本編」の方ものぞいてもらえる、と。

　そういうことです。

　つまり、読者獲得……すなわちPV増とは、「どうやって作品の露出を増やすのか」という話になります。

　そもそも正攻法としては、ランキングに載ること。これはカクヨムでもなろうでも同じで、大きくPVが伸びる大前提ではある。

　……ただし、「そもそもランキングに載るための☆やポイントが入るほど読んでもらえないんだ！」という叫びが聞こえてきそうですけれどね。

　とりあえず、正攻法について。

　まず、おもしろい作品を書くこと。

　……「それができたら苦労せんわーい！」って突っ込みは、ごめんなさい、放置で。そもそもおもしろくなかったら、1話で離脱ですし。

　まずはなろうから。

　タイトルは長文であらすじ込み。普通のあらすじはあらすじで丁寧に書く。その上で書き溜めておいた話を一挙投稿するのが「なろう方式」です。

　以前とはランキング関係の表示がいろいろと変化したので、難しい部分もあるけれど、トップページが「週間ランキング」だから、一挙投稿は１週間をメドにしておくといいはずです。

　投稿時間は、朝、昼、夕方以降、で、考える。

　朝は通勤・通学の時間で読めるタイミングだから、６時とか７時になるはず。

　昼はお昼休みだから１２時とか１３時くらいかな。

　夕方は１７時以降で、だいたい、ずっと読まれる感じ。

　なろうの場合、更新された連載作品という項目で10作品、トップページの中頃で表示されている。

　一挙投稿は、ここでの露出狙いだから、同じ時間に何回も投稿するのではありません。

　そのへんの「一挙投稿」という言葉からの勘違いして、同じ時間に何話も投稿するなんて失敗をしないように。

　1日3話でやるのなら、朝6時、昼12時、夕方18時、という感じでしょうかね。

　よく言われるのは定時の1分ずらし、2分ずらしがいい、と、なろうではされています。

　最近、私はもうなろうとはかかわっていないので、今もそうなのかは自分で調べてみてください。

　そうやって少しでも読まれて、ランキングを駆け上がればPVは伸びますよ。

　……なんでなろうの話を書いたのかは、またあとで。

　続いて、カクヨムの正攻法は、タイアラとキャッチ、ですね。

　タイトルはなろうとそんなに変わらないですが、「キャッチコピー」でどれだけ読者をひきつけることができるか、というのがカクヨムとなろうの違いでしょう。

（私はそこを頑張ってないので、参考にしないで下さい。私のタイトルとキャッチは間違ってますから。）

　カクヨムでは、なろうのような一挙投稿は、あまり効果的とは言えません。せいぜい、初日だけの複数話、でしょうか。

　これはカクヨムのトップページの構成によるものです。また、星の付け方も関係しています。

　カクヨムでは、「注目の作品」というピックアップがトップページの一番目立つ、上の方にあります。だから、ここに載せることが作品の露出として重要になります。

　このピックアップは、「前日に☆が入った作品の中からランダムに、読者の読書傾向に合わせて」いるという話です。

　そして、カクヨムで☆を入れられる部分は、作品のトップページの下の方か、作品の最新話を読み終えたあとの下、にある訳です。

　1日に複数話の更新をすると、☆を押すタイミングが読者から遠ざかるんです。分かりますよね？

　だから、一挙投稿で1日に何話も更新するよりも、毎日更新で1話ずつ、☆を押すチャンスが読者の目の前に存在するようにしましょう。

　ピックアップされたら、読者の読書傾向に沿っているので、読まれる確率が高い。そして、☆をもらえる確率も高い。だから、それがランキングにつながるということになります。

　なろうは一挙投稿、カクヨムは毎日1話更新。そうする理由はトップページにある。

　ご理解頂けたでしょうか？

　ここまでの内容が理解できたのなら、自分でトップページを分析されるといいと思います。何か、発見があるかもしれません。

つづく。