私的な創作への騙り ～相生の毒白～

第61話 2024年1月15日 2023年11月のリワード確定、気になることが…… ～ギフトリワードに異変あり！？ まあ、カクヨムにはブラックボックスが多いし～

　カクヨムにはたくさんのブラックボックスがあります。

　例えば、ランキング。

　比較対象が「小説家になろう」なので、そのブラックボックスぶりはすごいことになっています。

　まあ、「小説家になろう」のランキングはシンプルですよね。評価ポイント×２＋ブックマーク数×２の「総合評価」ポイントの数値の多い少ないでランキングが決まります。

　2024/1/15の19：08のジャンル別現実世界日間のランキングは、1位 584pt、2位 572pt、3位 472pt、4位 352pt、5位 340ptという感じ。うん。分かりやすい（と私は思う）。

　一方、カクヨムのランキングは、☆やフォローなんかが、関係している、と、言われています。詳しくはご自分で調べてみて下さい。私はもう、そこにあんまり意欲がないので……。

　2024/1/15の19：10のラブコメの週間ランキングは1位 ★1,962、2位 ★1,295、3位 ★856、4位 ★4,858、5位 ★9,320という感じ。うん。4位、なんで？　さらに5位、もっとなんで！？

　……正直なところ、ランキングという名を付けた「ランキングではないナニカ」なんじゃないのかなぁって感じです。

　まあ、私の場合、カクヨムのランキングに「コンニチハ！」するところには達していないので、ランキングについて何を語っても負け惜しみではあります。どうもすみません。

　とにかく、カクヨムのランキングは何をどのように計算しているのか、よく分からない。見えない部分が多い。それを「ブラックボックス」と呼んでいます。

　まあ、ランキングはカクヨムの魅力ではないので。

　たぶん、そこはある意味ではどうでもいいんですよ、きっと。

　ランキング以外も、公開されていない計算式はあります。ロイヤルティプログラム関係はいろいろとブラックボックスですよね。

　これまでもこのエッセイで「広告表示しないPV」とか、存在していることを紹介してきました。

　また、ユーザによって広告表示PV＞アドスコアだったり、広告表示PV＜アドスコアだったり、する訳です。でも、どうしてそうなってるのかは、分からない。「ブラックボックス」だから。

　……まあ。この部分についても、カクヨム運営さまがこのサイトを運営して得た収益を、ユーザに還元して下さっている部分なので、どのような計算式を使っていたとしても、本来、もらえないはずのものを頂いているのだと考えれば、何も言う資格はないのかもしれません。

　とはいえ、気になる。

　気になるものは気になるのです。私が「私、気になります」とか言っても可愛さは欠片もありませんけれど、気になります。もちろん、私が言っても、ホータローは解決してくれませんし。

　さて、それで、1/15に連絡があり、2023年11月のリワードが確定したんですよ。

　では、ドン。赤裸々な数値が嫌いな人はブラウザバックをお願いします。

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2023年11月のリワード確定（2024/1/15）

広告表示ＰＶ　597105

アドスコア　780014

広告リワード　28915

ギフト数　342

ギフトリワード　46558

アドスコア－広告表示ＰＶ　182909

アドスコア÷広告表示ＰＶ　1.306326358

広告リワード÷広告表示ＰＶ　0.048425319

広告表示ＰＶ÷広告リワード　20.65035449

広告リワード÷アドスコア　0.037069847

ギフトリワード÷ギフト数　136.1345029

広告リワード＋ギフトリワード　75473

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　相生作品をいつも読んで下さって、誠にありがとうございます。

　また、いつもギフトを贈って頂き、サポーターになって頂いて、ありがとうございます。お陰で生活がとても楽になります。みなさまに心からの感謝を。

　……この半年くらいの間で、カクヨムでどれぐらい稼げるんだ？　と聞かれたり、きっとすんごく稼いでいるに違いない、うらやましいなぁ、とか思われてたりしているので、がっつり公開してみました。

　1リワード=1円なので、11月分は7万5473円ですね。

　副業としては、とても、ありがたい金額です。

　ただ、これを本業として生活しようと思えば、なかなか厳しい生活になります。総務省が出してる平均支出は16万円ですからね。9万円くらい足りないですよ。平均的な日本の生活では。

　では、内容を確認していきます。

アドスコア－広告表示ＰＶ　182909

アドスコア÷広告表示ＰＶ　1.306326358

　うーん。広告表示PV＜アドスコアで、だいたい18万くらいアドスコアの方が多いですね。

　私の場合、アドスコアは広告表示PVの1.3倍ですね。これについては、以前のエッセイで、広告表示しないPVが関係しているのではないかと推測しています。

広告表示ＰＶ÷広告リワード　20.65035449

　広告表示PVが、だいたい20PVか21PVで1リワードです。広告表示しないPVを含めるとどうなるのかは、もうデータをとっていないので不明。すみません。

広告リワード÷アドスコア　0.037069847

　11月分の広告リワードは、アドスコアの3.7％なので、今までよりも換金率は高い気がします。

　確認してみましょう。

　6月0.031、7月0.031、8月0.033、9月0.038、10月0.030、11月0.037……という感じ。9月の3.8％に次いで高い数値ですね（四捨五入ではなく、切り捨てで計算してます）。

　このへんも、ブラックボックスですね。まあ、その月のカクヨム全体の広告収入に左右されるので、そういうものだ、と納得できる部分ではあります。

ギフトリワード÷ギフト数　136.1345029

　ギフト1つで136リワードですねー。

　……って。あれ？

　なんか、あれ？

　待って待って。ちょっと待って。

　今まで、140ぐらいだったと思うんだけれど？

　確認！　確認しないと！

　緊急データチェック。6月141.7、7月147.4、8月143.7、9月143.3、10月140.2、11月136.1……って。今まででの最低値を記録……。がっつり下がってる！？

　何があった！？

　データ確認を！

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6月～11月までのギフト数、ギフトリワード、ギフトリワード÷ギフト数

6月　232、32880、141.7241379

7月　360、53067、147.4083333

8月　341、49008、143.7184751

9月　313、44861、143.3258786

10月　335、46969、140.2059701

11月　342、46558、136.1345029

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　おおう。大惨事。

　8月よりもギフトは1つ、増えているのに、リワードは約2500リワード、少なくなっている。

　10月よりも7つ、ギフトは多いのに、400リワード、少なくなっている。

　……マジですか、運営さま？

　まあ、4万リワードも頂いていれば、そのことに感謝するだけ、ではあります。

　とはいえ、気になる。気になります。気になるんです。

　……まあ、答えは出てるな、たぶん。

　2023年11月といえば、アレです。アレが原因ですね。

【KLP4周年記念キャンペーン】 愛され作家No.1決定戦 第3弾！30,000リワードを獲得できるチャンス！

　間違いなく、これがゲンインデスネー。

　思わずカタコトになってしまうくらい原因がはっきりしてた。

　……ふふふ。キャンペーンを実施したことによって、現実的にはリワードが減っているとは。

　まあ、私の場合、最終的に2位に入ったらしいので、そのボーナスリワードで大幅に増加することにはなりますから……。

　逆に言えば、ボーナスリワードがもらえない方は……え？　どうなるの？

　じゃあ、なんで、キャンペーンを実施したことでギフトリワードの換金率は下がったのか。

　あっさりと思いつくものがふたつ。

　ひとつ目。キャンペーンのプレゼント用の資金がここから用意されている可能性がある。

　ふたつ目。追加オプションのギフト10個1400円がたくさん利用されたことが原因。

　このふたつの可能性が濃厚かと。

　ひとつ目は、もし、そういうやり方をしてたら、それはこうなりますよね。その前の月まではユーザに分配していた部分から、プレゼントを用意すれば、当然、分配は減るに決まってる。そういうことです。

