カロリーゼロで文章を書く

カロリーゼロで書くことを目標に書くこの創作論風エッセイ。カロリーゼロって何かという話をします。


つまり何も考えないでただふぁーっと書く。このくらい書いたらどんな風にまとめようかとか、あとひとつくらい例え話挟めるかな、とか。そういうのを体感で掴んで、文章を作成するときに無意識で行えるようにする。そういう感覚を身につける。


例えば、今の世の中何でもググれば出てくるし、AIに尋ねればすぐ解決出来そうなことは多い。じゃあ全てを機械任せにしてもいいのかと言えば、そんなことはない。暗算だって速いに越したことはないし、医療現場など一刻を争う事態で「えーと、何だっけ」と辞書をひいていては始まらない。やはり人間の体に叩き込むのがいいのである。


文章を書く時も同じで「ですますで統一するべきかしないべきか」「一人称のブレは説明出来るのか」「一文が長いから切るぞ!」みたいなのは考えなくても出来るくらいになってるとラクです。ついでに「今誰が誰に語りかけているか」「このシーンに何人人物がいるのか」「このキャラはこんなこと言わない」などもプロットを首っ引きにしなくてもスラッと書けるとかっこいいですね。


そうなるためには、やはり書く訓練が必要になってくる。まずは自分のことを客観的に捉える訓練。次に気象や社会情勢など大雑把に捉える訓練。そしてそれを適切に日記に書く訓練。そう、日記は大事。カロリーゼロの文章の正体は日記なのです。


文章力上げたい人、真面目に日記を書くことをオススメします。例えば最近だと豪雨災害がまた発生して、どう思いましたか?自分の考えのほかに、自分のキャラならどう思うと思いますか?そんなことを余計なことを何も考えず、つらつらーっと書きましょう。余計なこととは、「こう書いたら叱られる」「どうせこう書かないと読んでもらえない」とか

そういう見栄えを気にする考え方です。どうせ日記なんて誰にも見せなくていいんです。


このWeb全盛の時代だからこそ、非公開で好き勝手書き殴る練習も必要だと思う。ゆるゆるっと、すらすらっと、思うまま気ままに、わーっと書いておしまい。何かあったらネタとして取り出す。そういう文章を書けると人生は悪いものでは無いと思う。



次回は収納の話です。収納と小説の関係、本棚の話じゃないですよ。それじゃのんびり書いていきましょう。

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