第6話 2020年6月 相生、後の代表作を書き始める ~『アインの伝説』について語りたい~(3)
あとは、あれですねー、モチベ下げの感想もたくさん頂きましたねー。
中でも強烈なのが、『めちゃくちゃ気持ち悪い。この主人公、ゲーム知識とったら長所が何一つ見当たらない薄っぺらいキャラ。ハーレムタグも付けない規約違反を放置するくらいの作者の作品だからかキャラ達から気持ち悪さが滲み出て、作者の趣味思考言動がリンクしてると考えるとこの主人公が創作されたのも納得だな』って、これですかね。
なんか、否定するのに『薄い』っていうのはキーワードなんですかね? 『薄めたカルピス』とか。まさかの同一人物? この方は既になろうを退会しているようですけれど。
ちなみに「ハーレム」タグが規約違反というのは言いがかりですね。必ず設定しなければならないタグって? 意味不明でした。
そもそもこういう感想を書く方が規約違反なので……おそらく退会ではなく垢BANだったのではないかと思っています。他の好意的な読者さんが通報して下さった可能性を感じています。
面白いですよね。人間って、自分が一番よく見えない。鏡があったとしても。
もちろん、相生もそうですね。気を付けよう。
この時は、どんな感想が書かれたとしても、ランキングチャレンジに夢中で、ひたすら書き続けてましたね。ラストはイメージできていたのも大きいのかもしれません。
勢いって大事。
それで、本当の「完結ブースト」、つまり、完全に完結してからのブーストですけれど、それまでにたくさんポイントを頂いていたので、そこはあんまり伸びてないという……。
逆に言えば、たくさんの読者さんと一緒に完走した感じですね。
最終話の感想を見ると、そんな感じです。
なろうで長編連載を読んでもらえるかどうかは運ゲーである。これは変わらないと思います。
なろうは短編。短編勝負です。
長編連載はカクヨムでぜひ!
さて。
なろうと言えば公募です。
ネット小説大賞――いわゆるなろうコン――をはじめとする、多くの公募がなろうには用意されています。
HJさんも、集英社さんも、一二三さんも、アースさんも、スクエニさんも、その他、たくさんの公募がなろうでタグをひとつ書き込むだけで応募できます。
やっぱり複数の出版社の公募があるのは、なろうの最大の特徴だと思います。
どうしてもカクヨムはカド〇ワさんですし、アルファはアル〇ァですから。ノベプラとかもそうでしょうね。
公募を目指すなら、なろうが一強です。
ただ、公募がたくさんあるからといって、公募で受賞できるかといったら、そう簡単なものでもないのは当然ですよね。
相生の代表作である『アインの伝説』は、本当にたくさんの公募のタグを書き込んできました。だって、相生にしてみたら最高ポイントを獲得した作品です。もっとも期待できるワケですよ。
でもですねー、一次は通っても、二次には残れない感じ。
何度も何度も、一次は通って、次には残れない。これを繰り返したワケですよ。
公募タグで小説を読もうの検索にかけると、公募に挑んでる作品がずらっと並ぶんです。そこで「総合ポイント」のソートをかけたら、ポイント順で確認できる。
実際、『アインの伝説』は5万ポイント以上あるワケで、公募に挑んでる作品の中でも上位にくるんです。1ページ目に入るんです。
でも、通らない。残らない。一次まで。一次は通っても次はない。
ポイント的には、十分なんですよ。なろうの中ではそれなりに読んでもらえてるんです。あとがきのクレクレとかめっちゃ頑張ってましたけれど……。
でも、落ちる。
そうすると、何が足りないのか、というのが気になる。気になるんです。
ある程度、自分の作品のダメなところというのは、相生にだってわかります。でも、あくまでもある程度なんですよね。
感想で厳しいことを書かれていたとして、確かにと思うこともあれば、だから何なの、と思うこともある。
本当にほしいのは、プロ目線、編集目線の、他者評価なんです。客観的評価なんです。
でも、それはなかなか手に入らない。
自分に足りないものは、ぼんやりと分かっているけれど、そこをどうしたらいいのか、までは自分だけでは見つめられない。それができるんなら、とっくにデビューできてると思う。
なろうは公募がたくさんあって、チャンスが多いから、なろうから作品を完全に消すのは愚策だと思うけれど、公募で最後まで残れる実力を磨く方法はなかなか見つからない。
ここが、難しいところですね。
……最終的には『アインの伝説』については新人コンの佳作を頂きましたので。足りないものはあるけれど、あと一歩なんだ、と。そう思えるようになりました。佳作って「賞」の字が、ないですし。でも賞金がもらえるという。
カクヨムへのお引越しも、この佳作での賞金で、どうせ確定申告しないとダメなんだから、カクヨムのロイなんちゃらも登録すればいいや、と真夜中のテンションで規約を読みながら考えたという点もあります。実は繋がってるんですよね。
まとめ、というほどでもないです。
相生のプロットの立て方は、短文の箇条書きの起承転結。
その短文の中に、さらに起承転結の短文を箇条書きしていく。どんどん、どんどん、細分化された起承転結が増えていく。
その中で書きたい気持ちが高まった部分は、もう先に書いちゃうという部分的パンツァー体制。
プロッター+パンツァー÷2、ですね。
おそらく、書きたい気持ちが高まった部分は、その小説の見せ場となる部分かと思います。
見せ場、大事。重要です。
この見せ場までは書き続けるという、モチベにもなります。
あとは、外的要因の動機付けですかね。
この『アインの伝説』だったとしたら、ランキングへの挑戦でしょうか。
ランキングの上位に入りたい、という意欲が執筆を続ける原動力になりました。
言い換えると、評価されなかったらモチベはどんどん消えていくんですよ。内的要因の動機付けが足りない状態とも言えます。
それと、細かい設定の準備、ですかね。
色々と設定を作っておくと、それを利用しなかったとしても、書いていく中でちょっとしたソースとして利用できる場面がたくさんあります。
100万字オーバーを書き切った経験で語れることは、これくらいかもしれません。
なろうにおける戦略については文中で語ってますので。
今、カクヨムで『アインの伝説』は毎日更新中です。よかったらご賞味下さい。スルメ小説とか言われたこともあります。何度も何度も噛んでしまうそうです。噛み噛みですね。ま〇いちゃんでしょうか? おまわりさ~ん、こっちで~しゅ。失礼、噛みました。
『アインの伝説 ~気づいた時にはもう遅い? 転生したら滅んだ村の生き残りで、勇者の幼なじみなのになかなか名前を思い出してもらえないという極めつけの脇役だったんだけどさ、どうしたらいいと思う?~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054917582129
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