第28話 2023年4月 相生、旅エッセイを書き始める ~『旅路の徒然 ~おい、相生。その程度で旅人を気取るたぁ、てめぇはまだまだ、蒼い!~』を語りたい~
人間、いつ、死ぬか、分からない。
……うわっ。おっも。重すぎる。なんだこの書き出し。
でも、これ、真実。
親が、介護が必要になって、動けない姿を見せた時、いつかは自分も……と思うんですよ。
人間、いつ、動けなくなるか、分からない。
だったら、やりたいこと、やった方がいい。
そういうことで、日本国内で、泊まったことがなかった都道府県、ぜーんぶ、泊まってきた。相生は。長期旅行で。2022年の7月のことでした。
ちょうど、『フォレスター子爵夫人の成り上がり』をなろうで連載していたタイミングとカブってますね。あれをほとんど書き終えて、予約投稿をしてから旅立ったので。
なんでそんなことをしたのかって話は、また、別で。旅エッセイに書いてるから。
相生は旅行大好き。鉄道大好き。乗り物大好き。子どもか。
で、ふと。
冒頭の、いつ死ぬか分からないってことを、考えたんです。
……書き残そう。せっかく、こうやって書く場所が提供されてるんだから。
そう思った相生は、書き始めました。
旅エッセイを。
それが、『旅路の徒然 ~おい、相生。その程度で旅人を気取るたぁ、てめぇはまだまだ、蒼い!~』です。
最初は短編としてなろうに投稿したんですよ。短編として。
だって、短編の方が読まれるからね。なろうは。今まで散々書いてきたけれど、なろうは短編勝負だから。
で、4つ目を書いて、ふと、マイページを見た時に、気づいてしまった。
……作品一覧を旅エッセイが埋め尽くしてる!?
いや、もう。それはそれでいいって人もいるかもしれない。
でも、相生はもう、なろうで「作者読み」をする人たちがいるって、知ってます。だから、この事実に気づいた時は焦りました。
だって、「作者読み」で作者名のところをクリックしてこのマイページにやってきてくれた人、肝心要の小説を発見できなくて、ブラバしちゃうでしょう? それはダメですよ、やっぱり。
もちろん、旅エッセイだって読んでほしいんだけれど、それよりもやっぱり小説なんですよ。「小説家になろう」で書こうとするくらいなんだから、小説家になりたいんです。
旅エッセイは書き残したい。でも、作品一覧は小説が目立つようにしたい。そんな我儘な人間である相生。
だったら、解決策はひとつ。
旅エッセイの短編投稿は止めて、連載に切り替える。これしかない。これなら、旅エッセイは作品一覧の枠、ひとつ分で済みますからね。
ところが、まあ、予想通りではあるんだけれど、短編投稿ではなく、連載形式にすると、これがまあ、見事に読んでもらえない。なろうは連載作品がとにかく読んでもらえません。泣きたくなるくらいに。
ただでさえ、なろうのエッセイは過疎ジャンルで、1000ptもあれば週間1位になっちゃうような、月間でも1位が狙えるような、そういうジャンルです。
そもそもそういう読者が少ないところで、しかも連載とか、pv的には終わってます。
でも、いいや。書き残したいから書いてるんだし、読んでもらえなくても、別に書くことを書き切るまでは書くだけだし。
エッセイは小説と違って、自分の体験や、自分の思考をそのまま表現できるので、心身を削るようにしてのめり込んでひとつの世界を創り出していく必要がない。
書くストレスは極端に低いんです。書く喜びは大きいのに。あの時の旅行を追体験しながら書けるんですからね……ぐふふ……。
自分がこれまで生きてきて、その中で楽しいと思っている、大好きなことを書き残す。
最高の文筆活動じゃないですかね?
実際、ほとんど読んでもらえないのに、なろうの予約投稿は何か月も先まで済んでる(2023年4月で8月まで予約していました)。
でも、そのわずかな読者さんは、あったかい……本当にあったかい感想を残してくれて、私もそれに返信をして、まるで交換日記のようですよ。お互いに旅行好きですからね。書いてる私も旅行好きで、読んでる読者も旅行好き。
……ポイントが増えて、ランキングが上がって、pvが増えると、なろうでは、なろう感想トラックが事故を起こしにやってきますからね! 怖い!
でも、旅エッセイは、基本的に読んでもらえない代わりに、読んで下さる人は、そもそも旅行好きな訳です。つまり、相生と共通の趣味を持つということですね。
共感的理解は一番の心の安定に繋がるものです。
カウンセリングとかで使われる言葉ですよね。共感的理解。
いやぁ、旅エッセイ、いいですよ。マジで。
……読んでもらえたらもっと嬉しいけれど。
おっと、ちょっとだけ本音が漏れちゃった!
いけない、いけない。漏らすのはダメだよ。もう大人だし。我慢、我慢。どんなボスモンスターが相手でもしっかりと我慢ですよ。
本来、「小説家になろう」が求めていた形って、この旅エッセイで実現できてるんじゃないかな?
別に「なろう」の運営は、なろう感想トラックを暴走させたいワケじゃないだろうし。
作者と読者の、心温まる交流の場としての、ネット小説のプラットホーム。これこそがなろう運営が求めていたものだと思うんですよね。
……なんでこんな魔境になっちゃったんだろうねぇ。匿名性の高い、ネットの闇、そのもの。ネットリテラシーの低さもあるかも。私も、他人のことを言えないだろうし。毒持ち作者だから。
実際、リアリアは感想に返信しない方針にしてて、それなのにバンバン感想が書きこまれて、調べてみたら、同ポイント帯で、似たような文字数の他の作品と比べたら、異常に感想数が多かったりしたんですよね。それが、あの、なろう感想トラックを呼び込んだのかもしれませんね。
それと同時に連載していた旅エッセイでは、相生は感想に返信を書くんですよ。割と長文で。質問されたら、その質問に答えて、また、そこに感想が返ってきて。
いや、もう、これ、マジで交換日記だな!?
相生の持つ毒がちょびっと混ざった旅エッセイ『旅路の徒然 ~おい、相生。その程度で旅人を気取るたぁ、てめぇはまだまだ、蒼い!~』は、カクヨムでも連載してます。
https://kakuyomu.jp/works/16817330659787365640
コメントを書き込んだら、相生からの返信があるかも? ま、あんまり期待しないで下さいね。
……まあ、旅エッセイを書くことで、旅行費用が確定申告の時に経費で処理できるよねって、真っ黒な本音もあったりとか。
あ、残念ながら、なろうに限らず、カクヨムでも旅エッセイはあんまり読んでもらえませんので。でも、これは、そこじゃないんだよなぁ……。
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