　ただし。

　キャンペーンの結果として、そのプレゼントをもらえた人はともかく。もらえなかった人にしてみたら、「それならキャンペを打つなよ……」と思ってしまう結果なのではないでしょうか？

　ひょっとすると「愛されてないヤツには、リワードを減らせとでも……？」なんて、呪言を吐き出してしまう可能性だってあるかもしれない。怖い。

　……2位に入った私が言うのはなんですが、あのキャンペーンって、正直、どうなんだろうとは思ってしまうキャンペーンではあります。おまえがゆーな、と言われそうですけれどね……。

　ただ、ひとつ目のやり方は、あまりにも露骨なので。

　このやり方はしないで、プレゼント用の資金を用意している可能性は、あります。そうするとカクヨム的には広告収入が基本ですから、そこから、ということに。

　だがしかし。

　2023年11月の広告リワード÷アドスコアは、0.037と、6月から11月までの半年間では9月の次に高い数値となっております（ユーザによる個人差がある場合は分かりません。基本、ブラックボックスなので）。

　普段よりも広告リワードの換金率が高い。これでは、広告収入からプレゼント用の資金を用意したと考えるには……無理がある気がします。ここが低くなっていたら、あーあのキャンペの資金で目減りしたのかぁ、とか、考えるのですが……。

　ひとつ目のやり方でやってる可能性は、ありますよね……。

　そして、ふたつ目です。

　犯人はキミだ。追加オプションのギフト10個1400円くん！

　これもまあ、サポパスの仕組みから考えると、そーなるよねー、というものではあります。

　まず、サポパスのプランは、

　ライト、480円、毎月ギフト1個

　スタンダード、740円、毎月ギフト3個

　デラックス、1,700円、毎月ギフト10個

　という、こういうプランがあります。これに追加オプションとして、

　ギフト1個150円

　ギフト10個1,400円

　という課金ができます。失礼、「購入」できます。

　単純に追加オプションのギフト10個1,400円は、ギフト1個140円です。そこからユーザに140円を割り振ると、運営には何も残りません。当然、リワードは140円より少なくなる、と考えることもできます。

　読者が推してる作家を推し出すために、「ギフト10個1,400円」を利用するのは、そういうキャンペーンだから。私だって本好きの香月先生がこのキャンペに出ていたら……。

　推すに決まってんだろっっ！！

　実際、トップ10入りされた「愛され作家」の中には、サポーター1人、という方がいました。どう考えても「ギフト10個1,400円」を利用しているはずです。10個どころか、100個くらいは。

　私も、このキャンペの期間中、複数のギフトを贈って下さった方が数名、いらっしゃいます。当然、他の方にも、そういう推し活をしているサポーターの方はいらっしゃるはずです。

　ところが、「ギフト10個1,400円」を利用すればするほど……作家が受け取るギフトリワードは減少していくという……推し活がいつの間にか惜しい活動に！？

　……それって、ある意味では、その作家を推している読者の気持ちを裏切っていませんかね？

　まあ。本来なら、頂けないはずのものを、頂いているのです。そのことに素直に感謝しなさいよ、と言われたら、はい、と答えるしかありません。

　ただ、このキャンペーンについては、やっぱり、どうかと思うワケです。運営側の、営業的な視点から見たら、まっとうな手立てだとは思いますけれど……。

　実態として、8月にギフトを341個、頂いて、49008リワード。

　それに対して、11月にギフトを342個、頂いて、46558リワード。

　サポーターのみなさまからの「お気持ち」であるギフトは増えているにもかかわらず、リワードは減少しているという現実。

　それが……その原因が、あのキャンペーンにあるとしたら。

　やっぱり、どうかと思うんですよね。

　だって、普通、「キャンペーンをしたら増える！」というイメージではないですかね？　これ、私が常識に欠ける異常者だから？

　まあ、気になるものは、気になって仕方がないと、そういうことです。私は、あのキャンペーンは「巻き込まれた」という印象が強いので。

　どうもすみません。