「~べき」な作品なんてないよ
しばし倒れていました。咳が止まらず処方された薬が体に合わずバッドトリップして凹んで夏バテしてました。皆さん体調にはお気をつけください。
さて、人が体調不良で伏せっている間にもいろんなことがあったようです。それを見て何となく思うことを書いていきます。
元々この犬書きエッセイを書き始めた動機は「Web小説で成功するためには~べき!」みたいなのを律儀に守って摩耗している人を見たので「そんなわけないじゃーん!」という事が言いたかったということなのですが、やっぱりそんな傾向は世の中に存在しているなーとは思うのです。
例えばちょっと前に燃えた「プロローグ不要論」なのですが、個人的にはナンセンスだとしか言いようがないのです。
そもそもプロローグ不要論の根拠が「プロローグに変なポエムが設定されがちだから、プロローグがある作品はつまらない」というもの。その傾向は確かにあるし、「変なポエムはよせ」というのはわかる。
でも、それはプロローグ不要論とは別の話だよね?
ぶっちゃけプロローグ不要論を律儀に守る人には「第1話」と称して変なポエムがぶち込まれるだけだし、正確に言うなら「プロローグ不要」ではなく「変なポエムはよせ」でしかない。
だけどさ、その変なポエムが実はめっちゃ大事な伏線だったらどうする?「変なポエムだ!ブラウザバック!」とバカにしてたら変なポエムを乗り越えた瞬間めちゃくちゃ面白くなるかもしれないじゃん。
読む気が無くなるのはわかるけど、だからといって作品を全否定するのはどうなんだと思うわけ。「僕は読む気がなくなるなあ」というのはわかる。でもそこから「Web小説にはプロローグを付けるべきではない」となるのはおかしい。
そもそもそういう枠組みからWeb小説は自由であるべきで、「読まれないから~はしないほうがいい 」というのは表現の幅を狭めると思う。拙い表現も増えるけど、その代わり思いもよらない表現に出会えるのがWeb小説。書籍化なんか目指さない人もたくさんいる。
書籍化より自分の表現を追及したい人に「書籍化こそ正義!あなたの作品は書籍化に向いてない!」なんて無邪気な感想が来るのもどうかなー、とは思うのよ。好きに書け!みんな好きに書いていいんだ!
次回、なろうテンプレについて考えてみます。それでは自由に書きましょう。
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