第9話 2021年10月 相生、ネット小説ではない公募にチャレンジ ~HJ小説大賞2021中期未発表新作部門~(2)
ところが。
相生は知りました。
……規定枚数で物語をきっちり終わらせるって難しい。
いや~。あと10枚ってところまで頑張って、今さらなんですけれどね。
80枚以上130枚以下で、そこを狙ってちょうどいい感じに物語を終わらせるって、逆に難度が高くないですかね? 思うがままに書いたら絶対無理ですよね?
どんなに丁寧にプロット立てても、文字数とか枚数とか、予測不可能だと思うんですけれど? これ、私だけですか?
書きたいことを書きたいように書き進めたら、絶対に枚数オーバーになりますよ。
でも、書きたいのに書かないのも、書いたことをがさっと削るのも、とっても苦しいんですよ。
まあ、そもそも、1カ月足らずのやっつけ作文が一次選考を抜けられるのか、という、大問題がありますし……。
10/28の0時20分頃、81枚目。これで規定枚数は突破。あとは130枚までに終わらせなければならない。
もはやコロナワクチンのお陰で秘儀仮病休暇が取り放題。28日も休むと決めた。26日に無理して仕事に出て、真っ赤な顔を晒したお陰でばっちりだ!
そして、10/28の23時30分頃。96枚でなんとか仕上げました。
まだ、横書きを縦書きに修正するとか、ページ数を付けるとか、梗概(あらすじですね)を800字以内でまとめるとか、応募のための作業はあるけれど、一応、書き終えました。
人間、やればできる(ただし、様々な迷惑は周囲に及ぼしたとは思う)。
でも、仕事場にバレたらやべぇ~……。
10/29は、縦書きへの修正で半角算用数字に四苦八苦。なんで半角だと数字が横になってんの……。
あと、作品の最初から最後まで全部を、800字で再表現するのって、激ムズ。これは大変だわ。マジで。10万字の要約。このあらすじで興味を持ってもらえなかったらダメだし。
でも、10/29の夜にはそういう作業も終了。応募しました。間に合った~……。
なんというか。
小説を書くって、「ひとつの世界を創る」ことですよね。
本当に大変なんです。
それを短期間に詰め込んでやったもんだから、頭の中で書いた作品のキャラが書き終わっても暴れ回ってて、動き回ってて、他の作品が書けそうにない。
でも、未発表新作は、発表しちゃダメだから、書いたとしても当分の間は発表できない。
規定枚数におさめるために主人公視点で貫いたけれど、メインストーリーの裏で起きてたこととか、もうどこにも書けない。
……書きたい意欲が発散できないと、賢者タイムがやってこないんですけれど?
書いたからには発表したい。でも、すぐにはできない。これ、けっこうツラいですね。
発表できないから、続きも書けない(この時に気が済むまで書いておけばよかったんですよね。今考えるとそれが正解でした)。
いや~、ネット小説だと、タグひとつで済ませられる公募が、こんなに大変な作業だとは……。
それでまあ、発散できない分、もんもんとしながら、気が抜けていくのを待つうちに。
いわゆる燃え尽き的なアレですね。
書きたい気持ちを無理矢理おさえた結果、逆に書けなくなるという……。
まあ、いい。全ては評価シートのため(あ、もちろん、最高なのは賞がもらえることですけれど)。
それでも、ぼちぼちと、黒歴史ノートに思いつきをメモとかしながら、旅行に行ったり、旅行に行ったりして、年越しもして。
短編でなろうのジャンル別ランキングを目指したりとかもして。
そして、2022年、1/17に、一次の発表があって……。
相生、一次選考、通過したってよ。やっふぅ!
やりました。あの1カ月の苦行が報われましたよ。
ただし、評価シートを送って頂けるのは二次選考終了後、ということで。まだまだ当分は、お預けとなります。
一次の発表まででさえ2カ月半も待ったというのに、さらに待つ仕様でした。
残念ながら、評価シートの一番下に、「評価内容の公開はご遠慮ください」とあるので、その内容を外に出すのはダメなんですけれどね。内緒です。
……自分の力量を知るには、HJ小説大賞の「未発表新作」部門、アリだと思います。
これで、相生が書き手として、何が足りないのか、編集側のプロ目線で教えて頂ける機会がもらえます。完全に他人が読んで、それが商業的に足りてるのか、足りてないのか、ガチで評価しているワケですよ。
ああ、早く二次選考終わって評価シートが来ないかなー。
そんなことを1/17に思っていたんですがね。
評価シートが届いたのは3/4でした。
応募は10月末ですからね~。
いや、だいぶ間があるよね~。
でも、その内容はとてもありがたいものでした。ここで書くことはできませんけれど、相生自身のレベルアップに繋がる内容でしたよ。
あと、自分の力量が数値化されてるのも良かったです。文章だけだと、客観視する前に反論しちゃうかもしれないけれど、数値化されたら黙るしかない……。
テストで数学が100点満点中45点! みたいな、ズバッとしたレス。
相生が小説家を目指すにあたって、現在は50点満点中、〇〇点だと、それがはっきりと示されたワケです。
厳しいんだけれど、ありがたい。
自分が数値化されちゃうってすごい。
一次通過レベルの作品が必要、というハードルはありますけれど、みなさんもHJ小説大賞の「未発表新作」部門、狙ってみてはどうでしょうか?
ちなみに相生は、2022年もこれに応募しました。それこそ、現在連載中のリアリアで応募しました。1章と2章、それぞれ別作品として、2作品での応募でした。
……で、リアリアは一次も通らずに落ちたワケです。はい。評価シート、ほしかったですねー。
ただ、2021年の時とは違って、リアリアについては、応募した後も、その続きを書き続けました。年末まで、です。自分が書きたい気持ちを消化できるまで、書き切ったんですよね。それが4章その2までと、その3のはじめらへんまでで、その3のはじめらへんでエタった、と。
まあ、そのお陰で約半年間も、ほぼ毎日更新ができたと思えば。
それもアリかもしれません。
さあ、自分の力量を知りたいあなた!
キミもHJ小説大賞の「未発表新作」部門にチャレンジしよう!
(そもそも、評価シートではなく、賞を狙えよ、って話ではある。)
……あれ? 自らライバルを増やしてどうする?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます